CV:井上麻里奈
人物
『ベイブレードバースト』及び「ベイブレードバーストゴッド」の主人公であり、「ベイブレードバースト超ゼツ」、「ベイブレードバーストガチ」、「ベイブレードバーストスパーキング」、「ベイブレードバーストダイナマイトバトル」の登場人物。
米駒市の米駒小に通うとにかく元気で熱くてベイが大大大好きな少年。小学5年生。
ベイブレードバースト超ゼツではゴッドから2年後ということなのでおそらく中学1年生になっている。
明るく前向きでポジティブな性格。周囲の人を笑顔にしてしまうエネルギッシュなパワーの持ち主で、友達を作るのが得意。
考える事よりも先に体が動き、公式や中の人いわく「アホ」と言われているが、ベイバトルの時はいつでも真剣で、普段とはギャップのある凛々しい表情を見せる。
中学生になったであろう超ゼツでもほぼ同じ様を見せているものの、ベイバトル中以外でも落ち着いた面をちらつかせている事も増え前作ほど子供のままという訳でもない。(下の兄妹たちは目に見えて利発になっていた。)
ガチでは精神的に大人になった一面が描かれ、アーサーにディアボロスを破壊され失意の底に落ちた茜デルタを諭し彼を真っ向なブレーダーの道に導いた。
優秀なブレーダーでありライバルの紅シュウに「天性のベイブレーダー」と呼ばれたりするなど、ベイブレードの才能は確かなもの。
秘められたベイの才能と仲間たちの特訓で凄まじい急成長を遂げている。
アニメ2年目の「ベイブレードバーストゴッド」ではスペインの名門ベイブレードクラブである「BCソル」へと入団、最初は世界の強豪相手に白星も多かったが放送後半はめざましい戦績を遂げていき
ゴッドブレーダーズカップの世界チャンピオンになってから2年後のベイブレードバースト超ゼツの1話で無敗を遂げたことが語られたが第28話で赤刃アイガに破れると同時に赤刃のただならぬ様子を見ながら(それがお前のベイブレードか…)と否定的な表情を浮かべ心の内を残しているが、友人のシュウ共々、彼を見捨てることなく気にかけ協力している傍らチャンピオンに再び返り咲き最終回にて赤刃に再び奪われるも彼の成長ぶりを素直に喜んでいた。
超王ではレジェンドブレーダーの一人として登場。服装が初期のころに戻っている。
朝日兄弟やレーンのベイやフレアを見た後、シュウとの会話を思い出してベイブレードの未来を感じ、「革命をおこした」と語っている(32話)。また、レーンの危険なほど膨れ上がっていくフレアに関しても危惧しているシュウとは異なり比較的前向きに捉えてるような描写もある(33話)。
頭を使う事は苦手だが運動神経は抜群で、ベイバトルにおいても直感的な戦いを得意とする。
また、ベイブレードの基本とは体力の事だと勘違いしており、ゴムを引っ張ったり、逆立ちで走ったりと、驚異的な運動神経を見せていた。
その後もその特訓は続けている様であり、作中にて度々その様子が描かれている。
ベイブレードバースト超ゼツ1話などを見るにやや方向音痴と見られる。
家はアオイパンというパン屋だが彼自身の料理センスは今一。(パンは焦がしてしまう上に、ナポリタンは見た目だけは良いが味が壊滅的)
好きなものは母お手製の肉まんパンに「カルボなんとかよりはナポリタン」
普段は髪の毛がツンツンと立っているが、黄色のカチューシャを付けて逆立てているだけで寝ている時はカチューシャを外して髪を下ろしている模様。
紅シュウ、灼炎寺カイザとは幼稚園の頃からの幼馴染。三人で一緒に鍵盤ハーモニカを吹いていたり、シャカと相撲をしていたりと小さいころから仲が良かったらしい。
家族構成
両親と弟妹の5人家族。
ちなみに常夏と日夏は利発な双子であり仲は良好。
