タグとしては「エデン」が多く使われている。
概要
CV:諏訪部順一
オリオン座の青銅聖闘士で15歳。高貴な育ちで品のある振る舞いの自信家。
属性は雷。闘い方も冷徹で容赦ない。
パライストラでは何故か制服が1人だけ違う色・デザインだった。
周囲とは距離を置いており、基本的に上から目線で、教員にも慇懃な態度。
「聖闘士ファイト」の予備選では、小宇宙の発揮が制限される環境下で白銀聖闘士でも手こずるルートを独力で楽々クリアしてきた。
予選前にも絡んできた光牙を指先ひとつでダウンさせ、1回戦の相手は属性の相性的には不利な風属性の冠星座のダリを一撃で倒し、2回戦の相手パラダイスも一撃で倒した。
優勝候補No.1と言われており、自分でも自負していた。しかし聖闘士ファイトが火星士の侵攻によりなし崩しに中止になると、早々にその場を1人で立ち去った。
意外だが一人称が「僕」である。
プリンス・エデン
13話で実はマルスの息子だったことが判明。
マルスを「父上」、姉のソニアを「姉上」と呼んでいるが、彼らに何か含む所のあるような態度もみせており、彼らとは家族というより上司と部下のような接し方をしている。
幼少期から激しい修行を積んできたらしく、黄金聖闘士ミケーネに指導を受け、彼の拳(訓練なので多少の手加減はしているが)にも耐えられる程の強さを得ており20話では光牙、ユナをほぼ一蹴に近い形で倒している。ミケーネから「プリンスエデン」と呼ばれていた。
普段は冷徹で感情の起伏も少なく見えるが、アリアに強い執着があるようで、彼女を連れ去った他の同級生青銅聖闘士5人に怒りを抱いていた。
13話でエデンはアリアが連れ去られる場面を想像しているが、その想像の中ではアリアが光牙らに嫌がっているのに無理に連れられて助けを求めるような目をしており、進んでついていって遺跡からの小宇宙吸収を潰す方法を自ら教える等マルスの野望を妨害するような行為までしてる彼女の実像とは大きくかけ離れている。
また、父や姉が闇属性であるにもかかわらず彼の属性は他の聖闘士と同じ自然属性の雷でありパライストラに入学していた経緯等も含めその素性には未だ謎が多いが、20話でソニアとは生母が違うことが明らかになっている。
聖衣石は左手のグローブの甲部分に付いている。
20話の回想シーンで初登場した彼の幼少期姿はなんと短パンに蝶ネクタイ姿である。
幼少期に母のメディアに連れられて封印中のマルスとはじめて対面しており、その際に「神と人類の新世紀を作りお前はその王となる」とする彼の理想話を聞かされそれに心酔しており、「アリアを新しい世界のアテナとして争いの無い世界を作る」理想象のために働こうとしておりそのためアリアへの執着は強い。が、マルスがメディアに語っている目的はややズレており、またアリアによればマルスの行動は「地球の小宇宙を吸い取ることで土地を荒らし、争いを引き起こす」ことに繋がるとのことであり、またそもそも本作品のアテナ自体、人間に憑依するのでもなく、アテナ本人が人間の肉体をもって誕生するものなので、途中での代替わりや襲名する類いのものではないのでこのあたりも彼は家族に偽情報を掴まされている可能性が高い。
しかし当時は姉・ソニアの心の揺れを気遣ったり、アリアに花を持って行ったりする素直で優しい面もあった。
幼少期からアリアを喜ばせようと花を差し入れたりプレゼントをしていたが彼女の望みとはズレていたため喜んでもらえることはなく挙げ句「光牙達との旅が楽しかった」とまで言われてしまう始末であるが、マルス側では唯一彼女に優しく対応していたのが彼だけということもあり彼女に嫌われてはいなかった。
幼少時一度アリアに「湖のほとりに咲く花を見せたい」と思い、無断で彼女を連れ出したこともあったが、メディアに見とがめられ断念していたことがある。
それでもアリアの意志がマルスの意志に反する事実を受け入れられず光牙らにそそのかされたと思い込んで光牙らへ攻撃しつづけ、あげく24話では自分の意志でコアを破壊しようとするアリアに向かって「ア"リア"ァァ〜!」と半泣き声で叫ぶ始末であり、お坊ちゃんならではのメンタルの弱さも露呈した。
27話で闇の遺跡の幻影と向かいアリアの気持ちを考えていなかった自身に反省するもアリアは彼の眼前でマルスに殺害され、当のエデンは「アリアー!」と叫びながらマルスの力で連れ帰られソニアに引っ張られていき彼女を看取ることも叶わなかった。このショックは非常に大きかったらしく29〜34話と5話に渡って体育座りして涙ぐんでいた。
35話で見かねたソニアやミケーネに鉄拳制裁を受けるも、結果的にそれがマルスへの疑念を深めることとなり、またアリアの残留思念が宿った花びらの導きにより彼女の願いをやっと理解することになり、36話で父に反旗を翻す決意を固め、37話で処女宮に乗り込み父の友人でもある乙女座のフドウと対決、その際光牙達には「仲間になるつもりはない」と言いつつ先に吹っ飛ばしている。フドウに苦戦するものの、アリアを守れなかった後悔と彼女の願いを叶えたいという想いでセブンセンシズに覚醒し、フドウを吹っ飛ばす。また何故か髪が白っぽくなっていた。
その後十二宮上部を目指す途上で、姉ソニアの死亡を察知するが、彼女の遺体を見守っていた蒼摩にももはや怒ることはなく、逆に彼に先を行く様促したあと暫く彼女の側につき、ミケーネが魚座のアモールに討たれたのを察知するとソニアに「姉上、行きます」と声をかけ先へ進んだ。
技
- フォルゴーレ・ルネッサンス
- トニトルス・ヘラカーロス
- トニトルス・サルターン
- ヒーラ・マスティーア
- トワノ・トルナード
雷撃と竜巻を発生させてぶつける。
- オリオンズ・デヴァステーション
強力な雷撃を地面に這わせるようにぶつけて相手を吹き飛ばす。
二次創作での扱い
彼の聖衣には肩パーツから布のようなパーツが伸びてなびいているのだがこれを「トイレットペーパーにしか見えない」「布がからまる、ひきずる」「他キャラに顔を拭かれる、縄跳びに使われる」などのネタにしたイラストがpixivなどではちらほら見られる。
ぼっち
学園で友達がいる描写が無く、思えば初登場シーンも皆から離れた所にいたが、その後も光牙たちが集団でいる時にいつも一人で現れ去る様からぼっち認定を受けている。
聖闘士ファイトでやっと大々的に接触するか?と思いきや準決勝でエデンと光牙がぶつかる直前にトーナメントはマルス軍勢のパライストラ襲撃により中断。
光牙・蒼摩・ユナ・龍峰はエデンより後に登場した栄斗と結束し5人で聖域に向かった。
そして13話で敵サイドとして登場。しかし公式やメディアにも敵サイドの人物ではなくレギュラーキャラとして紹介されており、38話でついにマルスを裏切った。
またぼっちでも学園生活はそれなりに楽しかったのか、21話ではマルスがパライストラを破壊した件について若干抗議をしている。
余談
キャラクターデザインが旧作のキャラなどに似ていると言われていたが、実際「聖闘士星矢ぴあ」での馬越発言によると原作者や旧作のキャラデザの画風を意識してデザインしたということである。
ただし上記の通り性格は大幅に違っている。