はじめに
- 性的な行為に対する嫌悪感→本稿にて紹介
- 自身の性に対しての嫌悪感→自己嫌悪参照
概要
性嫌悪者は一般的にR-18に触れる行為(性行為、ディープキスなど)を露骨に嫌い、性的接触を極端に避ける…わかりやすく言えば「性に対する潔癖症」である。必ずしも先天的な性質によるものとは限らず、性交時において味わった身体的・心理的苦痛や性的虐待などの後天的な要因（要は性絡みのトラウマ）で生じる場合も多い。 現代人なら（人に見られるのを嫌がったり等）少なからず誰しも持っている、ある意味現代病とも呼べる物である。
性嫌悪は性行為や性的な事柄に関する個人の好き嫌いの一種で、それ自体は必ずしも病的なものではなく、日常生活で支障がなければ、無理に解消しようとせずに性愛から距離を置いて過ごす事も可能である。しかし性愛は恋愛や結婚につきものであるとされ、それを攻撃的に排除したり、侮辱する態度や言動で周囲との摩擦、トラブルの原因になる事もあり、度が過ぎると性の不一致による離婚や、相手を一方的にセクハラで訴えたり、性犯罪者扱いすることによる冤罪の原因を作る事もある他、まともに性行為も行えないため、最悪の場合生殖も出来なくなる。
動物は服を着ないのが普通で人間が服を着るのは体温調整等の理由があるからである。極論、動物として見れば暑いのに無理をして服を着たままでいる人のほうがおかしいのである。（実際、日本では裸が恥ずかしいとされるのは西洋文化が定着したあとの話で、それ以前は混浴や女性が往来で上半身裸でいることは当たり前だった。）そう考えると全裸が違法になる現代はすでに性嫌悪により（見る側も含め）生きづらい世の中になっていると言える。
セクハラも性嫌悪さえなければされるほうの精神ダメージがなくなり、するほうも嫌がっている人を見て楽しむ事ができなくなってわざわざやる人もいなくなるため、存在すらしていないだろう。（性的な理屈抜きでパワハラの一部になる可能性が高い）
尤も、クリエイターからしてみればタブーが増えたことで性癖（性的嗜好）の多様化が生まれたため、一概に悪いものではなくなっている。性嫌悪から生み出された文化も一つや二つではない。
なお性嫌悪は、「他者との性的接触を志向しない」状態を指す無性愛または非性愛とは別概念である。無性愛者・非性愛者でも、性嫌悪を特に持っていない人も多い。
pixivでは
pixivにも性的な作品は多数投稿されており、たとえ全年齢向けの軽度な性的表現であってもセンシティブな内容を含む作品そのものに対して不快感を抱く人も少なくなく、嫌悪が行き過ぎて作品や作者への侮辱や誹謗中傷に走る人も多い。しかし、いずれも「他者に対する中傷、及び個人攻撃」と言う規約違反に当たるので、度が過ぎた場合はアカウント停止を食らうこともある。
規約上、きちんとレーディングすべきという線に明確に抵触していない場合は線引きが難しいのが実情であるため、作者側も閲覧者側も一定の配慮や自衛意識を持つことの必要性は認識し、無駄な摩擦を生み出さないようお互いに注意する必要はあるだろう。
もちろん、規約上明確にR-18やR-18Gに該当する作品を、閲覧制限の指定をせずに投稿するのは、立派な規約違反である。当該記事の注意事項も参照の事。
