ティト(ファイアーエムブレム)
てぃと
概要
『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター。
性格は真面目でしっかり者だが不器用な面も持つ。男女関係においては典型的なツンデレ。
登場時はクレイン(厳密にはクレイン個人ではなくエトルリア王国の西方総督府)に雇われているため、イリア騎士の誓いに従ってシャニーの説得に応じず、その時のセリフからは妹であっても容赦しないという真面目な性格とイリア傭兵としての覚悟が見て取れる。一方で説得の順序によっては妹と戦わずに済んだことに心底安堵する様子も見られる(クレイン説得前にシャニーで説得→クレインを説得→再度シャニーで説得した場合限定)ほか、クレインがエトルリア体制側からロイ側に移った際も傭兵としての稼ぎよりクレインについていくことを優先するなど、情は深いようである。特に支援会話ではそういった内面の掘り下げが充実している。
ただ「南に攻める」と言いつつ出現位置からマップ右方向に向かったり(上が北とは言われていないが……)、姉妹だからとシャニーで説得に向かっても雇い主のクレインが加入していないと応じなかったり、かと言ってクレインでいきなり説得しようと思って近付くとクレインに攻撃したり(クレインも同じく説得しようとしてくる妹に射かける)、そもそも説得しようと思って待っていてもティトが自発的に移動するどうか自体がランダム(クレインも同じくランダムで足踏みする)と、仲間にする上ではかなり面倒臭いキャラクターである。説得時の台詞差分が多いことといい、加入後よりも加入イベントまわりで頭を悩まされる印象が強いキャラの一人。
ユニット性能
成長率は封印のユニットとしては平均的。しかし特にノーマルだと、加入レベルが高い割には初期値がさほど高くないのが難点。特に育てたシャニーには技と速さで大きく劣ることが多い。また成長率自体も平均的とはいっても、同じペガサスナイトのシャニーと比べると少し力とHPが高いという点でやや強みがある程度で、他はほぼ劣ってしまう。そのため運良くレベルアップで良い成長をするといったことがなければ突出して強いユニットにはならない。
更に力とHPが上がりやすい強みを活かそうにも、ミレディという魔防が低い以外は上位互換のユニットがすぐに登場する。そのため、結果的に出撃枠を奪われることになりがち。また主武装となるはずの鉄の槍や手槍が体格に対して重く、攻めるも守るも攻速落ちに悩まされる。
なおこれはノーマルでの評価である。ハードモードになると初期値の問題がハードブーストの対象であるためある程度は解消され、これでようやく妹のシャニーとであれば単体性能で競えるようにはなってくれる。薄幸なこともあって壁役は任せにくいが、力はペガサスナイトの中では一番高いのでハードモードでも実用圏内。
飛行ユニットというだけで輸送や釣り出しの仕事も来るので、活躍させるのは難しくないだろう。
属性は氷。支援相手はユーノ、シャニー、アレン、ゼロット、クレインの5人。
三姉妹で組むのは役割が被り過ぎるので、トライアングルアタックを加味しても実用性が低い。ゼロット、クレインはティト加入から程なくして二軍落ちする可能性が高い。アレンは属性同士の相性が悪く、満遍なく平坦な補正がかかることになる。
足並みを揃えやすい相手が多いのは良いところだが、その割に恩恵が受けにくいのは辛いところ。
疾風の天馬騎士 ティト
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/飛行 |
武器 | 守りの槍+→氷槍マルテ(専用) |
奥義 | 華炎 |
A | 飛燕金剛の構え2 |
B | 速さ守備封じ2 |
2019年3月から登場。配信初期から参戦している妹のシャニーより2年遅れての参戦となった。
攻めに特化した妹とは異なり、こちらは近距離物理への受けに特化した能力となっている。
武器の「守りの槍+」とAスキルの「飛燕金剛の構え2」の効果で、反撃時に守備+11・速さ+4となり
相手の追撃を許さずに反撃と追撃で一気に仕留める戦い方がメイン。
仮に仕留め損ねてもBスキルの「速さ守備封じ2」の効果で相手を弱体化できるので後続にとどめを任せる事が可能。
Cスキルは自由枠で、飛行兵種オンリーの部隊で行くなら「飛刃の鼓舞」や「飛盾の鼓舞」、兵種複合の部隊で行くなら「速さの波3」や「守備の波3」(奇数と偶数のどちらにするかはお好みで)
レアスキルになるが「攻撃守備の牽制3」や「速さ守備の牽制3」などがオススメ。
また、相手の奥義カウント回転率を鈍化させるためにパッシブBを「キャンセル3」にするという手もある。
奥義は「華炎」を習得しているが、カウントの回転率で「緋炎」も候補に挙がる。
弱点は魔防はさほど高くない点と、飛行兵種であるため飛行特効には滅法弱い点。
いくらステータス配分やスキルのおかげで守備が高めといっても、弓は致命傷となりかねないので注意。
2022年5月のアップデートで専用武器「氷槍マルテ」が追加。ようやくイリア関係者の手に渡る事になる。ターン開始時、神竜の花を10回以上使った場合のみ攻撃守備+6とファリナやヒュウも驚きの効果。
もう一つは攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中、全ステータスが神竜の花を使った数に応じて最大+5まで上がる。しかし使わなくても+4だが一回使うだけで+5にはなる。5回以上使うとキャンセル効果が追加。原作で雇われ傭兵を意識していると思われる。
特殊錬成効果は周囲三マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+4かつ強化増幅。これで神竜の花に応じてステータス強化を狙える個性を得た。
風雪に舞う翼 ティト
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/飛行 |
武器 | イリアの吹雪の剣(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
B | 天馬裂空 |
C | 先導の伝令・天4 |
2024年9月からの超英雄で5年ぶりに単独初参戦。
専用武器はキラー武器効果に加えてターン開始時に周囲2マス以内に味方がいれば自分と周囲2マス以内の味方にトライアングルアタックと再移動(1)付与。
もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータスが神竜の花の使用回数×2+5分増加(最大15)かつ奥義以外のダメージ軽減を半分無効と最初の攻撃か二回攻撃のダメージを-7減少し、奥義カウント変動量+1。双界英雄と通常版を組み合わせたかのような味方と共に強くする編成。
先導の伝令・天のグレードアップ版が登場。周囲2マス以内へ拡大し、自分にも効果が付くようになった。新たに攻撃速さ+6と突撃付与が追加。飛行ユニットを自分味方もより強化出来るようになった。
余談
担当声優の村井かずさはファイアーエムブレムifではリリスを演じており、実に4年ぶりの担当である。