父は国際線のパイロットをしており、1話で「今はアラスカ上空辺り」と母がコメントしている。(ゴッドでは息子の試合を見ている描写が有る)
漫画版
アニメ版と異なり、最初はヴァルキリー・ウイング・アクセルという別のベイを使用していた。(漫画が連載開始した際に発売されたベイ)
しかし、シャカとのバトルの最中にバースト……ではなく、文字通りパーツがバラバラに砕け散って壊れてしまい、敗者復活戦に参加する際木工用ボンドなどで自分で直したベイを使用しようとしていたが、ムラキというベイの研究開発者(マスターブレーダー)に破損したベイを元にビクトリーヴァルキリーを制作してもらった。
また細かい部分で色々違う箇所がある。(緑川犬介とのバトルでの勝利の仕方、ベイクラブの設立のタイミング等。)
使用ベイ
- ヴァルキリー.ウイング.アクセル
戦いの神『ヴァルキリー』がモチーフの右回転のアタックタイプ。三枚刃のレイヤーが特徴(これ以降も共通)
シャカのエクスカリバーに破壊された。
- ビクトリーヴァルキリー.B.V
2代目ヴァルキリー(アニメでは初代)
レイヤーについてる巨大な三枚刃(初代と逆向き)が凄まじい攻撃力を生み出す。
最大の特徴はヴァリアブルドライバーで、ラバー軸の先が粒々した形になっておりバトルをすることによって粒が削れていき機動力が増す『覚醒』の能力を持っている。
2024年3/21、公式よりベイブレードXでの復刻が決定した。
巨大な三枚刃は健在、ブーストディスクが拡張されており、六枚刃にも見えるデザインとなっている。
- ゴッドヴァルキリー.6V.Rb
3代目ヴァルキリー。神で使用。
レイヤーにバウンド刃が搭載されており、これまで以上の攻撃力をもっている。
リブートドライバーは回転力によって軸先が変化し、回転が強い時は細い軸先で細かく暴れて回転が弱まると細い軸先が引っ込んでギザギザした太めの軸先で再加速する能力をもっている。
亜種として撃ゴッドチップとアルティメットリブートドライバーをつけた『撃ゴッドヴァルキリー.6V.Ul』がある。
- ウイニングヴァルキリー.12.Vl
4代目ヴァルキリー。超ゼツで使用。
レイヤーの大部分がメタルでできており、さらに攻撃力が上がった。
ドライバーのボルカニックは軸先がフリー回転するフラット軸なので凄まじい機動で不規則に暴れる能力を持つ。
タイトルマッチで闇に染まりつつあったアイガのゼットアキレスに破壊された。
- 超Zヴァルキリー.Z.Ev
4.5代目ヴァルキリー。超ゼツで使用。
メタルの含有量はウイニングと比べると減った。
最高のシュートをすると『超Zウィング』が遠心力で開いて攻撃力が増す。さらにそれが開いている間はバーストストッパーがかかって絶対にバーストしないというチートじみた能力を持っている(超Zウィングは強い攻撃なら解除される恐れもある)
ゼニスディスクはラバーが付いており、攻撃参加もできる。
ドライバーはヴァリアブルと同じ能力を持っているが背が高くなっていて削り切れた後も背の高さを確保できる。
(尚ホビーでは超Zウィングのバネが凄まじく硬く、大の大人がやっても開きづらいレベル)
- スラッシュヴァルキリー.Bl.Pw烈
5代目ヴァルキリー。GTで使用。ゴールドターボ発動可能。
レイヤーが3層構造になっていて、偏重心の烈ウエイトとスラッシュベースで強い攻撃を生み出す。さらにガチンコチップのロックが今までと違って数の少ない硬いロックといった形になっている。
ブリッツディスクは遠視力で三枚刃が飛び出す。
パワードライバーはロックのバネと軸先がつながっており、軸先が引っ込むとロックが進みにくくなる特徴を持っている。
GTではバルトのバトルシーンがあまりないため少し不遇。
- ブレイブヴァルキリー.Ev´ 2A
6代目ヴァルキリー。超王、DB序盤で使用。
