概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『少女革命ウテナ』に登場する、土谷瑠果×有栖川樹璃のNLカップリング。
原作メディアにおけるふたり![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
TVアニメ版・旧作漫画版共通設定![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
彼に代わってフェンシング部の部長代行を務めたこともあった。
以下、ネタバレ注意!!
TVアニメ版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
第28話「闇に囁く」にて瑠果は学園に復学し、樹璃の幼馴染であり
彼女の想い人でもある高槻枝織と交際を始め、のちに彼女を一方的に振るような形で破局し、
樹璃を翻弄するような行動を見せる。
そして第29話「空より淡き瑠璃色の」にて、
樹璃は瑠果に部屋の壁に体を押し付けられ、強引に唇を奪われる。
いう条件のもとでフェンシングの剣で私闘をした結果、瑠果が勝利した為、
そして、ウテナとの決闘で肌身離さず身に着けていた
胸元のペンダントを弾き飛ばされた樹璃は
自ら胸元に付けていた薔薇をむしり取る。
ウテナの勝利という形で決闘が終わり、
「心配ない、心配ないよ……樹璃」と言葉を掛ける。
そして数日後、瑠果は学園から再び姿を消し、
その事を訝しみながら樹璃は練習中に怪我をした生徒の見舞いに病院を訪れる。
そして、たまたま通りかかった看護師たちの会話を聞いて初めて、
瑠果が息を引き取った事を知るのだった。
上記のように、一見不可解に見える瑠果の行動原理であるが、
彼の行動原理は徹頭徹尾「樹璃のための行動」であった。
恋慕に葛藤する様を見た瑠果が、
彼自身も樹璃をひとりの女性として愛していながら、
自らの行動が樹璃を苦しめることをあえて承知で、
瑠果自身が病状の悪化により余命が僅かであることを把握していながら
彼は無理をして学園に復学し、上記のような一連の行動に出たのだった。
旧作漫画版番外編「深き瑠璃色の影」![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
アニメ版を踏襲してはいるものの、ウテナとの決闘を断った
樹璃の想い人の設定がアニメ版とは異なっていたり、
細部でTVアニメ版とのストーリー展開・設定の大きな変更点が見受けられる。
何も言わずに入院していった瑠果の姿を無意識のうちに冬芽に重ね、
冬芽への恋心だと錯覚するようになっていた、といったものであった)
樹璃は「私はそんな話、信じない。瑠果は生きてる。私の中ではいつも」と
また、旧作漫画版では瑠果が息を引き取る場面が描写されておらず、
彼の生死もストーリー終了まで曖昧なままであった。
新作漫画版『美しき棘』(ネタバレ注意)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
こちらの新作漫画版での樹璃の想い人は枝織という設定である。
新作漫画版設定での瑠果は枝織とは「婚約者同士」という関係である。
実は瑠果は樹璃の学生時代に、川で溺れた枝織を助けて自らも溺れてしまった樹璃を助けたのと引き換えに、新作漫画版ストーリー開始時点で瑠果は既に他界していたことが作中で語られた。
新作漫画版ストーリーにおける瑠果の立ち位置を要約すると「フェンシング選手としての成績の伸び悩みや枝織との心のすれ違いに悩んでいた樹璃に、瑠果が死してなお樹璃に「「樹璃の進むべき道」を改めて樹璃自身に見つめ直させた」とも深読みできるストーリー展開であった。
新作漫画版のTVアニメ版・劇場アニメ版・旧作漫画版とも違うストーリー展開は発表当時ファンの間で賛否両論を呼んだが、この新作漫画版発表を機に瑠果のキャラクター解釈を好意的に受け取り始めた人や、瑠果や樹璃のTVアニメ版や旧作漫画版で語られなかったキャラクター解釈から新たに考察を膨らませる人も少なくなかった。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
作中での瑠果の学年は高等部2年であるが彼は病気休学のために1学年進級できず、
瑠果の作中での年齢設定は18歳という設定である。
そして樹璃の年齢・学年設定も16歳(高等部1年)である。
このふたりの年齢差や体格差(瑠果のほうが樹璃より頭ひとつ分身長が高い)、
ふたりの名前の字を組み合わせると「瑠璃」という単語になるという設定、
前述の通り、TVアニメ版作中でもふたりの壁ドン→キスという王道展開が繰り広げられた
場面もあり、ふたりのこれらの設定は同カップリングを支持する人々を現在も萌えさせている。