概要
このエピソードは、原作漫画のエピソード「30年目の初顔合わせなのだ」を多少アレンジして映像化したものである。
(注)この記事にはネタバレが含まれています。
「天才バカボンシリーズ」の主役的存在であるバカボンのパパには、古く昔からの友達がいたが、妻と子供一人を持つその友だちは一家そろって絶対に顔を見せず、手しか見せない人物だった。
今度こそ顔を見てやると決意したバカボンのパパは、さっそく友達の家に行くが、顔を見ようとするとすぐさま瞬間移動のごとく友達に逃げられてしまう。
バカボンのパパはどうして手だけ見せて顔を見せないのかと問いただすと、友達は元々人前では顔を合わせない主義だった。
一家そろって手しか見せない友達に散々振り回されたバカボンのパパは、イライラのあまりうっかり夕食のすき焼き用のガスコンロを倒してしまい、火事を起こしてしまう。
パパはなんとか脱出するも、友人一家は家から出てこない。
助けを求める友達の家族に、急いで脱出すれば助かるとバカボンのパパは呼びかけたが、友達とその家族は顔を見られるぐらいなら死んだほうがマシとの如く、脱出せず焼け死んでしまった。
パパ「とうとう出てこなかったのだ…」
次の日、バカボンのママが新聞を読んでいたら…?
ママ「あら、パパ?変な記事が載ってるわ。…焼け跡から不思議なことに手の骨が3本しか見つからなかったですって。」
パパ「…それでいいのだ…」
ママ「え?」
この時のバカボンのパパは、本心では怯えていた…。
余談
このようにアニメではホラーな感じで終わった回だが、原作における方ではパパがその友人の顔を見たいが故にわざと放火をしており、その上友人が死亡したという新聞記事を見ても全く怯える事が無かったという、ホラーというよりブラックなオチであった。