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ボッシュ・ウェラーの編集履歴

2024-01-28 00:37:35 バージョン

ボッシュ・ウェラー

ぼっしゅうぇらー

ボッシュ・ウェラーとは、サンライズのメディアミックス『機動戦士ガンダムF90』の登場人物である。

そうだ 火星のオールズモビルの基地を叩く!

第13実験戦団としてではなく


本来の第13独立機動艦隊として!


CV:中田譲治(Gジェネレーションシリーズ)


概要

地球連邦軍第13実験戦団の実験部隊隊長を務める連邦軍大尉。

当初は「ボッシュ」という名前だけが判明しておりフルネームは不明だったが、機動戦士ガンダムF90FFにてボッシュ・ウェラーと定められた(サイバーコミックス版のボッシュ大尉とSDクラブ版のウェラー大佐を合わせたと推測される)。


元はカラバのメンバーで、第二次ネオ・ジオン抗争(当時は少尉)ではジェガンジムⅢと言っているシーンも)に搭乗し、アムロ等と共に奮戦。

アクシズ落としにおいては、第13独立機動艦隊「ロンド・ベル」の隊員として彼もまたνガンダムと共に押し返す活躍を見せている。

この事は一つの自慢となっており、部下のシド・アンバーにも何度か聴かせているレベルのことだった(シドはシドで『お!大尉、自慢のあれですかい?』と何度だってノリよく聴いてくれる)。





















以下ネタバレ注意











「お前らのような

 戦争を知らない連中に話しても

 解らんだろうがな」


























ネオジオン第2の反乱の時 俺は見た!

 ジェガンのコクピットで

 νガンダムから放たれた光を!!

 そして思った いつかこのガンダムの力を

 手に入れてやろうと!」




これがガンダム!悪魔の力よ!!






これがガンダム!悪魔の力よ!!「これがガンダム!悪魔の力よ!!」


表面上はMS談義もノリよく聴いたり語ったり、教え子たちの面倒を率先して担う等の人柄の良い人物であるが、一方でかなり屈折した内面を抱えている。

彼は第二次ネオ・ジオンとの戦いに参加した際、コクピット越しにνガンダムから放たれたサイコフレームの光「サイコ・フィールド」を目撃する。

後に「アクシズショック」と命名されたこの現象を目の当たりにしたボッシュは、理屈を無視した強大な力を生み出すガンダムという大きな存在に一種の信仰心を抱くようになってしまう。






漫画「機動戦士ガンダムF90」


「ガンダム」への思いをこじらせ続けた彼は、いつの頃かジオン残党軍であるオールズモビル軍こと火星独立ジオン軍と内通し、ガンダム奪取の計画を企てる。

火星に向かう途中の第13艦隊に機動爆雷を当てるように仕向け、タイムスケジュールを狂わせることで補給艦との接触や地球圏への帰還を難しくした。

作戦は成功し「F90の2号機」を奪取したボッシュは、自身が悪魔とまで称した大いなる力を名実共に手に入れ、最終的には半ば私物化している。


第13艦隊が火星に辿り着いたことで、オールズモビルの施設内部にて改修した2号機に搭乗、デフ・スタリオンが駆る1号機と交戦する。

戦闘時にデフがF90の動作に違和感を感じた事でF90に積み込まれた「疑似人格コンピュータ」の正体を「A.R」と「C.A」について明かす。

この際に【ガンダムに搭載されている疑似人格コンピュータのパワーによるもの=ガンダムの持つ圧倒的なパワー】とも語っており、彼の望むものはまさにこれ以上ない形で手に入ったと言えるだろう。


アムロの言うところの人の心の光を目撃した彼が、ガンダムの宿敵であるジオンに手を貸し、挙句に悪魔となるとは、なんとも皮肉である。

もっともガンダムはジオンから白い悪魔とあだ名され恐れられていたから正しい見方とも言える。

しかし『ガンダム』の力を信奉し過ぎたため、自身の部下であったデフの成長には気づけなかったようで、機体の性能を越えた彼の実力に不意を衝かれて敗北、戦死した。

事実、死ぬ直前まで「落ちろ! ガンダム」と発言しているため、彼が見えていた相手はデフではなくガンダム……かつての戦友を模倣する「A.R」だったのだろう。


大人になれなかった子供、いわゆる小者悪役であるが、一方で強大な力に憧れて手段を問わなくなるという、ある意味人間らしい感情を持っていることから、ガンダムF90 火星独立ジオン軍仕様という個性的ながらマイナーな搭乗機体と共にカルト的な人気を誇っていた。


