ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ジエン・モーランの編集履歴

2024-12-09 13:17:24 バージョン

ジエン・モーラン

じえんもーらん

災厄と豊穣を象徴する古龍。

砂海に浮かぶ峯山砂鯨

ジエン・モーランとは『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。

初出は『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)。


概要

通称『峯山龍』、他に「ジエン」、「モーラン」など。MH3におけるラオシャンロンポジション。


広大な砂漠を泳ぐ、山の様に巨大な古龍種

群れを作らず一生を単独で過ごし、頑丈で流線型の甲殻と口元から伸びる巨大な2本の牙(いわゆるタスク)を持つ。前足は存在するが、後ろ足は退化しているのか名残と思われる突起が見られるのみである。

デトリタス食のモンスターであり、現実世界でのヒゲクジラジンベエザメの食事のように、砂中の有機物を砂ごと食べている。それ故、彼の周りにはおこぼれを狙うデルクスが大量にいる。

飲み込んだ砂は有機物をこし取った後には背中側から体外に放出される。巨体ゆえに飲み込む量も排出する量も尋常ではないようで、ジエン・モーランの周囲には風に乗ったその砂で砂嵐が発生し、デルクスの群れと共にジエン・モーランの位置を捜索する要素となっている。


その巨体による進攻を許した場合は甚大な被害が街を襲う為「災厄」の象徴とされる傍ら、その素材や背中から採れる希少な鉱石が莫大な利益を生み出すことから「豊穣」の象徴ともされる。

ちなみにこの鉱石の由来であるが、無印MH3・MHP3の頃は設定資料集によると劇中の学者間で「背中が鉱物質で構成されいる」と「砂漠を泳ぐ際に甲殻が砂で研磨され鉱石になる」の説で意見が分かれているとされていたが、MH3Gで登場した亜種の設定によると鉱物の真相は両方の説の組み合わせであり「有機物と共にジエン・モーランが砂と共に吸収した砂漠のミネラル分が背中に結晶化して析出、それが砂で研磨される事で有機物が削ぎ落されて高純度の鉱物となった」ものである。

なお、ジエン・モーランからの鉱石は「体液や体組織などジエン・モーランの有機物と結合して析出した」という経緯のためか、生物化石由来の鉱石アイテムという設定のデスプライト鉱石やその上位鉱石が中心となっている。


後ろ脚や角から背中に乗ることができる。背びれにはヒビや鉱石があり、振り落とされるまでヒビを壊したり、採掘したり、対巨龍爆弾を置いたりできる。


恐ろしいことに、MH3Gではこの図体ながら大量に吸い込んだ空気と砂を吐き出す衝撃波ブレス「大砂塵ブレス」を取得しており、その威力は言わずもがな。


ちなみに、ロックラックの湖に突き刺さっている巨大な牙はジエン・モーランのものらしい。

あの牙のサイズだけでも日頃の狩猟で見かけるジエン・モーランのサイズを超える大きさという事は、普段戦っているジエン・モーランは幼体……なの、かもしれない。


ちなみに設定全長は111m。シロナガスクジラ3倍以上、まさに山である。


MH4では近縁種のダレン・モーランが代わりに登場する。


亜種

雲の砂漠と霊山龍

MH3Gで初登場した亜種。別名は「霊山龍」。


装備アイテム

日向装備一閃

ジエン・モーランの素材からできる武器は龍属性、武器によっては何故か水属性が付く。

防具はラオシャンロン同様戦国武者のような出で立ちになる。防具の名前も剣士タイプでは【大和】(男)【日向】(女)、ガンナータイプでは【陸奥】(男)【天城】(女)とそれぞれ異なる名前になっている。

オトモ装備は旗を模した鉈と足軽。素材から作れる女性用装備の後ろ姿がエロカッコカワいいと評判。

MH3Gでは、さらにデザインが戦国武将的な【○○極】【○○真】装備が登場。どちらとも、港★8以降でG級ジエンモーラン亜種(原種G級はイベントクエスト)と戦うことで生産可能になる。


出現クエスト

MH3ではオンライン専用モンスター。つまり現在はクエストが受注出来ない。

一定期間ごとに砂漠の街「ロックラック」の近場に現れる。この期間になると、街中が砂嵐に見舞われるとともに期間限定で低ハンターランクの人でも参加できる撃退クエストと上位素材の手に入る討伐クエストができる。

