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うしろの正面カムイさん

うしろのしょうめんかむいさん

「裏サンデー」にて連載されている作品のひとつ。原作:えろき・作画:コノシロしんこによるホラーコメディ。
目次 [非表示]

“超”除霊の幕が開く!!

エッッッッッッッッッッロイムエッサイム!!


概要編集

現世にうごめく怪異を除霊する凄腕の霊能力者・カムイと、彼の助手を務める女子高生・耳塚シヅカの活躍(?)を描くホラーギャグ漫画。

「悪霊退治をメインとする漫画」というだけであれば今のご時世さほど珍しくはないが、本作の場合その手段が文字通り悪霊を犯すという点が異彩を放つ。エロ漫画でもここまでド直球なものはあまりない。

というのも本作の世界観において「死の象徴である物の怪や霊は、生を育む行為である性交を激しく恐れる」とされているため。

一見完全な出オチだが元ネタの怪異への独自研究とその引き出しの多さ、

文字通り本番である除霊シーンの多彩さ、そして回を重ねても色褪せないシヅカのリアクションが見どころであり、また人によってはトラウマになった怪異を祓ってくれるトラウマブレイカーでもある。


登場人物編集

  • 耳塚シヅカ

主人公。

幼少期から事あるごとに悪霊を引き寄せてしまう霊媒体質の女子高生でかなりの爆乳。

尋常ではない憑かれっぷりに神社にも寺にも見放されて怯えながら暮らしていたところに偶然出会ったカムイからその体質と逃げ足の速さを見込まれ、怪異を誘き出す囮兼助手のアルバイトとして彼の事務所に住み込む。

ちなみにカムイと出会った当初は自分を取り囲む霊たちより、寧ろその霊たちをまとめてイカせるカムイの方が怖かったとか。


怪異を誘き出してカムイが除霊する隙を作るのと、その後のフォローは彼女の役目。

カムイのあまりにも破廉恥な除霊と性癖に対して時に赤面、時に絶叫、時に諦観するも、

霊媒体質故にぼっちだった自分が明るくなれたのはカムイのお陰だと感謝もしており、何だかんだで彼には全幅の信頼を置いている。

理解できないと漏らしてもいるが。


  • カムイ

もう1人の主人公。

日本一とも謳われるカリスマイケメン霊能者。年齢に関しては明言されていないが、おじさんと呼ばれても特に否定しないところを見るに30~40歳程と思われる。

圧倒的な霊力を誇り、あらゆる悪霊や物の怪を一方的に除霊させていく…が、上記の通りその手段は性交。シヅカが誘き出した怪異を背後から襲って問答無用に犯す。

そもそも彼自身が生きている女性にはピクリとも反応しない、怪異にしか欲情しないド変態であり彼にとって「除霊」とは趣味と実益を兼ねた行為なのである。怪異であれば性別は問わないので男であってもイケる。

オフの日は心霊写真をおかずにして抜く


そのためシヅカを異性とは全く意識しておらず、普段の態度も基本そっけないが、毎晩のように霊を引き寄せる彼女を(全裸で)夜通し守ったり、外出の用事があれば手製の(青臭い)お守りを持たせたりと、少なくとも囮抜きにしても妹程度には気にかけている模様。

また人間に害をなさない怪異は除霊しないなど、彼なりの節度や倫理観は備えている。

ただし自分の性癖が一般的にアウトという認識は全く無いらしく、例え一般人や部外者の前であろうと平然と除霊を行うし、その様子をテレビで放映されかかっても気にも留めない。そのフォローは当然シヅカの役目である。


除霊方法はあれだが怪異への知識量も豊富であることも相まって、並大抵の怪異なら難なく祓え、他にも幽体離脱も容易で霊体の状態で除霊も出来る為、霊能者としてはかなりの実力を誇る。

自慢の摩羅もセンサーの役割をこなし、怪異であれば完全に硬くなる(憑依であれば半硬め)。


この性癖はどうやら幼少期からある様子でその当時から性交での除霊を行っていた模様。ある悪霊を追い求めてるようで…?


  • お市

第4話より登場。市松人形の付喪神。

百年以上もの間様々な持ち主を点々とし、仕舞われては捨てられるのを繰り返した末に自我を持つようになり、神主や僧侶でも手が出せないほどの強い霊力を備える。

自力で動き回れるのは勿論、髪の毛を伸ばして他の怪異を縛り付ける事も可能。主にシヅカが誘き出した怪異を拘束するのに用いられる。


当初は「何度捨てられても戻ってくる呪いの人形」としてカムイとシヅカの元に持ち込まれ、2人を呪おうとするもカムイの心霊写真による行為に戦意喪失し、性道具代わりにされるのではと戦慄しつつカムイに(舌で)溜まりに溜まった穢れを祓ってもらったことですっかり彼に惚れ込む。

それ以降はシヅカに続く2人目の助手となり、シヅカを小娘呼ばわりして京都弁混じりで漫才しながらカムイの除霊をサポートする。


カムイを襲撃した悪霊に「所詮奴のオマケだ」と言われたときから、囮役としてカムイの役に立っているシヅカと比べて自分はなんの役にも立っていないのではないかと思い始め、悪霊にもなりきれず、かと言って人間の役に立つこともできない自分の存在意義に疑問を感じ始める。

そして最後に苦戦するカムイの役に立とうと、自らを犠牲にしてカムイとシヅカを逃がそうとするが、カムイはお市を犠牲にして逃げるよりも共に戦うことを選び、共同技「九十九ノ具足」を発動させる。

これはお市の髪をカムイの手足に巻き付けて、パワードスーツのように能力を強化する技。

あくまで身体機能が強化されるだけなので飛び道具が使えたり空が飛べたりはしないものの、通常のカムイが全く太刀打ちできなかった伝説級の悪霊の攻撃を相殺できるほどの攻撃力と攻撃速度となる。

だが性への耐性が不完全のため長時間の戦闘は無理な模様。


  • イナガワ

第3話より登場。オカルトマニアなシヅカの同級生。

霊感が無いという割に何かと怪異に取り憑かれたり襲われたりしている被害者。しかし本人にその自覚は全くなく、寧ろシヅカをハラハラさせている。


  • キョーコ

イナガワと同じく第3話より登場。ミーハーなシヅカの同級生。

ざっくばらんとした口調に反してオカルトは大の苦手であり、怪異の姿を直に見られる程度には霊感も強い。

しかし同時にカムイの大ファンでもあり、その関係で怪異に遭遇する事が少なくない難儀な娘。


  • シスター・ローズマリー

初登場は14話ラストで本格的な活躍は15話から。

イギリス出身で神父によってその力を見いだされ、幼い頃から悪霊と戦うための訓練を積んできた金髪美女のエクソシスト。エクソシストとしての責任や使命感は強くストイックな性格。

本国ではかなりの実力者だが、日本の怪異には言語や習慣の違いにより理解出来ない為、苦戦する場合が多い(弱い霊なら気迫と生来の力によるゴリ押しで無理矢理祓うことも可能)。

禁欲的な生活を続けていた関係上、カムイの除霊を見ると卒倒してしまう。

そして、私服のセンスは残念。


関連タグ編集

裏サンデー

えろき

コノシロしんこ

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