立花氏

たちばなし

立花氏とは日本の武家の一つ。

概要

大友氏の一族の武家で、6代目当主・大友貞宗の子貞戴が筑前糟屋郡に立花山城を築城し拠ったことから始まる。

本家の大友氏に仕えたが、戦国時代に7代目当主の鑑載が大友宗麟から毛利家に内通したため宗麟に討たれ家は一時途絶えた。

その後戸次鑑連(立花道雪)が立花山城(福岡県福岡市、新宮町、久山町)に移り立花氏を継いだ。道雪は後に高橋氏から宗茂を婿養子に迎え、宗茂は豊臣秀吉に仕え筑後柳川城(福岡県柳川市)主となるが関ヶ原の戦いの時西軍に属したため、後に所領を没収された。

後に江戸幕府に召し出され陸奥棚倉藩(福島県棚倉町)主となり、最終的に旧領の筑後柳川藩主となり明治維新まで続いた。

華族令施行後に伯爵に叙爵された。

分家

• 三池立花家

宗茂の弟・直次を祖とする家。直次の長男・種次の時に筑後三池(福岡県大牟田市)1万石を与えられ立藩した。

6代当主・種周の時に若年寄に就任し寛政の改革に参加したが、その後の政争に敗れ三池領の内半分が陸奥下手渡(福島県伊達市)へ移封され、藩庁も移された。

戊辰戦争では新政府側に参加したことで仙台藩の攻撃を受け、下手渡陣屋が焼失したため三池へ再び藩庁を移し廃藩置県を迎えた。

華族令公布後は子爵に叙爵された。

外部リンク

立花氏 - Wikipedia

関連タグ

武家　大友氏　九州勢　柳河藩

柳川城…柳河藩十一万石の主城。

柳川市…現在でも、旧立花伯爵家の末裔が料亭旅館「御花」を経営している。