演 - カラン・ソーニ、日本語吹替 - 影平隆一
概要
実写版『デッドプール』シリーズの登場人物。
デッドプールが移動に使っているインド系のタクシードライバー。
陽気な性格で、ハイタッチでタクシー代金をチャラにすることも。
コロッサス達を送迎したり、デッドプールの援護をすることもある。
MCU入りした3作目でも、他のキャラクター達と共に続投。
一見すると人のよさそうな優男であるが、作品が進むにつれ、(ギャグ寄りの作風故だいぶコミカルに扱われてはいるものの)原作のデッドプールにも負けず劣らずの凄まじい狂気性を垣間見せるようになっていく。
そのため、ファンからは『デッドプール』シリーズで一番やべー奴と言われることも。
劇中の活躍
デッドプール
序盤にてフランシスを追うデッドプールことウェイド・ウィルソンが利用したタクシーのドライバーとして登場。
途中、寂しがって後部座席から助手席に移ってきたデッドプールとはその二丁拳銃と二刀流で武装した不審な赤いコスチューム姿に疑問こそ抱いたものの、警戒する事無く普通に会話し、意気投合。彼の事は以降、縮めて『プールさん』と呼ぶ。
会話の中で運転席に飾られた元恋人のギータについて触れられ、彼女について惚気ながらも、従兄弟のバンドゥーに横恋慕された事をデッドプールに明かし、彼からは「絶対諦めるな」と背中を押される。
目的地に到着後、『衣装のラインが崩れる』という理由で財布を持ち歩いておらず、代金はおろかチップすら払わず無賃乗車したデッドプールを代わりに提案された愛のハイタッチで送り出す。
その後、ヴァネッサを救出すべく、フランシスの元へ向かうデッドプールと、彼と同行するコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの3人を乗せるが、運転中にトランクから悲鳴が聞こえたため、デッドプールが尋ねると、ドーピンダーは中に入っているのはバンドゥーだと答える。
何とデッドプールに影響され、バンドゥーを痛め付けてギータの家に送り付けようとするという中々の暴挙に出ていた。
そんな中、フランシスの元に辿り着いたデッドプール一行を「殺しまくれ!プールさん!!」とノリノリで応援して送り出すが、タクシーに自前の銃を忘れたため、掛けてきたデッドプールの電話に運転中にもかかわらず、出ようとしたが、その不注意運転が原因でトランクに他の車が追突し、バンドゥーを結果的に殺してしまった。
デッドプール2
前作に引き続き登場。
今作では、自らデッドプールのサイドキックを名乗り出て、彼の殺しの仕事の際は目的地まで運び、タクシー運転手と兼任しながらウィーゼルの元の店で下働きを始める。実際、デッドプールに影響されてプロの殺し屋になりたいとまで語っており、自身のお気に入りの映画である『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の劇中でヴァンパイアにされるキルスティン・ダンスト演じるヒロインに凖えて、自分も仲間にして欲しいと懇願する。本人曰く、スーパーパワーは『勇気』。
但し、彼らからの評判は散々であり、X-フォースのリクルート面接では、スーパーパワーを持たないピーターが採用された事に対し、悔しがっていた。
又、エセックスでの最終決戦では当初、何時も通りウェイド達を送り届けた後、共に立ち向かうが、ジャガーノートに尻込みして一旦引き下がる。しかし、最終的にはエセックスを去ろうとするウェイド達を罵倒する理事長を横からタクシーで轢き殺し、「俺の勇気でやっつけたぞ!!」と歓喜の声を上げていた。またこの際、殺しの味を覚えてしまったのか「もっとやりたい」と凄まじい形相で口にしている。
デッドプール&ウルヴァリン
他のキャラクター達と共にMCU入りを果たし、ウェイドの誕生日を皆で祝っていた。
今作では話の本筋には関わらないので、タクシードライバーとしての活躍も無かった。
余談
名前の由来は主演であるライアン・レイノルズの幼馴染。
落雷によって亡くなったとの事で、彼への敬意を込めているらしい(参照)。