原作コミック
本名:ピーター・ポール・ウィズダム(Peter Paul Wisdom)
別名としてピーター・ウィズダム、ウィズダムと表記揺れが多い。
ここでは英語版Wikipediaを参考に「ピート・ウィズダム」を記事名とする。
初登場はExcalibur #86
MI-13に所属する諜報員。
他にエクスカリバーやX-FORCEにも所属していた。
顔立ちが良いハンサムな男だが、性格は汚く、言葉遣いも荒い。
仕事人間で情に流される事は無い冷徹な人物。愛煙家でもある。
イギリスの名誉や女王の為ならば手段を選ばないという愛国者な一面もある。
ミュータントとしての能力は太陽放射と熱エネルギーを吸収して指先を高熱の刃『ホットナイフ』に変える事が出来る。
このホットナイフは太陽の熱にも匹敵するらしく、引っかけて切り裂くのは勿論、掌を前に出して飛んでくるミサイルを防ぐバリアにも使える。
実写版(X-MENユニバース / MCU)
演者:ロブ・ディレイニー 日本語吹替:三上哲
実写版ではピーター・ウィズダムが公式名称となっている。
というより、当初は「ピーター」としか名乗っておらず、姓のウィズダムが判明したのは初登場の『2』から6年越しであった。その為、劇中では一貫して「ピーター」としか呼ばれていない。
設定も気さくで人柄が良いおっちゃんになっており、そもそもミュータントではなく一般人である。
欧米における「ゲイの男性に好かれるタイプの男性」のステレオタイプそのまんまの外見の上に「デッドプール&ウルヴァリン」では自分の体にとんでもない事(これまた「ハードゲイの男性がやりそう」なステレオタイプ的なイメージが有る行為)をしてたのが判明するシーンが一瞬だけ有るが気にしてはいけない。
最早、名前だけ借りた別キャラクターと言っても良く、原作コミックの要素はX-FORCEに加入していた事くらい。
演者のロブ・ディレイニーはかなりのイケオジで、身長も191cmと主演のライアン・レイノルズよりもデカい。
日本語吹替を担当する三上哲はMCUではドクター・ストレンジも担当している。
デッドプール2
未来からラッセルを抹殺しに来たケーブルを打倒すべく、ウェイド・ウィルソンことデッドプールが開いた傭兵集団『X-FORCE』の面接に参加。
特殊能力は特にない。
本人曰く「仕事が欲しくて受けた」らしく、その無謀さと個性がデッドプールに気に入られ、メンバー唯一の一般人として採用された(メンバー入りを熱望していたドーピンダーは一般人なのに合格したピーターを見て憤慨していた)。
作戦当日、デッドプール達と共にヘリコプターから飛び降り、上手く着地に成功するが、ゴミ収集車に巻き込まれたツァイトガイストを助けろとデッドプールに煽られたので助けようとするも、彼の強酸性ゲロを浴びて死亡してしまった。
だが、事件解決後にケーブルのタイムマシンで過去へ戻ったデッドプールが「お前は仲間じゃない。帰れ!」と煽った事で未来が変わり、デッドプールの言う通りに帰宅した為、生存した。
デッドプール&ウルヴァリン
MCUに編入した今作でも無事に登場。
彼が追加された事でMCUではピーターと名乗るキャラは3人になった。
色々あって未登場だったウィーゼルに代わって、ウェイドの良き親友のポジションになっており、ウェイドも前作で見られたパシリみたいな態度はやめて対等な友人として接している。
ヒーローを引退したウェイドと同じ中古車販売店で働いている。度々ウェイドにはデッドプールの復帰をアプローチしており、自身のロッカーにはウェイドが『2』まで着ていたスーツが保管されている。
変態趣味があり、ウェイドの誕生日パーティーではネガソニックやユキオに自身の乳首と股間に繋げたチェーンを見せびらかしていた。
若い女の子に何ちゅうもんを見せているんだ(2人は楽しんでいたから良いが……)。
以下、終盤の展開が記載されています。
誕生日パーティーの後、中古車販売店でお客様との取引を済ませて車を譲ろうとした直後に虚無から脱出したウェイドとローガンことウルヴァリンが車の上に降って来て驚愕する。
パラドックスがいる地下鉄ヘ向かうウェイドに「退勤、切っとくよ」と伝えると、ウェイドから「ずーっとだ!」と返され、デッドプールへ復帰した姿を見て感極まっていた。
その後、デッドプール軍団と戦うウェイドとローガンだが、回復能力で復活する変異体達に万事休すかと思ったその時だった。
「デップー達よ。やめるんだ!!」
そこへ現れたのはウェイドが『2』まで着ていたスーツを自ら着て参上したピータープールだった(サイズが異なるのでピッチピチである。特に股間が)。
ピーターの名を聞いたデッドプール達は何故か戦闘を中断させ、ピーターを囲んで歓迎し始めた。
デップーたちによればデップーがいる全ての時間軸にピーターが存在しており、すべての時間軸においてピーターはデップーにとっての重要人物であるという衝撃の事実が明かされることになった。
ピーターが気を引かせている間にウェイドとローガンは地下鉄へ潜り、カサンドラ・ノヴァの野望を止める事に成功。
その後、ウェイドを連行しようとするハンターB-15の前に証人として現れた事が切っ掛けとなり、B-15はパラドックスを首謀者と断定、パラドックスを逮捕してTVA本部まで連行した(その際、B-15から「貴方、めちゃセクシー!」と惚気られている)。
事件解決後、ウェイドの自宅で開かれたピザパーティーにも参加し、ローガンとその娘、ウェイドの愛犬と団欒した。
前作では殆どネタキャラ同然な扱いだったが、今回はデッドプールを終始支え続け、重要な局面で助太刀するという陰の功労者と言っても良い程の活躍を果たした。