概要
TOKYOTOONによるゲームと、シンエイ動画制作のショートアニメからなるメディアミックス。
アニメとゲームでは、それぞれ異なる世界観が展開される。
テレビアニメは、5分弱のショートアニメとして、AT-Xなどで2019年10月から12月に放送された。
アクションゲーム『ぬるぺた クイーンバグの襲来』が2020年1月に発売されている。
スタッフ
監督 | 小倉宏文 |
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原案・脚本 | はと |
キャラクター原案 | 竹嶋えく |
キャラクターデザイン | 板倉健 |
音楽 | 岸田勇気(F.M.F) |
音響監督 | 明田川仁 |
音響制作 | マジックカプセル |
アニメーション制作 | シンエイ動画 |
制作協力 | アセンション |
主題歌
#NULL!*Peta
作詞:やしきん
作曲・編曲:岸田勇気
うた:ぬる(CV:和氣あず未)、ぺた(CV:上田麗奈)
あらすじ
交通事故で、姉のぺたを亡くしたぬるは、天才科学者としの才能を生かして、生前の記憶と性格を持ったロボット、ぺたロボを開発する。
そうして、ぬるとぺたロボのハチャメチャな日常が始まるのであった。
作中用語
以下では、アニメ版の設定を記述します。ゲーム版の方の設定加筆もよろしくお願いいたします。
バグ
アニメ、ゲーム両方に登場する、丸い形をしたなぞの敵。形は共通だが、色はさまざま。どんなものも食べ、そしてそれによって成長する。また物に擬態することもできる。
再生能力は驚異的。ある程度すると分裂し、数を増やす。また、融合することで成長する。
弱点はバグの心臓にあたるコア。
登場人物
本作の主人公。天才科学者で、その才能を生かし、亡くなった姉のロボットを開発する。
ぬるの姉。すでに故人。ぺたロボは、ぬるが彼女を模して開発したロボット。
夏休みに行った、海水浴場のかき氷屋さんの娘。
外部リンク
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この先ネタバレ要注意
実は、交通事故に遭っていたのはぺたではなく、ぬるである。
そして、ぬるはその交通事故により、意識不明で昏睡状態にあったのだ。
しかし、ぺたの必死の看病により、一生目を覚まさないとさえ思われていたぬるは意識を取り戻した。
退院後、帰宅したぬるはこれまでいた世界の“正体“を知らされる。
これまでいた世界は、ぺたが「大切な人が一人ぼっちにならないため」に作った仮想空間であった。そしてぺたはぬるの心の中にずっと語りかけていたのだ。またそうして、ぺたは、ぬるが意識を取り戻したあと、時間が進みすっかり変化してしまっていることで、適応できなくなることを防ぐための心の治療をしていたのだ。
また、家には“ぺたロボ“そっくりの小さなロボットがおり、これはぬるをサポートするためのロボットと思われる。
これまで、ぬるがいた世界は姉・ぺたの妹に対する「愛の結晶」であったのだ。
それから数ヵ月後、ぬるは学校に登校する。
そしてクラスメートたちの前で自己紹介をするが、うまくできず、笑われてしまう。
また、学校へのトラウマを抱えてしまうところだったが、そこへサポートロボットが機転を利かし、気まずい雰囲気から脱した。
ぬるは、クラスメートからロボットの名前は何なのか尋ねられると、「(ぬるとぺた)ふたり合わせて“ぬるぺた“」と答えた。
そこには、以前とは違い、明るい笑顔でクラスメートと話すぬるの姿が…。
ぬるは小さいが、確かな一歩を踏み出したのだった。