プロフィール
職業 | 法律家 |
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趣味 | 自分が勝てるゲーム |
吸収の対象 | 人形使い |
夢 | 歴史に名を残す |
目標(過去) | 政界進出 |
目標(現在) | 思い通りの生活 |
形態変化 |
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CV | 近藤浩徳(ロードオブヴァーミリオン) 杉田智和(リベンジオブザセブン) |
概要
語源は新大久保(大久保ではない。山手線に大久保駅は存在しない)
作中明言はされてはいないものの、七英雄を異世界へと追いやった古代人への復讐には然程興味はないようで、自身が支配する立場となるためか大規模な侵略作戦を展開していた。
……等々、結果として海を隔てて隣国に位置するバレンヌ帝国と、カンバーランドの強国同士の外交を途絶えさせているのに成功すると、悪質ながら有効な作戦を成功させている。
地域の関係上、早期攻略が多い七英雄であるが、頑張ればラストダンジョン送りも可能。しかしその場合は基本的にステップが併合不可能になってしまう。
貧弱な外見通り他の七英雄と比べてもHPは低いものの、「ずる賢いボクオーン」の異名(悪名?)を持ち、皇帝らが地上戦艦に乗り込み目の前に迫られるや否や命乞いをしてくるが、ここでうっかり許してしまうと背後から不意打ちを喰らう羽目になり、陣形を乱さた上に先制攻撃を受けてしまう。
皇帝「2度目は許さんからな」
ボクオーン「バカめ、甘いわ!!」
尚、この時に皇帝が「2度目は許さない」との発言をしており、2度目に許す選択肢を選ぶと今度は逆に先手を取れる。
ボクオーン「バカめ、甘いわ!!」
皇帝「……2度目はないと言ったはずだぜ?」
人形が大好きな七英雄としても知られており、こちらの攻撃ターゲットを強制変更する技・マリオネットを使うが、術は一切使用しない。
皇帝のHPが700以上になると第2形態となり、ボクオーン自身の外見こそ変化しないものの、マリオネットの代わりにナイフをジャグリングしたピエロのような大型の人形を従えて登場する。
HPも2倍近くになり、マリオネットだけでなく水鳥剣などの剣技を多用してくるが、ソードバリアがあれば怖いのは単体攻撃のふみつけだけになる。
ただし、上記のように不意打ちを受ければ水鳥剣の一撃で即全滅となる。
リベンジオブザセブンでは人形が別の部位として扱われ、また新技・終わりなき人形劇」を使用する。
徳間書店より出版されていたコミカライズ版では、クジンシーに続いてジェラールによって倒されたが、戦闘シーンは一切描かれず、いつの間にかやられた扱いになっていた。直接の戦闘シーンが描かれなかった唯一の七英雄である。
しかし、後のノエルの回想シーンでは、悟り切った口調でワグナスを諭すと、ゲーム中の印象とは全く異なる役割で登場した。
カードゲーム『ロードオブヴァーミリオンⅡ』にも出演。CVはダンターグと同じ近藤浩徳氏が担当。
前職は法律家だが、七英雄のブレインになると主張して仲間入りした。
七英雄結成時の会話で「ロックブーケの必要性は……ゼロだ」「厚化粧が通じる相手は限られる」等々と断言する様子から、ロックブーケを完全に侮っている。
ちなみに別のテキストではクジンシーを「ただのクズ」と酷評すると、ロックブーケより酷い扱いをしているが、加入時にはノエルやワグナスの人選を批判している他、ダンターグは「力が強いだけの肉の壁」、スービエは「海でしか役に立たない」と扱き下ろす等々、他のメンバーも五十歩百歩の扱いだが。
もっとも、上記のプロフィールの通り趣味に「自分が勝てるゲーム」、夢は「歴史に名を残す」、目標は「政界進出(過去)」/「思い通りの生活(現在)」と挙げる姿は、清々しいまでに功名心と利己主義にまみれた俗物であり、本質的には自らが「ただのクズ」と酷評したクジンシーと五十歩百歩だったりする(現実的に考えても、麻薬密売で利益を儲けるだけならば、地上戦艦を建造・運用するより複数のアジトを設け定期的に所在を変えた方が、建造並び運用に加えて維持コスト的にも、自分の所在を隠匿するにも都合が良い。にも関わらずそれをせずに地上戦艦を作ったのは、客観的には「自分は強大な力を所持しているから逃げも隠れもしない」と誇示しているようにしか見えない)。
恐らくクジンシーに対する酷評は、自覚の有無を問わない同族嫌悪かもしれない。
