1.1986年に廃止された国鉄の貨物駅。東海道本線の貨物支線である東海道貨物線上にあった。
2.「ゆりかもめ」こと東京臨海新交通臨海線と東京都交通局都営大江戸線の駅。
ここでは双方について述べる。
1の概要
国鉄の汐留駅は現在の新橋駅の東側に存在していた。元々は初代新橋駅である。
初代新橋駅は1872年に明治政府の文明開化政策の一環として新橋駅〜横浜駅(現:桜木町駅)間に日本で初めて鉄道が敷設された時に開業したが、1914年に250m離れた烏森駅を二代目新橋駅とした。初代新橋駅は汐留駅に改称され貨物専用駅となり東海道本線を中心に日本各地からの貨物列車が多く発着していた。隅田川駅と並ぶ東京の二大貨物駅となっていた汐留駅だが荷物列車が全廃された国鉄最後のダイヤ改正である1986年11月ダイヤ改正で廃止された。駅の機能は1979年10月に全面開業した東京貨物ターミナル駅に移転したものの、現在も日本の鉄道発祥の地として記念館が同地に建てられ、東海道本線0kmポストも記念碑として建てられている。なお、現在の東海道本線0kmポストは東京駅にある。
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2の概要
両路線が上空を飛ぶカモメと地下深くを潜るモグラに例えられるように、ホームの高低差も激しく、乗り換えには時間がかかるので注意。
ゆりかもめ汐留駅(U02)
一面二線の高架駅(3F)。日本テレビ本社最寄り駅で、ホーム真下のペデストリアンデッキで直結している。
実はペデストリアンデッキは両隣の新橋駅・竹芝駅ともそのまま直結しているが雨避けなどは用意されていない。
乗り場 | 路線 | 方面 |
---|---|---|
1 | 東京臨海新交通臨海線 | 台場・豊洲方面 |
2 | 東京臨海新交通臨海線 | 新橋方面 |
都営大江戸線汐留駅(E-19)
一面二線の島式ホームの地下駅(B3F)。ゆりかもめからの乗り換えには一度地上に出る必要があるが、乗り換え口は雨避けやガードレールが完備された歩道の端へと寄せられているためほぼ屋内乗り換えと言っても差し支えない。
B1F乗り換え地下通路には周辺のビル群「汐留シオサイト」の入り口が数多く存在し、副駅名にも(シオサイト)が付けられている。大江戸線の改札はさらにその下のB2F、ホームはさらにさらに下のB3Fにあり大江戸線らしくかなり深い場所にある。
停車駅
- ゆりかもめ
- 都営大江戸線