表記揺れについて
原作絵本では「ももかっぱちゃん」、アニメのクレジットでは「ももかっぱ」と名前の公式表記に揺れがみられるが、ここでは原作を尊重し「ちゃん」まで含めた記事名としている。
解説
はなかっぱの同級生で、頭に花が咲いている河童の一族の女の子。
アニメ版の登場人物の大半がオリジナルキャラである同作において数少ない、原作にも登場するキャラの一人。
やまびこ村に両親と兄との4人で暮らしている。赤色のノースリーブのワンピースを着たとても可愛い子で、村のアイドル的な存在。はなかっぱと同様に、頭にあらゆる花を咲かせる事が出来る。大好物はイチゴで、ヘビが大の苦手。
プロフィール
出演作品 | はなかっぱ |
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声優 | 宍戸留美 |
性別 | 女性 |
誕生日 | 1月5日(アゲルちゃんと同じ) |
出身地 | やまびこ村 |
身長 | 不詳 |
体重 | 不詳 |
特技 | 料理(自称) |
好きなもの | 自分自身、苺、薔薇 |
嫌いなもの | お化け、蛇 |
人物
概要だけ見ると、一見何の変哲もない子供向けストーリーのヒロイン。
…なのだが、「好きなもの:自分自身」とある通り相当なナルシストで、かなり腹黒くて計算高い。
「見た目がかわいい」というのは公式設定の事実のようだが、本人も自分がかわいいことを自覚し、かつ「周囲も当然そう思っている」という前提で振る舞っており、場合によってはそれを利用するという、子供向け作品のありがちなヒロインとはだいぶ趣の異なる、かなりアクが強いキャラである。
はなかっぱとの素敵な未来を夢見る姿が度々見られるが、当のはなかっぱを含めた他人の気持ちには相当鈍感で、無自覚にはなかっぱを束縛しようとすることも多々ある。
どちらかといえば、はなかっぱを心から慕っているというよりは、恋する自分に恋しているといった様相。
また当のはなかっぱが色恋沙汰に一切関心がないため、ももかっぱのことも純粋に友達の一人としか見ていない様子。
がりぞーからは片思いされているが、ももかっぱの眼中になく、絡みはあまりない。
…と思われていたが、2023年から原作者あきやまただし氏の公式Twitter上で更新されている「はなかっぱ青春編」という、やまびこ村の面々が成人したあとの様子を描いた4コマ漫画では、ももかっぱとがりぞーがお互いにかなり意識しているような描写が多々見られる(ただしこれはこの二人に限ったことではなく、予想通りのものも想定外のものも含め様々なペアにフラグが乱立している)。
自分のやりたい遊びや役割があるときは場の空気を読まず笑顔のまま強引に自信の希望を押し通し、周りがそれにあわせる…といった場面もよくみられる。その際、さりげない一言で圧をかけたりすることもあり相手が強く出られないようにすることもしばしば。
ただやまびこ村の子ども達は皆素直でとても優しく、それもまた日常として普通に受け入れているよう。
なおイケメンの兄がいるが、こちらがももかっぱ以上の絵に描いたようなナルシストで、ももかっぱの性格がこんな風になったのは兄の影響も相当にありそう。ただ、兄の方は腹黒いかと言われるとそういう訳ではなく、ここは彼女特有の性格だろう。
料理は見た目は凄く美味しそうなのだが、極度の味オンチのため雑巾風味Lvと凄まじくマズい。
ただ、本人は自分の料理や味付けを美味しいと思っており(味覚音痴)、他の人も美味しいと感じるという前提で動く。その為、基本的に食べる事は避けられない。
また、普段はアクセサリーや花柄のものを好む場面が多いが、なぜか埴輪等を可愛いと評す場面が多くあり、またカッコいい顔を描くと埴輪や宇宙人のような顔になることから独特な好みを持っていることが窺える。
(ただし、はなかっぱの顔がのっぺらぼうになってしまった時に描いた顔はアゲルちゃんに酷評されてしまった。その時には、静かにブチギレていた)