概要
その名称からも分かるように、変身前後を通してベルトのバックルとして装着されており、変身後は後述の「ダイノメダル」がはめ込まれた面を、変身前は反対側のジュウレンジャーの頭文字であるZを象ったエンブレムが配された面を、それぞれ表側に向けて装着するようになっている。
変身の際には、畳まれていたグリップを起こしてベルトから本体を取り外した後、「ダイノバックラー」の発声と共にポーズを取り、バックラーを胸の前に突き出して上下を180度反転させることで、バックラーが上下に展開してダイノメダルが発光。この光信号と反応して不可視のオーラ状態で漂っていたジュウレンジャーのスーツが装着され、変身を完了する。
この他にも、変身前での戦闘にも用いられることもあったが、その際には実在する同名の武具のような防具としてよりも、所謂ナックルガードとしてパンチ力を強化する目的で使われている。
ダイノメダル
ダイノバックラーの中央にはめ込まれている金色のメダル。初期メンバーの5人のものには各守護獣のモチーフたる生物のレリーフ、ドラゴンレンジャーのものには三つ又の槍(もしくは恐竜(ドラゴン)の足型)を模したマークが、それぞれ刻印されている。
メダルには、守護獣の力を結集させることで異空間からの脱出を可能としたり、負傷者や病人にメダルを握らせることで治癒力を向上させる効果がある他、究極大獣神を復活させる試練の最終段階として、とある山奥に安置されていた石板に6人それぞれの使命(称号)を唱えてメダルをはめ込むことで、危機に陥っていた大獣神たちを救い真の姿を取り戻させるなど、様々な現象を引き起こすだけのダイノパワーを宿している。
一方で、その力は守護獣の存在に深く依拠しているようで、物語最終盤で大獣神たちが消滅した際にはメダルからも力が失われ、5人が変身不能に陥ったこともある。また変身前の段階でメダルをバックラーから取り外している間も、やはり変身や守護獣の召喚が不可能となる。
ドラゴンバックラー
ドラゴンレンジャーの変身アイテム。基本的な構造や変身プロセス、変身コードはダイノバックラーと同じだがダイノバックラーとの差異として、本体の銀色であった部分が金色に置き換えられているという点が挙げられる。
ティラノレンジャーがアームドティラノレンジャーに変身する際にもバックラーがドラゴンバックラーへと変化しているがブライの死と共にドラゴンレンジャーのメダルが消滅した為、はめ込まれているメダルはティラノレンジャーのもののままとなっている。
余談
- スーパー戦隊の変身アイテムは通信機能持ちなのだがダイノバックラーとドラゴンバックラーは珍しく、通信機能がなかった。
- デンジリングみたいに実は通信機能持ちとも考えられるが作中では通信描写は一切描かれず。
- ドラゴンバックラーは名称以外の機能はダイノバックラーと同じことから、ダイノバックラーのプロトタイプや改造型とも考えられる。
関連タグ
ダイノブレス ガブリボルバー リュウソウチェンジャー:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、恐竜をモチーフとした変身アイテム達
オーズドライバー:『仮面ライダーOOO』に登場する変身ベルトの一つ。ダイノバックラーと同様に、バックルにセットされたメダルの力で変身を可能とするという共通項を持つ
追加戦士専用変身アイテム
ドラゴンバックラー→キバチェンジャー