概要
静岡県三島市より伊豆半島中央部の山間部を南下し、南東部の相模湾側の下田市までを結ぶ下田街道があり、現在は国道414号線と136号線(一部で重複)で構成されている。
その途中の伊豆市と賀茂郡河津町の境は天城連山の山域にあたり、標高約834m地点の後に天城峠と呼ばれるエリアが長らく陸上交通の難所であった。
1905年に全長約445m・幅4.1mの天城山隧道(旧天城トンネル)が開通。
自動車での通行が可能となり、当該地域の交通事情が大幅に改善された。
その後モータリゼーション発達の影響により、1970年に旧道トンネルの西側に並行するかたちで新道と全長800mの新天城トンネルが開通。
両側2車線の現代的なコンクリート製トンネルとなり、現在も一般的なサイズ・形状の乗用車や貨物自動車の通行に特に支障が出る地点ではなくなった。
一方で主たる交通路から外された旧道トンネルは、現存する石造のものでは国内最長である事や、後述の関連する小説や演歌歌謡曲の舞台として観光名所となった。
また近現代土木技術における文化財としても評価がされるようになり、1998年に国の登録有形文化財に登録、2001年には道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に入れ替わるかたちで指定されている。
同名のタイトルとなった作品
関連作品
その他
ビデオゲーム『ペルソナ4』の一部のファン用語で、登場人物の天城雪子を口説き落とす事。