ほうきギター
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ほうきぎたー
ほうきをギターに見立てて演奏の真似をすること。
「ほうきギター」(箒ギター、ホウキギターとも)とは、箒の形状をギターに見立て、演奏しているかのように振る舞うエアギターの一種である。
用いられる道具
ほうきギターには、その名前の通り箒が用いられる事が多い。
モップ、デッキブラシ、クイックルワイパーなどを用いた場合でも、ほうきギターに含まれる事がある。
特に用いられる事が多い箒は、立ったまま床の掃除が可能な長さで、ブラシ部分が平面になっている、平筆状の箒である。
ほうきギターに平筆状の箒を用いる利点は、
- 学校などで広く採用されるなど、普及率が高いため入手しやすい
- 多くの人が触れる箒なので知名度が高く、見る側も箒だと認識しやすい
- 形状をギターに見立てやすく、見る側にギターだと思わせる事が容易
- ブラシ部分が固定されているので、パフォーマンス中にぐらつきにくい
等が挙げられる。
逆に欠点を挙げると、
- ブラシに手が当たることがあり、箒がささくれるおそれがある
- 当然音は出ない
- そんな事をしていると掃除がはかどらない
等がある。
行い方
演者の多くは、箒のグリップをギターのヘッドに、箒のブラシ部分をギターのボディーにそれぞれ見立て、箒のブラシ部分あたりで手を動かしてギターの弦を弾く真似をする。
「じゃかじゃん」「ギュオーン」など、ギター音の声真似も併せて行われる事がある。中には、ドラムのような「ツッタンツツタン」といった、ギターとはかけ離れた楽器の声真似も見られる。
たいていは学校などの遊びの場面で行うものなので、演奏の正確さはあまり求められない事が多い。
要はギターで演奏しているように見えさえすればいいので、左右が間違っていたり、握る位置や弦を弾く位置がおかしかったりしても、箒をギターに見立てていればほうきギターである。
むしろ、ギターをあまり知らなかった青春時代に見よう見真似でやった懐かしさこそ、ほうきギターの本質なのかもしれない。
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