この本はオンラインゲーム『ArcheAge』の原作小説。中国と韓国で出版されている。第一巻と第一巻は最初の遠征隊の一人、「放浪の王子ジン」出生と家族の物語、第三巻は最初の遠征隊の一人「慈愛のキープローザ」と伝説の「雪の鳥」をめぐる物語。第四巻と第五巻は宮廷の陰謀の策略のジンが体験する恋と戦争の物語である。もみの木と鷹の次のシリーズの『相続者たち』は韓国と中国[注 2] で出版されている。 アーキエイジの政界間を共有する『もみの木と鷹』シリーズは2000年前の旧大陸の12人の最初の遠征隊中、冬のもみの木と娘「キープローザ」とエペリウム王国の奇蹟「ジン・エバナイト」の話だ。フィックスアップ(fix-up)スタイルで構成され、読者は小説の中の各場所を回りながら、それぞれのストーリーを楽める。同時に各ストーリーが繋がれて作られる大きな叙事を共に味わうことができると言われる
作品解説
もみの木と鷹1-女神の幼い娘(上)
(2013年6月14日発売 / ゲームオン )
エペリウム王国 の美しき舞姫エレクティナは、国王の寵愛を受けて国王の第一子となる王子を授かった。嫉妬に狂う正妻サビーナ王妃の手から王子の命を守るため、エレクティナはまだ赤子の王子とともに王宮から逃げ出すこととなる。「ArcheAge もみの木と鷹」シリーズ第1弾。最初の遠征隊の一人、「放浪の王子ジン」出生の物語。
もみの木と鷹2-女神の幼い娘(下)
(2013年6月14日発売 / ゲームオン )
サビーナ王妃の「悪鬼術師・アユブ」が召喚した悪鬼から逃れたエレクティナと王子は、ラバンとともに平和な生活を過ごしていた。しかし、ラバンの異母姉弟 であるサービナ王妃は、またもアユブを使ってラバンを追い詰める。
もみの木と鷹3-雪の鳥
(2013年6月28日発売 / ゲームオン )
北メイア王国の雪深い小領国「もみの城」 には、雪崩(なだれ)を喚ぶという伝説の鳥「雪の鳥」が囚われていた。今は伝説の影もなく、見すぼらしい姿となった雪の鳥の力を唯一信じる少女、キープローザ。彼女は雪の鳥とともに、雪に覆われた城を抜け出し、世界の首都「デルフィナード」 へ飛び立つことを願った。超大作MMORPG「ArcheAge(アーキエイジ)」の原点が今ここに。最初の遠征隊の一人「慈愛のキープローザ」の物語。
もみの木と鷹4-裸足と徒手の夜明け(上)
(2013年7月19日発売 / ゲームオン )
故郷エペリウムへと戻り、王子となったジン。幼いまま結婚し、成人した彼は、国の慣習にしたがって初めての戦争に赴く。それは成人した王子に課せられた、形式的な戦闘にすぎない、はずだった…。運命の濁流へと飲み込まれる「放浪の王子」。彼は生き残ることが出来るのか。「ArcheAge もみの木と鷹」シリーズ第四弾
もみの木と鷹5-裸足と徒手の夜明け(下)
(2013年7月19日発売 / ゲームオン )
初めての戦争から帰還したジン。彼は不思議な夢で見た風景に、心を囚われていた。そして彼を襲う、耐え難い悲劇。ArcheAgeの世界を綴る壮大な物語の序章「もみの木と鷹」シリーズ最終巻。ここより伝説は大きく動き出す。
登場人物
エペリウムの王国
- ローアンドロス-国王
- サービナ-王妃/エケノースの娘
- ティナ-ローアンドロスの妃/ジンの母
- ジン-王子/最初の遠征隊
- アンタロン-大臣/王の助言者
- メディオン(ラバン)-エケノースの末の息子
- アユブ-サビーナ王妃に仕える悪鬼呪術師(ネクロマンサー)
- リヴォラ-サビーナ王妃に仕える将軍
デイヤ城(もみの木の城)
- キープローザ-女主人公・領主の孫娘
最初の遠征隊
- ジン(Gene Evernight)主人公-エペリウムの奇蹟、シャドウホークの右の剣、現世の王(王子・剣士・暴力団のリーダー・キープローザの恋人。)
- キープローザ(Kyprosa Daeior)女主人公-冬・もみの木の娘、母に一番近づいた存在、庭園のゲートキーパー(もみの木の城の領主ロジアの孫娘、ジンの恋人)
- ルシウス(Lucius Quinto)-天才詩人、インスピレーションの放浪者、偉大な文明の最後の証言者(低い身分の詩人・愉快な性格・エアンナの恋人。)
- エアンナ(Eanna Nimush)-優しい恋人、号泣に耳を傾ける者、新世界の母(デルフィナードの総督の娘、ルシウスの恋人)
- タヤン(tahyang Kahlzip)-大草原の息子、シャドウホークの左剣、風の神-強い体力の弓と刀の名人、野蛮部族のリーダ・ジンの義兄弟
- メリッサーラ(Melisara Livolla)-復讐者、シャドウホークの盟約者、赤い斑点の主(没落貴族の娘・殺し屋・ジンとタヤンの部下であり同僚)
- アーランゼブ(Aranzeb)-高潔な世捨て人、最も偉大なウィザード、祭祀丘の盟約者(エルフの魔法使い・キープローザの魔法先生)
- アーランゼビア(Aranzebia)-願いを忘れない人、致命的な誘惑者、エノアの災害(エルフ・アーランゼブの養女で、わがままな性格)
- オロー(Ollo)-孤独な探求者、火の世紀の主人、流刑された全能の神(ドワーフ種族・エンジニア・中年のおじさん)
- イーノック(Inoch)-パンテオンの司祭、一種族を滅ぼし、同時に創造した者、世界の封印の守護神(デルフィナードの高貴な司祭)
- オーキッドナ(Orchidna)-捕食者の娘、非常に長い時間待っ少女,三血筋の女王(キープローザの妹)
- ネイマー(Naima)-低い者たちの保護者、惜しげもなく与える女、神の伴侶(文字を知らない舞姫)
出版
- もみの木と鷹1-女神の幼い娘(上)(ISBN 978-4-907316-00-6)
- もみの木と鷹2-女神の幼い娘(下)(ISBN 978-4-907316-01-3)
- もみの木と鷹3-雪の鳥(ISBN 978-4-907316-02-0)
- もみの木と鷹4-裸足と徒手の夜明け(上)(ISBN978-4-907316-03-7)
- もみの木と鷹5-裸足と徒手の夜明け(下)(ISBN978-4-907316-04-4)
水野良氏(『ロードス島戦記』『魔法戦士リウイ』)推薦
「アーキエイジ」は西洋のハイ・ファンタジーを連想させる本格的な小説です。
登場人物をひとりずつ、魅力的に描いてゆくことで、物語が編みあげられています。
背景世界は重厚であり、長大な歴史が語られてゆきますが、場面展開のテンポがとてもよいので抵抗感なく読み進めることができるでしょう。
自由度が高く美麗なグラフィックのオンラインゲームも、サービスが始まります。韓流ファンタジーの最高峰を、皆さんもぜひ体験してください。
関連タグ
ArcheAge、ルーンの子供たち、ドワーフ、ファンタジー、エルフ