概要
脳を吸い取る烏賊の怪物。
由来は『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』のマインド・フレイヤー(精神を鞭打つもの)、別名をイリシッド。精神感応能力を持ち、脳を食べる烏賊の怪物。
さらなる元ネタは『クトゥルフ神話』のクトーニアンと、その首魁である旧支配者のシュド=メルである……が、クトーニアンの種として脳を貪る食性は有していない(幼生ならば吸血性質を備えているが、成体になると地表近くとマントル間の往来によって生じる、極端な気温差から栄養を摂取できるようになる)。
上記の食性に関しては、同じクトゥルフ神話作家の1人であるフランク・ベルナップ・ロングの著作『食らうものども』並び『怪魔の森』に登場する〈食脳魔族〉と邦訳された怪物にあるため、それらが混同されたものと思われる。
特殊攻撃で脳みそをすすってくる。脳を吸われ過ぎると識別したアイテムや階の地形を忘れて脳死状態となり、命の魔除けや発見モードでも復活不能になる。兜を装備すればある程度は防げられる。
「マインドフレア」の上位バージョンである「マスターマインドフレア(Master Mind Flayer)」も存在する。
『ファイナルファンタジーシリーズ』での扱い
天野喜孝デザインの頭部がイカのような形をした人型種族で、敵モンスターや召喚獣として登場している。英語ではMind Flayerで「精神を剥ぐもの」の意味で、麻痺を起こす技を持っている。
FF1やFF5など、作品によっては「マインドフレイア」表記の場合もある。
処女作である『ファイナルファンタジー』では麻痺効果のある技・マインドブラストに加えて、即死効果のある通常攻撃の凶悪なコンボを持つ。
集団に襲われると、1ターン全滅もありえる。
『ファイナルファンタジー4』では通常のザコ敵としての登場の他、隠し召喚獣としても登場。
習得方法はザコ敵のマインドフレアからドロップできる特殊な魔石をリディアに使用する……のだが、ドロップ率が非常に低く、習得するのに非常に時間がかかる事は必至。
召喚獣としての名前表記は「マインドF」。
召喚時に使用する技はご存知「マインドブラスト」。敵単体にダメージを与え、さらに麻痺とスリップの状態異常を付加する。
『ファイナルファンタジー5』では、マインドブラスト使用時に「のうみそを すいとられた!」とちょっと怖いメッセージが表示される(マインドフレイア以外がマインドブラストを使っても表示されるが)。
『ファイナルファンタジー11』では、マインドフレアは、版権の問題か名称が「ソウルフレア」名称になっており、魔物を取り込み続けていった青魔道士の変わり果てた姿との設定になっている。
当然だが、プレイヤーキャラが変容はしない……が、イベントではNPCが変身するシーンがある。
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