それ以外では上位ハンターになるための緊急クエストがある。こちらは討伐クエストとなっており、撃退と違って一定時間が過ぎると決戦場に移る。

剥ぎ取りは、頭と胴で4回ずつ。余談だが、口の奥あたりで頭と胴の判定が重なっているので、移動せずに8回剥ぎ取ることが可能。


MHP3では村最終緊急クエスト、集会浴場下位最終クエスト、上位クエストとなっており、集会浴場下位では撃退、それ以外は討伐となっている。

特に上位では、アマツマガツチと戦えるようにするのに必要不可欠なキークエスト。ちなみにラオシャンロンと同じポジションだが、オトモアイルー同伴OKになっている。


MH3Gでは村上位★7、港上位★5、港G級★8(亜種)、港G級イベントクエスト(原種、亜種)に登場。村上位★7、港上位★5、港G級★8(亜種)では制限時間が30分で、討伐もしくは一定のダメージを与えて撃退することでクリア。港上位は酒のレベルが1段階上がる。

港G級★8(亜種)は、一部の希少種系モンスターを除く全てのモンスターを討伐することで解禁。

港G級イベントクエスト(原種、亜種)では制限時間が50分で、完全に討伐でないとクリアできない。ちなみに、亜種のイベントクエストは『進撃の巨人』とのコラボクエストでもある。依頼人はあの芋女さん


撃龍船

ジエン・モーランと対峙するにあたって必要不可欠なのが、「撃龍船」である。

モンスターの強靭な骨をフレームにして作られた、風と砂の流れを動力として砂上を滑る中型の船で、大型モンスターに対する兵器が満載されている。

これらは主にジエン・モーランの船への攻撃を妨げるために使用するものなので、闇雲に通常攻撃として使う物ではない。要は、兵器を使うにはジエン・モーランの攻撃パターンを覚える必要がある。


ちなみにこの砂上撃龍船はMH4でもダレン・モーランのクエストで登場する。


撃龍槍

モンスターハンター』シリーズをやっている人ならお馴染みの強力な大型兵器。撃龍船の前面に搭載され、スイッチを押すと約1秒後に巨大な槍を突き出す。

非常に高い攻撃力を持つが、一度使うと10分間は使えなくなってしまう。

MH3MHP3での使用タイミングは1、2回あるが、少々扱いが難しく、タイミングを逃すと自分にも船にも致命的なダメージを被る。

決戦でジエン・モーランに当てることで「英雄の証(tri- ver.)」が流れるが、村クエの場合、撃龍槍で倒してしまうことがよくあるので、実質的に上位クエまでBGMはお預けになってしまう。


バリスタ

甲板に設置してある、2本の小型の槍を放物線を描いて射出する兵器。一度に10発持てるバリスタ弾を拾い、方向変換が利く専用の射出機に乗って使う。

射程距離が非常に長く、対象にそれなりのダメージを与えてくれるが、敵の攻撃の阻止にはならない。

しかし、MH3ではバリスタの種類が増えた。その名も「拘束用バリスタ弾」。根元にロープが付いたバリスタ弾で、使用するとジエン・モーランの動きを一時的に止めてくれる。

ただし一度使うと3分間は使えない。弾数は無限。


大砲

バリスタと並んで甲板に設置してある兵器で、大砲と敵の位置関係上ラオシャンロンと比べると確実に当てやすくなった大砲。

船上のどこかにある大砲の弾を担いで大砲の前で発射する。威力は高く、拾える限り使える。ただしバリスタと比べるとリーチは短いし、当然のように砲台は向きが固定されている。


大銅鑼

撃龍船後部に吊り下げられている、巨大な銅鑼。所謂音爆弾の上位互換で、柱の下にあるスイッチを押すと轟音を鳴らす。無論、通常の音爆弾なんぞにジエン・モーランは怯まない。

ダメージは無いが、船を攻撃しようと近寄って来たジエン・モーランを怯ませて、攻撃を阻止することができる。

仲間がジエンの上に居る間に鳴らしちゃったりなんかすると、えらいことになる(仲間が)ので推奨しない。

倒した後の勝鬨で鳴らすとちょっとだけ気分が良い。

但し、一度使うと3分間は使えない。



余談

古龍としてのジエン・モーランが象徴する自然現象や自然物は、接近時の演出から「砂嵐」、砂の中を泳ぐと共に砂の流れを乱して砂上船の航行を阻害する点から「流砂」、そして巨体から「砂漠そのもの」も含まれているのであろう。


ジエン・モーランとその亜種、近縁種のダレン・モーランらの「峯龍亜目」の古龍は種類によって砂漠の砂に潜る深さが異なっており、通常種のジエン・モーランは砂漠の浅いカ所に適応したもので、亜種はそれよりも深い石英質の地層が多いカ所、そしてダレン・モーランはさらに深い硬い岩盤の多いカ所に適応した種とされている。

体表に析出した鉱物の違い、およびジエンとダレンの地中掘削に使う頭部の形状の違いはこの潜る深さの違いによるものという設定である。



関連項目

モンスターハンターシリーズのモンスター一覧 古龍種

ダレン・モーラン:近縁種

ワイルダービースト:『ヒックとドラゴン2』に登場した超巨大竜。姿などに似ている部分がある。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました