速さといえば火文明!火文明といえば速さ!誰もついて来れない超速でブッチギリWIN!それが火文明なのだ!!!
概要
破壊や感情、自由を表すデュエル・マスターズの五大文明の一つ。
初代主人公・切札勝舞のメインカラーであり、彼をはじめとしたデュエル・マスターズの主人公たちの多く、延いてはデュエマそのものを象徴する色としても印象深い。
2017年以降は主人公=火文明と言うイメージからの脱却も試みられており、2025年現在、デュエマのメディアミックスで主人公を務める斬札ウィンと流星アーシュのメインカラーはそれぞれ、闇文明と水文明である。
実際のゲームでは、スピードアタッカーや火力などが特徴的である。
非常に攻撃的な色であり、パワーアタッカーやスーサイドウィニーが全文明で最も多い。そのため、速攻やビートダウンの中心になる。
敵、味方を問わず何かを破壊するカードが多く、全体除去が可能なカードが多い。また、タップされていないクリーチャーを攻撃できるのも基本的にこの文明だけの特権だったが、後にマッハファイターが登場すると、自然文明と共にアンタップキラーの役割を担うようになった。
ただし、瞬間的な破壊や強化に長けている反面、ドローがほとんど存在しないなど、長期的なアドバンテージを取るのが非常に苦手である。
単色のブロッカーは一枚も存在せず、マナ回収や墓地回収も苦手な傾向。その上、汎用的なcipクリーチャーも少ない。コントロールデッキを作る時は他の色の力を借りよう。
「混沌」を司る文明ということで、トップデックをめくって能力の成否を決めたり、エクストラターンを得たりするなど、一風変わった効果を持つカードも多い。
また、武器を扱う文明ということで、クロスギアやドラグハートのサポートカードが豊富。
背景ストーリー
南海にある火山に生息するクリーチャーたちの軍団であり、情熱のままに動く仲間意識の強い文明である。
知的種族はヒューマノイドとドラゴノイド。デュエル・マスターズの花形種族であるアーマード・ドラゴンをはじめとするドラゴン族を多く擁する、デュエマのスタァ的存在。
エピソード世界をはじめとした多くの世界線において、前時代的な機械技術が発達しており、銃火器や剣などで武装しているクリーチャーが多い。
最初期の背景ストーリーでは自由と闘争を求める戦闘民族として描かれており、更なる闘争を求めて闇文明と手を組む等、現在のヒロイックな印象とは真逆の、戦闘狂や快楽主義者のような活躍が目立っていた。しかし、愛と平和を求めて自然文明と手を組む者も現れる等、徐々に切札勝舞をはじめとする主人公らしいイメージに近づいて行った。
初期の背景ストーリーで自然文明と共に結成した一団は「バーニングビースト」と呼ばれ、アース・ドラゴン,ボルケーノ・ドラゴン,ドラゴン・ゾンビの三大ドラゴン誕生の裏側には彼らの活躍があった。
超古代の時代には「テクノロジー」を司る龍神《炎龍神ヴォルジャアク》の統治の下、現在の火文明とは真逆の近未来的なオーバーテクノロジーを次々と発明する技術大国として栄華を誇っていた。
アーマロイドやゼノパーツ等の火文明の機械類の一部は、この古代文明の遺物を修復・改造したものである。
ドラゴン・サーガ世界では「爆流剣術」という火のマナを扱った武術が盛んであり、メカニカルな要素が強かったエピソード世界とは打って変わり、和風ファンタジー色の強い文化を形成している。
DS世界の火文明は《龍世界ドラゴ大王》の統治の下、五大文明の中で最大・最強の勢力として君臨し、その力は他の文明の支配するにまで及んでいた。しかし、光文明と水文明の反攻作戦によってドラゴ大王が崩御すると、その威を借りていた火文明は瞬く間に衰退してしまい、五大文明中最弱と言われるまで落ちぶれてしまった。更に、ドラゴ大王統治時代に圧政を受けていた他文明の民には火文明を良く思わない者も多く、迫害や侮蔑にも晒されている。
後に武闘レース『デュエル・マスターズ』の最中に起きた未曽有の危機の中、事態解決のために奔走するグレンモルトの姿に感化された大会参加者たちから5文明の団結を求める意識が波及し、火文明を含む五文明は本当の意味でわかり合い、手を取り合うことができたのだった。
また、DS世界に存在する大陸、ランド大陸を三分する国家のひとつである「火の国」と、その生き残りたちが立ち上げた組織の「ハムカツ団」は古代火文明とよく似た現代的・近未来的な科学技術と兵器を有している。
ドラゴンが存在しない新章DM世界では、猿人と火鼠、ウサギ獣人から成るビートジョッキーが支配種族として君臨している。こちらの世界では従来の火文明と同じように、火山の熱を利用したスチームパンク風の文化が発達している。
友好色
自由に自己の利益を追求し、他者を破壊する事をためらわない闇文明とは相性が良い。
感情の重要さを理解し、本能を尊重する自然文明とは相性が良い。
敵対色
自由を制限し、ルールを愚直に信奉する光文明とは相性が悪い。
感情を評価せず、思考ばかりで行動を起こさない水文明とは相性が悪い。