デザインのベースはコロコロ読者応募によって決定。ヴァルキリーの顔を模したスパーキングチップの頬の部分にバルトと同じ模様がついている。
リングとシャーシにラバーが付いており、最強クラスの攻撃力を持っている。
ドライバーは超Zヴァルキリーと同じだが、バネが硬くなっている。
- セイバーヴァルキリー.Sh-7
7代目ヴァルキリー。DBで使用。
コア内部にスプリングが搭載されており、バウンド攻撃が可能。
セイバーブレードにはラバーが搭載されていて高い攻撃力を持つ。さらに使い込むことでラバーが削れ、内部にある超攻撃刃が現れる。
最大の特徴はドライバーで、バトル中に一度だけジャンプ攻撃を行う事が可能。ジャンプ後は軸先が太くなり再加速が可能。
- アルティメットヴァルキリー.Lg.V´-9
7.5代目ヴァルキリー。セイバーと同じくDBで使用。
セイバーヴァルキリーがラシャド戦にて破壊されてしまった為、シュウと共に進化させた姿。今までのヴァルキリーの要素を踏襲したまさに究極のヴァルキリーといえる。
ヴァルキリーコア
ビクトリーヴァルキリーの横顔、ブレイブヴァルキリーの頬のマーク
アルティメットブレード
初代と同じ刃の向き、セイバーヴァルキリーのラバー刃、スラッシュヴァルキリーのエアダクト、ウイニングヴァルキリーと同じウイングのデザイン
9アーマー
初代のウイングディスクと同じデザインがある。
レガシーディスク
ブーストディスクのような形状に、ゼニスディスクと同じくZの文字が入っている。
ヴァリアブルダッシュドライバー
ビクトリーヴァルキリーで使われていたドライバー
技
主人公であるため非常に多彩。
- ラッシュシュート
斜めに打ち込むことで軸先がスタジアムをとらえ、コンパクトな軌道で中央の敵を攻撃する。
- フラッシュシュート、アルティメットフラッシュシュート、ウイニングフラッシュシュート、超フラッシュシュート
水平シュートや段差を使って軌道を真円に近づけ、高速の連打攻撃で中央の相手を外側へ押し出していく。防御力が高いベイブレードに有効。
アルティメットフラッシュシュートは撃ゴッドヴァルキリー.6V,Ulが可能な技。アルティメットゴッドリブート時にスタジアムの段差にドライバーの凹凸が当たることで驚異的な加速力を生み出す。
ウイニングフラッシュシュートはウイニングヴァルキリーが可能な技で、ボルカニックドライバーのでスタジアムの中央から高速で旋回し相手を外へはじき出す。
- 真フラッシュシュート
ビクトリーで使用。ヴァリアブルドライバーの凹凸がスタジアムの段差に当たることで驚異的な加速力を生み出す。
- フラッシュラッシュシュート
フラッシュシュートからラッシュシュートの連続技。スタジアムの淵にぶつかり、軌道がラッシュシュートに変化することで発動。
- ジェットシュート
超覚醒したビクトリーが使用(漫画版では超覚醒前に会得)。遠心力で外側に向かう勢いを、壁に当てることで勢いを殺さず攻撃できる。さらに壁に当たる度に遠心力を加え、ますます加速する。
- 真ジェットシュート
超覚醒したビクトリーが使用。ハイジャンプショットから打ち出されたヴァルキリーが、スタジアムの淵で加速してから放つ超スピードのジェットシュート。
- 爆走ショット
助走をつけるシュート方法。シュート時のパワーが大幅に上がる。タイミングが難しい。
- ハイジャンプショット
助走に加え、高く飛び上がってシュートする。上空からの落下で大きく跳ね上がり、相手のバランスを崩すこともできる。着地の際に手をけがするリスクがある。
- バウンドアタック
ゴッドで使用。バウンド刃が相手にあたると、レイヤーに仕込まれたばねが縮む。そしてばねが戻る勢いを利用して相手に追加攻撃を与えることができる。ゴッドヴァルキリーのみ可能。
