概要
1987年7月8日、川原ひろし(川原浩史)が、東京都世田谷区羽根木の環状7号線沿いに豚骨ラーメン店「なんでんかんでん」を開店した。
本場・博多の濃厚な豚骨ラーメンを出す店として繁盛し、東京に豚骨ラーメンを根付かせ、ラーメンブームの一端を担った店として知られていた。
専用駐車場の廃止、迷惑駐車、交通渋滞、また近隣住民の反対等の問題もあって2012年11月6日に本店が一時閉店した。しかし再オープンすることは無く、2015年までに全店舗を閉店している。だが2018年9月に高円寺駅南口に再オープンした。 2020年1月17日から渋谷肉横丁に移転したが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け6月に閉店した。2021年12月に西新宿店をオープン。
代表取締役社長の「川原ひろし」
1964年3月13日生まれ。福岡県福岡市博多区出身。
高校卒業後、歌手を目指し上京、雑誌に掲載されていた作曲家の募集に応募したことがきっかけで東芝レコードから「打碁一代」という曲で作曲家としてデビューした。しかし自分で歌を歌いたいということで、シャンソンタンゴ歌手として日本シャンソン界の殿堂銀巴里のステージにも立つ。そのかたわら司会やお笑いにも興味を持ち、漫才コンビを組んだ後、漫談家になったこともある。
上京して特に東京に「とんこつラーメン」が無かったことに驚いたこと川原は、お笑い時代の師匠「宮城けんじ」の応援もあり「博多ラーメン」を修得するためにいったん帰省、再上京後、1987年7月『なんでんかんでん』を開業。5年後には日商120万円を超える日も出るほどの繁盛店となった。
また店舗だけでなく川原自身も、2001年に放送が開始されたテレビのバラエティ番組『マネーの虎』(日本テレビ系列)に投資家として出演したことがきっかけでブレイク、独特のキャラクターで多くのテレビ出演をこなすなど、タレント活動も平行して行った。