概要
はなかっぱ一族が一生のうちに何度か咲かせると言われる若返りの植物。別名「わからんの花」。クエスチョンマークのような模様が付いた光る花の形状をしている。開花の前兆で体が痙攣する。
黒羽根屋蝶兵衛が自身を若返らせるためこの花を求めており、子分のがりぞーや孫娘のアゲルちゃんにわか蘭を手に入れるよう命じている。
効果
この花を食べたり、花から発せられる光を浴びたりすると、どんな相手も若返る効果がある。
ただし、花の効果は一時的なもので、次の話に持ち越されたことは無く、はなかっぱが食べた際はその回のうちに元の姿に戻っている。
アニメでは具体的な持続時間は不明だったが、「はなかっぱ青春編」で一日で元に戻ることが判明した。
また、他の花に比べて非常に抜けやすく、転ぶなどのちょっとしたことで抜けてしまったり、何もしていないのに勝手に抜けてしまう事が多い。
咲いた実例
はなかっぱが初開花した際は、はす次郎が誤って丸呑みし、若返った。
2度目は、かすみが食べて若返った。
蝶兵衛がようやく食べたのは9度目であり、風で飛んで偶然うどんに入ったわか蘭をかき揚げと間違えて一口食べて膝小僧が若返り、もう一口食べた際は別人のような美男子に若返った(ただし、鳥にアゲルちゃんとがりぞーにつまみ食いされて全部は食べられなかったため、上半身の左半分は老人のままだった)。
これ以外にも様々な状況でわか蘭が咲き(がりぞーとアゲルちゃんは毎回取り逃がしている)一生のうちに何度か咲かせるかくらいの確率で咲くこの花は今までになんと16回も咲いている。(Wikipediaはなかっぱ参照)この花は本当に希少なのだろうか。
尚、土で育てたわか蘭には若返りの効果は無く、がりぞーとアゲルちゃんが一度咲いたわか蘭の欠片を再び土に埋め育てた際は、本来のわか蘭とは逆に食べた相手を老けさせる効果を持つ、おどろおどろしい見た目の花が咲いた。これを食べた蝶兵衛は一瞬若返るも、すぐに元より老けた姿になるのを、何も知らずに育てたアゲルちゃんとがりぞーがただ見ているしかないという余りにも恐ろしいオチの回が存在する。わか蘭の効果は一日だけなので、こちらも普通に元に戻っている。(そうでないと物語が破綻するし…ヲイ)
咲かせる方法
いくつかの方法で咲かせることができるようで、咲かせるためのコマンドのようなものが存在する(リンク)他、つねなりは特定の順番で特定の花を咲かせることで最終的にわか蘭が咲くことを研究の成果として発表した。(リンク)この方法で咲かせようとしたときに、はなかっぱが極度の緊張状態に陥っていた場合、ぺんぺん草が咲く。
ちなみにはなかっぱ青春編では、はなかっぱはわか蘭も自由に咲かせられるようになっている。
余談
原作者は3年目にわか蘭が登場すると思っていたが急遽1年目(上記の初開花のエピソード)に咲くことになったから急いでデザインされた。
関連タグ
※以下、非常に重要なネタバレを含むため、閲覧注意
公式Xで公開された、はなかっぱ番外編10話「蝶兵衛とはす次郎」(リンク)にて、がりぞーがはなかっぱのわか蘭を狙う理由が明らかになっている。
ある日、蝶兵衛が知り合いである「がりの竜」に頼まれ、役者の修行のためとして、孫のがりぞーを預かることになった。
がりぞーの実家であるガリガリ流道場は『大木を歯でガリガリ削る』流派で、がりぞーはその後継者候補である。
しかし、がりぞーはおやつばかり食べて何もせず修行をサボっており、歯が命であるガリガリ流にとって死活問題である。困った蝶兵衛がはす次郎に相談したところ、はす次郎は、孫のはなかっぱが時々咲かせる「わか蘭」をがりぞーに狙わせることで演技の腕を磨かせるのはどうかと提案。はなかっぱにとって花を咲かせる修行にもなり、がりぞーとはなかっぱは最高の友達になれると考えたからである。
蝶兵衛はがりぞーにわか蘭を手に入れるよう命令しているが、実際は、はす次郎の助言で『老いに悩むジジイ』を演じているだけなのである。
後にあきやまただし氏がX上で「あくまで原作者による妄想のようなものである」といった趣旨のポストをしたため、原作者が考えたことってもはや公式に等しいんじゃないんですかねそれは…??という疑問はさておき、この衝撃的事実はまさに「公式が勝手に言ってるだけ(原作が勝手に言ってるだけ)」のようなものにとどまることに注意が必要。