玄武(聖闘士星矢Ω)
げんぶ
概要
CV:檜山修之
19話で初登場。
年齢は不明だが、後述の来歴より紫龍より数年以内くらい歳下と判明した。
公式の設定画だと所謂細マッチョ体形。
天秤座の黄金聖闘士を名乗り、五老峰近くの水の遺跡に現れ、紫龍の管理していた天秤座の黄金聖衣がオブジェ形態になっていたところを聖衣石の形にして持ち去った。
反撃しようとした光牙・龍峰・栄斗・ユナの4人を生身の状態で強大な小宇宙を放って吹き飛ばしかけたが紫龍に小宇宙できつく威嚇されて撤退。ただし紫龍は言葉を発せない状態だったため、聖衣が奪われたことなのか息子を傷つけられかけた事かどちらに怒っていたのかはわかりにくい。
その際「俺の使命は黄金聖衣の確保」と語っており、マルス側についた聖闘士達が確保しようとしていたアリアにも然程関心を見せていなかった。
天秤座の玄武
「調和と均衡を司る黄金聖闘士」を名乗る。
黄金聖衣の着用姿はアルティメットコスモや雑誌で先行公開されているが、先代の童虎が着用していたバージョンと盾の装着位置が異なって両方とも右肩の上に載せる形となっており、裾もやや長めになっているが、Ωの黄金聖衣の中では比較的旧作に近いデザインとなっている。
また現時点で水瓶座と並びオブジェ形態が披露された聖衣であり、従来の天秤座の聖衣通りパーツが武器になっている。このため先代の童虎時代と同様に天秤座担当の聖闘士はアテナと共に武器の使用許可を出す権限を持つ重要な役割であるという設定も健在である。
しかし19話において天秤座の聖衣は玄武の小宇宙に呼応して手元に飛んで行っており、この時点で敵か味方か不明な行動をとっていた彼を装着者として認めた理由については謎のままとなっていた。
属性は水。聖衣石は緑色で、アルファベットの「H」の文字に似た形になっている。
人物像
2012年11月末発売のゲームアルティメットコスモでも彼の身元などについては一切不明のまま。
登場当初はマルス派かとも思われたが、ゲーム中の扱いでも
本当に敵なのか微妙であったため視聴者の間でも様々な説が取りざたされた。
19話で紫龍を知っているらしい台詞があったことから「紫龍の関係者説」「先代の天秤座である童虎の関係者説」など様々な推測がされ、pixivでもこれらの想像に基づいた先走り作品がいくつかアップされていた。
天秤座の黄金聖衣も何故か自らの意思で彼を装着者として選んで彼の元に飛んで行っており、また32話で新規に披露されたOP映像の一部では他の黄金聖闘士達が本作レギュラー陣と戦う中、何故か貴鬼と背中合わせで佇んでおり戦闘をしていないことから貴鬼との関連も様々に推測されていた。
19話で聖衣を持ちさったことに龍峰が激怒した際は「納得できぬのなら俺のところまで来い」と
だけ言っており説明はしておらず、アルティメットコスモでもある
意味龍峰の成長を促すかのような態度が見られその真意や背景は不明なままにされていた。
そして39話で、時貞に襲われている光牙らを助け、時貞と対戦。
実はその正体は童虎の最後の弟子、つまり紫龍の弟弟子。しかし当時は修行にあまり
身が入らず童虎に説教を食らう日々で、結局聖闘士にならないまま童虎の元を離れている。
そのため、19話で紫龍が威嚇した理由について玄武自身は、修行に身が入らず聖闘士にならないで童虎の元を離れた自分を紫龍が信用できなかったのではないかと思っている。
本編では自信家で不遜な口調ながら時貞を上回るスピードとタフさを見せつけ、
時貞の時間操作により相手の動きを遅くする技にも「動きの早さを半減させられたらその倍の早さで動けばいい」というトンデモ理論(ある意味このシリーズらしい)で対抗しガンガンパンチを入れまくる。
どこでどう修行していたかは不明だが十分な実力をつけていたようであり、真のアテナである城戸沙織への忠誠も現在は厚く彼女の監禁場所を光牙らに教えた。
上記の経緯から、天秤座を強引に継ぐ事に関してはいささかの逡巡もあったようであり龍峰には一応謝罪しており和解している。
時貞と戦い勝利したもののメディアが十二宮を崩そうとしたため
自身の小宇宙で十二宮を支え光牙らを先にいかせた。
技
- 廬山真武拳(ろざんしんぶけん)
右ストレートの強力なパンチ技。
- 廬山昇天覇(ろざんしょうてんは)
両手の構えから繰り出すエネルギー波技。