ゲーム「SDガンダムGジェネレーション」シリーズではFにて漫画「ガンダムF90」のシナリオが追加された際にラストバトルが映像化、スピリッツでは撃墜時の台詞として「俺のガンダムが、負ける!?」とガンダムと言う悪魔の力を手に入れたにもかかわらずもう1つのガンダムに負けたことを認められずに敗北するなど、ファンだけでなくGジェネレーション開発陣も同様の印象を抱いていることが分かる。


























「アムロさん…お供をさせてください

 そうでなければカラバからあなたについてきた

 甲斐というものがありません!」


アムロ「もういい!みんな離れろ!!」


「アムロ大尉!!」


アムロ「ガンダムの、力は…!」




「あれが…ガンダム!!」






突然の再評価

2022年1月に発売されたガンダムエース内の「F90FF」最新話において「彼がカラバからロンド・ベルに至るまでアムロについてきた部下であった」というたった一言のセリフが放たれたことで、「アムロと共に戦った自慢でジェガンだけでなくジムⅢとも言っていたのはなぜか、『人の心の光』が起こした奇跡を間近で目撃した彼が、なぜジオンと手を組んでまでガンダムを手に入れるという野心に取り憑かれたのか、そこまで執着するガンダムを『悪魔の力』と呼ぶのはなぜか」という原作であった疑問点・釈然としなかった点が30年の時を経て一気に解消されたばかりか、彼のチグハグに見える行動に一本の芯が通るというそれまでの情けない敵役という単純な評価では語り切れない存在となった。


今まで思われていた様な「アムロの意思を何一つ正しく認識しない愚か者」「あの奇跡を見ておいて悪魔呼ばわりかよ」ではなく、むしろ「誰よりもアムロは特別なパイロットやNTなんかではなく普通のただ一人の男だったんだと(もしかしたらシャアよりも)理解していた故に、その末路やそれを汚した連邦を許せなくなってしまった置いていかれた男だった」「あの奇跡を間近で見たからこそ悪魔としか思えなくなった」のではないか?となり、ガンダムファンは衝撃を受けることになった。

また、彼はF90時点で既に「νガンダムから放たれた光」と発言していたが、大多数がアクシズショックについて語る際に同じ光を指して「アクシズを包んだ光」と表現している。

一見するとわかりにくいがこれは、大多数にとっては「遠くからではアクシズしか見えない」から「アクシズが主語になる」が、ボッシュにとっては「アクシズに取り付いているνガンダムが見える位置」に彼も居た=あの戦いを見ていただけでなく最前線で参加しかつ生き残っていたことを暗に示しており、この事に読者は誰一人として気づいていなかったのである。


実際言われてみればそれしか無い設定なのだが、事ここに至るまでガンダムファン達は誰一人予想もしておらず、これを知った瞬間ファン達は、後の騒乱とその先の人間への失望等、彼の心情と行動理由をこの上なく理解できてしまい脳が焼かれる事となった(更にボッシュはアムロがKIA判定で二階級特進して中佐となっているのにもかかわらずアムロを大尉と呼び続けており、その意味を理解してゾッとするモノも多数居た)。

更に新事実としてかつてはジオン軍の親衛隊に所属していたことが判明する。乗機はゲルググの様だが、詳細は不明。また、5thルナを巡る攻防においてジムⅢで出撃していたが、ヤクト・ドーガに撃墜されたものの生還している(その際盾一枚と引き換えに少なくともギラ・ドーガ三機を撃墜する腕前を見せている)。その後はUC0116年においてフォン・ブラウン教導団に所属している。なお、火星独立ジオン軍では「大佐」の階級で呼ばれており、組織内での信頼も厚い。


彼の乗るF90二号機が当時から突っ込まれる程にF90の面影がない魔改造が施されている事、その結果機体各部のディテールがRX-78-2以外のアムロの各種乗機を構成する要素(頭部にアンテナがない=リ・ガズィ、BP改修による片側にしかないビームサーベル及び換装機能オミットと脚部パーツの見た目=νガンダム、左右非対称肩部パーツ=ディジェ)に似ていることやカラーリングが他の火星ジオンのキシリアカラーというよりカラバ時代のアムロのΖプラスと似通った配色であること等彼が「アムロ」をリスペクトしていた描写として受け取れる(実際カラバ以後に彼の乗るジムⅢは連邦のチームカラーだが本来緑の部分が赤であり、シャアの全身赤とは明確に異なる白と差しの"赤"にこだわりを持つようになっている事が覗える)ようになり、だからこそジオン時代ガンダムを悪魔と恐れ、カラバ時代にそのパイロットと会った際彼が宇宙恐怖症を酒で誤魔化す普通の青年であることを認識し、ロンドベル時代にそのアムロを連れて行ってしまったガンダムを真の意味で悪魔と認識したとも解釈出来る。