リベンジオブザセブンでは地味に設定の変更が大きいキャラクターで、七英雄同士での会話では敬体と常体が混ざった口調だが、丁寧主軸となっている(皇帝などの敵対者に対しては、粗暴な口調を見せるのはそのまま)。
加入順も変わっており、ワグナス・ノエル・スービエ・ダンターグによる『ターム討伐隊』の作戦会議を酒場で聞いていたがボクオーンが「その作戦を完璧にする」として、参加を表明するとロックブーケより前にメンバーに加わっている。
策略家として最終的な勝利のための慎重な安全策を立てるが、保身的なわけでもなくワグナス達が「女王討伐の好機」と見て、無謀にも思える行動を取った時も反対はしつつ共に向かい、心にさえ影響を及ぼす吸収の法の乱用をしかねないダンタークを冷静に諭すなど、仲間意識も持っている。
過去の人間時と帰還後の凋落ぶりと豹変ぶりからクジンシーと同様かそれ以上に吸収の法の悪影響を受けた人物として挙げられる。
対処法
「ずる賢い」と評されるだけあって知将スタイルかと思いきや、搦め手は同士討ちを誘うマリオネット程度で、他は全て物理攻撃で術の類は一切使用しないと中々に脳筋スタイル。
第1形態は同仕打ちを狙うマリオネットへの対策が重要……よりも、極論だが他に挙げるような危険な能力は皆無と断言しても良く、強いて挙げるならフルフラットによるスタン効果くらいか。
マリオネットは相手の攻撃対象を変えてしまうため、全体攻撃を使うメンバーが喰らってしまうと、瞬時にパーティを半壊させる威力を秘める。
第2形態では七英雄最高の腕力28を誇り、水鳥剣や落月破斬で斬りかかるから一溜りもない。
ならばどうするか。
ボクオーンより先にこちらの全員が先手を取れば良いのである。
そこで思いつくのが防御を犠牲に、全員が確定で先手を取れる陣形のラピッドストリームで、これならマリオネットをいくら使ってこようが、何の脅威にもならないのである。
ついでに記述すると、ボクオーンは植物の属性を持っているため斧技の「大木断」や「マキ割りスペシャル」が使えれば大ダメージを期待できる。
特に腕力のあるサラマンダーがグレートアクスなどで喰らわせたのならば、軽く7〜8000のダメージを叩き出してくれるだろう。
第2形態が相手なら、同じくラピッドストリームで挑み、初手で全員がソードバリアを発動。ふみつけの見切りもあれば人形はただの置物と化す。
リベンジオブザセブンではPVにて第2形態の人形が『終わりなき人形劇』という新たな固有技を披露されてる。
余談
『ロマンシングサガ2』では異形な魔物と老人が混ざったような姿だったが、以降の作品では色んな姿で登場している
SFC時期には小林智美氏の公式絵では緑基調の老人がおり漫画版でも似た容姿でボクオーンとして登場していて、漫画版特に例の知名度の高さも相まって『ボクオーン=老人』のイメージする人は長らく多かった。
『ロードオブヴァーミリオン』にて中世風な人間らしい老人の姿で登場。こちらの姿は後にロマサガRSなどでも登場してる。
更に小林智美氏によって17年ぶりに『ロードオブヴァーミリオンⅡ』のSPカード用に描き下ろされたイラストでは、当時の小林氏の気分や趣味によって別人のようなイケメンとなっている。(詳しくは小林智美氏の公式サイトのページへ)
勘違いされやすいが、(この頃は)ボクオーンの若い頃の姿ではなく、美青年ボクオーンという、一種の別Verキャラである。
こちらものちにロマサガRSにエンサガやCDジャケットなどでも出演しており、近年のロマサガRSでも青年ボクオーンのほうが増えている。
一部で青年版は人気はあったものの、ファンの間では青年イラストの初登場がSPカードというLoVのアクティブ勢向けのキャンペーン要素だったのに加えて老人のイメージが強かったりでこちらを公式という扱いをしない人は少なくはなかった。
更に『エンペラーズサガ』や『インペリアルサガ』では、古代人として戦っていた時代の姿で登場。老人ではなくオールバックのナイスミドルとなっており、法律家らしく天秤を持っている。何故か半裸だが。
近年にて舞台化されたサガステでは、小林智美氏の方のデザインに近い姿で登場。そして2024年10月にて発売されたロマンシングサガ2リベンジオブザセブンにおいての人間形態は、舞台版同様の小林智美氏に近いデザインで登場する。
リメイク版での声優は前述の通り杉田智和氏だが、LoV2ではクジンシー&スービエ&ノエル&ワグナスの声を担当していたので七英雄の内5人の声をあてた。