概要
シャンソンとは本来フランス語で「歌」を意味する語「chanson」である。そのため、フランスでは単純に「歌曲」という意味で用いられる。
フランス以外では基本的には「フランス語で歌われた、フランスの歌謡曲」という意味で使われており、特に日本では1960年代ごろまでに発表されたものを「シャンソン」と称することが多い。
ミッシェル・ポルナレフやジェーン・バーキンらのフレンチ・ポップスとの違いは明確ではないが、フレンチ・ポップスがアメリカのポップスやロックに影響を受けたジャンルであることから、それ以外のフランス歌謡曲を概ねシャンソンと分類されている。また、たとえフランス語で歌われていたとしても、ヒップホップやハードロック、エレクトロニカなどはシャンソンに含まれない。
フランス以外の国で作曲されたが、フランス語で歌われ、ヒットしたことでシャンソンに数えられている曲も存在する。たとえば、『サン・トワ・マミー』はベルギーの楽曲だが、フランス語でカバーされたものが有名となったためシャンソンとして知られている。
国民性もあってか、恋愛(悲恋)やパリの美しい風景に関連した歌詞が多く、日本での訳詞もそのような内容で歌われる。
著名な楽曲
- 愛の喜びは
- 愛の讃歌
- 枯葉
- バラ色の人生(ラヴィ・アン・ローズ)
- さくらんぼの実る頃…『紅の豚』でマダム・ジーナ(加藤登紀子)が歌ったことでも知られる
- サン・トワ・マミー
- 暗い日曜日…元はベルギーの曲。
- ろくでなし
- 愛の物語…日本ではサーカスが『Mr.サマータイム』としてカバーしたものが有名
他多数
著名な歌手
フランス語圏
- エディット・ピアフ
- シャルル・アズナヴール
- ミッシェル・フューガン
- サルヴァトール・アダモ
- イヴ・モンタン
日本語
など
関連タグ
早口言葉:「新春シャンソンショー」がある。