そのため「ガンダムは人の命を吸う」という数多くの描写に対し「それでも」と返し可能性の獣としたバナージと異なり、彼は「それならば」と悪魔の力としてしまった。

以前までは「ガンダムやNTの力を表面上でしか見えていない」と苦言を呈されていたが寧ろ「ガンダムやNTの内面をよく知った上でそれらが全くなんの価値も発揮しなかった=変わらなかった世界への失望」として「それならお望み通り表面上の力だけを」としてしまったのが彼だったのである。

もっともガンダムとアムロはジオン側から連邦の白い悪魔という異名で呼ばれていたため、単に白い悪魔と同じ力を手に入れて喜んでいるという解釈もできる。しかしこの異名の初出はF90の7年後に発売されたギレンの野望であるため、当時の作者がアムロを意識した表現として設定したとは考え難い。

彼の最後の台詞が「落ちろ!ガンダム!」であり、自身もガンダムに乗り、それを求めながらも何よりもガンダムという存在を憎んでいた事がこの上なく示されていることもコレを裏付けている。


実際カラバ(Ζガンダム)からアムロにくっついてきていたとするならば彼が直に見たガンダムはガンダムフェイスに限ってもサイコガンダムフォウ)、サイコガンダムMk-Ⅱロザミア)、ガンダムMk-Ⅱエマ、場合によっては強化パーツのGディフェンサーに乗っていたカツも含む)、Z(カミーユ)、ν(アムロ)、Ξハサウェイ)とどれもパイロットを連れて行ってしまったガンダムしかないのである。(ガンダムフェイスでなくてもいいならばリック・ディアス=γガンダムに乗っていたアポリー、ロベルトも一応ガンダムに連れていかれた者である)


ご存知RX-78Ez-8、数多くの陸戦型ガンダムNT-1 アレックスステイメンZZEX-sユニコーンバンシィとF90直前の閃光のハサウェイまでに限ってもパイロットを無事に、とまではいかずとも正気のまま、あまり深刻な後遺症を残さず生きていると言える状態で返したガンダムの方が多いにもかかわらずここまで「パイロットを壊した」ガンダムしか身近に居ないのは最早芸術的とすら言える。


(ユニコーン、バンシィを目撃しているのでは?と思われるかもしれないがこの時期はロンド・ベル本隊ではなく教導隊の方にいるはずなので変形前の見かけがガンダムでない事やそもそもユニコーン等の存在が秘匿されたことも相まって詳細が回っていない可能性が高い。一方Ξは醜態ゆえ隠蔽こそされたがマフティーについては大々的に報道されていることや、中枢まで攻め込んでいたので直に見ていても不思議ではなく、「またガンダムが、今度はハサウェイを連れて行った」と認識してもおかしくはない、その場合ペーネロペーオデュッセウスガンダムを見ているかもしれないが、ガンダムとガンダムが戦ったから片方は生き残れただけに過ぎないし、ブライトの息子が連れて行かれたという事実の方が大きいだろう)。

なお、彼の知らないであろう範囲ならガンダム試作3号機トーリスリッターガンダムデルタカイ等悪魔のような性能や代償を持つガンダムも存在する。


更にいうなら彼は終始「これが…ガンダム…!」「νガンダムから放たれた」「ガンダムが起こした」と言い続け一度たりとも「アムロが起こした」とは言っていない

何故なら「自分の見てきた普通の人間はそんな馬鹿げた力など持っていないから」である、であればそんな現象を起こしたのはガンダムであり、普通の人であるアムロを英雄に仕立て上げ、その代償としてその命を失わせたのであれば、なるほど確かにそれは「悪魔」の所業であろう


しかしそれでもあの時の彼は「あれは人の心の光だ」と、アクシズショックを知る者の中で誰よりも理解していたに違いないのである

事実彼は30年連邦軍として、一切の問題を起こさず、後輩を導き、おそらく起きたであろう様々な事件の解決に尽力していた。火星独立ジオン軍側でも反抗する他のジオン残党軍と異なり未来を作るよう導いている。それはつまり「自身の尊敬したアムロはそう考えていたはず」「みんなもそう感じてくれた筈」「そう信じた」結果の行動であるのだから


その全てを打ち崩し、忍耐を挫き、彼の心を叩き折ったのは他でもない「が開封され祈りの内容を知っても変わろうとしない人類」と「起きた奇跡から目を逸らし、捻じ曲げ、腐敗を止まない連邦」、何より「アクシズの攻防からたった30年で腐敗したロンド・ベル」であったのである。

そしてとうとう彼は認識を変えたのだろう「こんな連中の心に光などない、いくら寄せ集まったところであんな奇跡を起こせるはずがない」「ではアレはなんだったのか?…そうか、悪魔の力であったのだ」「だからガンダムという悪魔への生贄としてアムロは捧げられたのだ」と


そうであるならデフとの決戦の様子も「尊敬する男の目を持った目をかけている若者、デフ」と「尊敬する男の技術(魂)が宿ったコンピュータ、A.R」を載せた「敵として向かってくる悪魔、ガンダムF90」という地獄の様な光景になるのである。

ボッシュから見れば双方の操るF90が「親友同士を殺し合せてニヤつく悪魔」にしか見えなかっただろう。


だからこそ彼は叫んだのである


「落ちろ!ガンダム!(死ね!悪魔め!)」


と…


いずれにせよボッシュ大尉が、以後の騒乱で何度持ち出されても必ずパイロットを生きて返したF90に、それもユニコーンという架空の存在、アムロ・レイのパーソナルマークでもあったNTの象徴とされる可能性の獣ではなく、奇しくも「スタリオン」という現実の馬の名を持つオールドタイプの若者が破損したA.Rに頼らずに繰り出した、ボッシュが決して知ることのなかった、「アムロの手を離れた教育コンピュータ」が放ったのと同じラストシューティングによって引導を渡される事になったのは救いであったと思いたい。


プレバンでのF90の展開に合わせてMGではF90のバリエーションとして2号機の火星独立ジオン軍仕様が発売。

続いて2023年にはGUNDAM SIDE-F限定ではあるがエースパイロットログ メモリーオブサイドFシリーズ、HG 1/144 ジムⅢ (地球連邦軍仕様/ボッシュ・ウェラー専用機)が発売、赤の連邦軍仕様となっており、ボッシュ機のB.W.のエンブレムも付属。


関連イラスト

C88ゲスト F90火星独立ジオン

※3枚目がボッシュ大尉のイラスト


関連動画


関連項目

機動戦士ガンダムF90 ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)

