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赤外線の編集履歴2024/12/13 18:22:42 版
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概要

電磁波を分類する際に、波長が長いものから電波赤外線可視光線紫外線X線ガンマ線と分類する。赤外線は波長が長いほうから順番に遠中近と分けられている。

勘違いされやすいが「赤の外」なので無色透明であり赤くはない。所謂「赤外線ヒーター」等が赤く発光しているのは、赤外線と同時に赤い光(可視光線)も発しているからである。

英語ではInfraredだが、IRと略される場合が多い。

近赤外線

近赤外線は携帯電話リモコンなどの通信として使用されており、赤外線カメラにもこれが使われている。なお、赤外線は目視できないが一部のデジタルカメラには写る。

特性

遠赤外線はこの宇宙に存在するほとんどの物体、液体窒素からすら放射されており、周囲に放射を伝えている。もちろん人間も微弱だが赤外線を発している。

物体の温度が高いほど赤外線は強くなり、波長の中心は短くなっていく。暖房のなかには赤外線の放射熱で暖めるものもある。

利用

  • 携帯電話リモコンの通信 …前述
  • 熱効果を利用した暖房ヒーターなど。
  • 温度探知や映像化による捜索・追尾
    • マムシなどの一部のは赤外線を感じる器官を持ち、獲物の体温を感知できる。
    • 温度差を表示する赤外線映像装置。サーモグラフィもこの一種。研究・捜索・救難・軍用など様々。
    • ミサイル等の誘導方式の一種として赤外線誘導が用いられ、目標の発するエンジンの排気や温度差を画像として捜索・追尾・命中するものもある。(ヒートシーカーとも)
  • 肉眼で捉えられない不可視照明合図マーカーなど
    • 監視カメラにおける夜間撮影。「デジタルカメラには映る」と言えば分かりやすい。
    • 暗視装置ナイトビジョンの映像を明瞭に補佐するライト・投光器など。初期の暗視装置では直接投光していた。(赤外線の認識自体は現在の暗視装置でも可能)
    • 暗視装置でのみ視認できる閃光(IRストロボ)や敵味方識別マーク等。

懐中電灯など赤外線フィルタを任意で取り付け、赤外線ライトとして使用可能な製品もある。

人間も微弱な赤外線を発しているが、微弱すぎてデジタルカメラでは認識できない。

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