ザングースとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
概要
沖縄県にハブ退治のために持ち込まれた外来生物:マングースをモチーフとしたポケモンである(ネコイタチはマングースの別名)。
ただしその容姿からは、あまりマングースの特徴を確認することはできない。
どちらかと言うとマングースよりも太った猫やウサギを思わせる外見をしている。
サンムーンにて正当なマングースポケモンである、ヤングースやデカグースが登場した。
キバへびポケモンハブネークが種族的なライバルとして位置づけられており、「どく」状態にならないとくせい「めんえき」と「どく」状態の時に技の威力を上げる「どくぼうそう」を持つ。
これは元々マングースがハブ対策に放獣された経緯があるためである。
図鑑によると、普段のザングースは四足歩行で、ツメをしまっているらしい。
『BW2』では濃い色の草むらからハブネークと同時出現する場合があるが、仲間割れをする様子は無い。
だが『XY』においては群れバトルでライバルのハブネークと共に出現する事があり、互いが互いを攻撃し合う。
しかも4VS1の図になる(『X』ならザングースが4、『Y』ならハブネークが4)ので1匹側に追いやられた方を捕まえるのは困難を極める。まかり間違っても色違いなんか引いた日にはもう。
なお、「ブレイククロー」は元はザングースの専用技だった。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
73 | 115 | 60 | 60 | 60 | 90 |
両刀バランス型のハブネークと比べるとこちらは物理一本に特化され、よくも悪くも無駄がない。
攻撃力が115と非常に高く、かくとう以外のタイプでは珍しく自力で「インファイト」を覚えられる。
ノーマルタイプらしく他の物理技も充実しており、三色パンチや「シザークロス」、「はたきおとす」など有用な技を習得する。また、「ちょうはつ」や「かなしばり」のような優秀な補助技も覚えられるなどサポート面でも結構器用。
隠れ特性でありザングースの固有特性でもある「どくぼうそう」は「どく」状態にしか適用されないのでほぼ「こんじょう」の下位互換だが、それでも特性が乗った状態の「からげんき」の威力は凄まじく、かの「こだわりハチマキ」オノノクスの「げきりん」と同等になる。
ただ、素早さが90と遅くはないが100に届かない微妙な数字で、更には耐久も低め。
持ち物も特性の関係上「どくどくだま」に固定され、「きあいのタスキ」を持たせるわけにいかない上に戦略も読まれやすいのが難点。
ただ決して遅くはないため「おいかぜ」との相性は良好で、きちんとお膳立てをしてあげれば間違いなく活躍の余地はあるだろう。
『USUM』では「はらだいこ」と「じごくづき」を習得し、ゴーストタイプへの打点と、火力をさらに磨くことができるようになった。特にA252振りの個体の「どくぼうそう」+「はらだいこ」は、「でんこうせっか」で耐久無振りガブリアスを一撃で沈めるという冗談のような威力を出せる。
ポケモンGOにおけるザングース
2017年12月に実装された、第3世代の最初の50種のうちの1種。
天候が「ときどき曇り」の時には大量に出現するが、それ以外の天気では殆ど出現しないという極端な出現パターンを持つ。
当初は南北アメリカ限定のポケモンだったが、2018年1月に出現地域のシャッフルが行われ、ハブネークと入れ替わる形で日本を含むアジア・欧州地域に出現するようになった。
性能面は耐久性が低く、攻撃力が高いという原作の仕様をほぼそのまま踏襲しているが、無進化ポケモンということもあり、総合的な性能はまあまあといったところ。
ノーマルタイプのアタッカーには既にリングマという強力なライバルがいるため、あちらと比較されてしまいがちなのも悩ましい点である。
とはいえ、通常技で非常に出が早くゲージを溜めやすい「れんぞくぎり」を覚えられる上、ゲージ技でかくとう技の「インファイト」を覚えられるため、あくタイプ対策にはなる。
幸いなことに、レイドボスの★★★★ボスにあくタイプのバンギラスとアブソルがいるため、実用性の面でもある程度は噛み合っていると言える。
特にバンギラスに対しては、ゲージ技の「インファイト」と「あなをほる」の両方がこうかばつぐんとなるため、きちんと技を見極められれば十分に対抗できる。
また、3つ目のゲージ技は「つじぎり」であり、こちらを活かせばエスパー対策としても使える。この場合、通常技はゴースト技の「シャドークロー」でも良いが、連射性とゲージ回収効率も考えると、やはり「れんぞくぎり」にしておく方が無難か。
惜しむらくは高い攻撃力を存分に生かせるタイプ一致技が皆無であるところか。その辺はノーマルタイプらしく器用さで勝負したい。
そこまで強力なポケモンではないが、使い方次第では大化けする可能性も秘めているので、思い入れがあるという方は育ててみるのも悪くはないだろう。
pixivにおけるザングース
ザングースはピカチュウやルカリオ、シェイミなどと違い、アニメやゲームにおいて特別な立ち位置にいるポケモンではなく、対戦で使いやすいわけでもないため一般的に言われる人気ポケモンではないが、何故かイラスト投稿数が非常に多い。数だけで言うならブイズに匹敵する。
これは二足歩行する獣人的な容姿から、ケモノ系イラストを描く層(ケモナー)に一定の人気があるためと思われる。
また、本来の姿よりもふとましい姿で描かれることも多い。
同じ獣人人気のあるミミロップのイラストは等身が上がることのほうが多いのに比べ、ザングースのイラストは逆に等身が下がってネコマスコットのようになるか、あるいは余分に肉がついてぽっちゃりしてしまうことのほうが多い。
(なお、とくせい「あついしぼう」を持った個体がゲーム上に登場することはない)
ザングースの等身が高い獣人化というのはまず見ない。
ついでに言うと人間化イラストもあまり見ない。男性的印象が強いからかもしれない。
関連企画
【企画】3/9はザングースの日
3月9日にあわせてザングースのイラストを投稿する企画。
【企画】ザングースの谷
ザングースだらけの村を作ろう企画。
関連イラスト
関連タグ
オタチ ジグザグマ ブイゼル スカンプー ミジュマル コジョフー
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