ジムⅢ

オールズモビル アクシズショック


ロンド・ベル


  • デフ・スタリオン:部下にして宿敵。部下として目をかけつつもボッシュは最後まで「ガンダム」しか見ておらず、デフ本人を見ることはなかったが、空想の産物である可能性の獣「ユニコーン」ではなく、現実の馬「スタリオン」の名字を持つ彼によって、ボッシュの怨念は討たれることになる。
  • アムロ・レイ:かつての上官。グリプス戦役から第二次ネオジオン抗争までどんな苦境だろうと戦友としてボッシュはお供してみせたが、アクシズ・ショックからアムロが帰還することは無かった。
  • ブライト・ノア:当時のロンド・ベル隊の司令官。実は年齢がボッシュとほぼ一緒。
  • ジョブ・ジョン(F90):ある意味、ボッシュと同じくアムロとガンダムに憑りつかれた、かつてのWBクルー。『F90FF』では、協力関係にある事が確定し、悪い意味で意気投合している。
  • カムナ・タチバナ:一時的な復帰ではあったが、ロンド・ベル隊として共に第二次ネオジオン抗争でアクシズ落とし阻止に加わっている。
  • ユウ・カジマ:同じく第二次ネオ・ジオン抗争でアクシズ落とし阻止に参加し、またアクシズ押し戻しに手を貸したりアクシズ・ショックを目撃している。なお、彼はその光を見てかつての一年戦争のある戦いで関わったあるNTの少女を思い出した。
  • イアゴ・ハーカナ(NT):漫画版『機動戦士ガンダムNT』では彼もまた第二次ネオ・ジオン抗争でアクシズ落とし阻止に参加。彼もまたアクシズ・ショックを目の当たりにしており、それに対してボッシュとは真逆の感想を抱いた人物。
  • リベラ・アマルガム:第二次ネオ・ジオン抗争でアクシズ・ショックを目の当たりにしたジェガンのパイロットの1人。実は元はエゥーゴの構成員である。ユウやイアゴの様に良い影響を与えたり、ボッシュの様に思想が歪むと言ったケースがある中、彼はあまりに強大なサイコフレームの光を見て、『恐怖』と言う感想を抱いた。
  • カール・シュビッツ:アナハイムエレクトロニクス社のテストパイロットを務めるベテランのMS乗りであり、かつて第二次ネオジオン抗争当時に新生ネオ・ジオン側のMSパイロットを務めていた古参兵。過去をあまり話したがらない等ボッシュとは対照的な面が多い。漫画『F90FF』では、第二次ネオ・ジオン抗争でのアクシズ落とし阻止に参加している姿も描かれている。
  • シャルル・ロウチェスター:オールズモビル軍の司令官。『F90FF』では、身元引受人のボッシュと連絡を取り合っており、ネオ・ジオン残党「レガシィ」が暴走した際に彼らを討つ様にボッシュから司令を受けている。
  • フル・フロンタル:説明不要。
  • ミノル・スズキ:地球でアクシズ・ショックを目の当たりにしたことを切っ掛けに、地球連邦軍に入隊した人物。奇しくも彼もF90のパイロットを務めることになったが、遥か木星圏の一国コロニーレーザー発射阻止にわずか7人と7機のMSのみで赴く絶望的な戦力差の作戦を成功させ最年長のパイロットと旧式機のタッグながらも無事生還を遂げた。
  • バズ・ガレムソン機動戦士ガンダムF90と同時期(機動戦士ガンダムF91の前後に当たる時期)のアナハイム・エレクトロニクス側の対応を描いたシルエットフォーミュラ91において、ボッシュと近い立ち位置(主人公の上官で後に敵対、最終的に主人公に討たれる、ラスボスとしては小物と評される)にあるキャラクター。ただし気さくで情に厚く、敵対しても教え子の命はできるだけ救おうとしたボッシュに対し、バズは気前はいいが非情で、敵対したり使えないと判断したものは容赦なく切り捨て、自らの独断専行や軍紀違反は上層部に都合のいい成果と引き換えに不問にさせるなど、性格や軍の腐敗に対する考え方は完全に正反対である。2022年4月、ガンダムエース掲載の機動戦士ガンダムF90FFのラストに登場して以降レギュラー化しているが、今後、ボッシュの評価を一変させたような新設定がみられるかどうかはまだ不明である。
  • カナタ・サワメ:FF隊に所属するパイロットであり、シャルル・ロウチェスターと共に火星生まれで火星独立ジオン軍での部下でもある。ニュータイプとしてジオンの怨念返しではなく未来を考える任を与えられている。


  • 刹那・F・セイエイ:『機動戦士ガンダム00』の主人公。古谷徹と同一人物が演じた人物が乗るガンダムの放つ光に魅せられ、自身もガンダムになろうとしたもの繋がり。ただしこちらはボッシュとは逆にガンダムに「神」を見出した事、憧れた存在の本性がアムロとは逆に醜悪だった事、そしてある意味ガンダムの力を手にした時点で満足したボッシュとは逆に「あんなものがガンダム=神なわけがあるか」と失望するとともに、自分の意思でガンダムを超えるために切磋琢磨していった事などが異なり、そのためボッシュと違い道を踏み外さなかった。

  • フリット・アスノ:『機動戦士ガンダムAGE』の主人公。アスノ家に伝わる「救世主ガンダム」に魅せられ、それともに「英雄」になろうと奮闘するもその半生で様々なモノを失い続けた。その生涯においてガンダムというものの意味が何度も変わっていったが、最終的には武器をおろし、真の意味で救世主、英雄になることが出来た。







  • アマクサ:ボッシュの死から16年後に作られた1年戦争時代のアムロの戦闘データを再現したバイオ脳を載せたF9シリーズの遠い子孫。皮肉にもF90の1号機と似たアプローチを取っているが、そのバイオ脳を以て圧倒的な性能を発揮するその在り方はまさに「悪魔の力」と言うべきものであり、そしてアムロをただの戦闘マシンとして徹底的に利用し尽くすという恐ろしい代物でもあった。アプローチでいうなら「ガンダムこそが悪魔」としたのがA.R及びC.Aやボッシュで、「アムロこそ悪魔」もっというなら「そもそもNT自体が悪魔」としたのがコレになる。この機体は「アムロ不在で起こした奇跡」すら再現した事から、結果的に「アムロが、NTこそが悪魔であった」というなによりの証明となってしまった。彼がこれを目撃したらおそらくこれ以上ない程激昂するであろうことは想像に難くなく、自身の何もかもを粉微塵に粉砕するであろうこのシステムと出会わずに散ったことは、ある意味ボッシュにとって最大の救いだったのかもしれない……。
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