- バウンドラッシュシュート、バウンドジェットシュート
バウンドラッシュシュートにバウンド刃の戻る勢いを加えた強化版ラッシュシュート。
バウンドジェットシュートはバウンド刃の戻る勢いを加えた強化版ジェットシュート。
- ゴッドリブート、アルティメットゴッドリブート
ゴッドで使用。リブートドライバーの軸先が引っ込み、ギザギザの極太軸がスタジアムをけることで、再び加速し強襲する。
アルティメットゴッドリブートは、アルティメットリブートドライバーの軸先が引っ込んで再加速する。ラバーでスタジアムをとらえるので段違いに速い。
- ゴッドスラッシュ、ウイニングスラッシュ、超ヴァルキリースラッシュ、ウイングスラッシュ、セイバースラッシュ、アルティメットスラッシュV
レイヤーの巨大な3枚刃で強烈な一撃を与える。
セイバーヴァルキリーはラバーが摩耗した後は「真セイバースラッシュ」となる。
アルティメットスラッシュVは発動時にバルトの服のデザインが初代→DBへと変わっていく演出がある。
- アルティメットバウンドアタック、アルティメットバウンドジェットシュート
アルティメットゴッドリブート発動時の勢いで威力を増したバウンドアタック。
アルティメットバウンドジェットシュートはアルティメットゴッドリブート発動後壁に激突し加速する、バウンドジェットシュートの強化版。
- 超ジェットシュート
超Zヴァルキリーで使用。壁に勢いよくぶつかりその反動で攻撃を仕掛ける。
- ブレイブソード
ブレイブで使用。リングの3枚のラバー刃を輝かせながら相手を切り裂くような強烈な攻撃をする。
- ブレイブフラッシュ
ブレイブで使用。超加速の加わったブレイブソード。
- バウンドセイバー
セイバーで使用。相手にバウンド攻撃を仕掛ける。攻撃後に特殊な演出が入る。
- ショットアッパー
セイバーで使用。ショットドライバーのジャンプ攻撃で強烈なアッパー攻撃をする。
- アルティメットフラッシュV
スタジアムの淵で超加速し相手に攻撃する。Vの字の衝撃波のエフェクトが入る。
余談
・彼を演じている井上麻里奈はメタルファイトベイブレードにも波佐間ヒカル役で出演していた、ベイブレードバースト超ゼツでは赤刃ナルも兼役していて料理は上手(超ゼツの第48話「俺たちのベイブレード!」参照)。
・ベイブレードバーストダイナマイトバトル配信前にPRTIMESのインタビューにて、井上は「かつてここまで長く続いたベイブレードシリーズはありませんでした。」と述べ、続いたのはタカラトミー、森多ヒロ、ベイブレードファンの皆様のおかげと称えバルトと共に更に上を目指して走り続けます!と締めくくった。
・漫画版では水面ナオキの所持しているタブレットにてバルトのデータが表示されたことがあり、身長130センチと判明した。
地区大会ダイナ戦でワキヤに「チビ同士」と言われている為、作中キャラの中でも小さい方だと思われる。
しかし小学5年生の男児の平均身長は145.2センチ。医学的にもギリギリセーフの値(俗に言う-2SD)なのだが、牛乳はちゃんと飲んでるんだろうか。
とはいえ過去に月曜日のほぼ同じ時間帯で放送していた爆走兄弟レッツ&ゴー!!の星馬烈(小学5年生)は124cmと更に小さかったりするが。
・名前は基本カタカナだが、漢字だと「春人」と書く(春分の日に産まれたため)。
・なお、ベイブレードの元ネタは北欧神話の戦乙女ワルキューレなのだが、少年誌掲載のためか、現れるオーラは女戦士ではなく、翼の意匠を持つ青騎士(馬に乗っている場合もある)となっている。
2024年3/21、公式よりビクトリーヴァルキリーのベイブレードXでの復刻が決定した。
これにより、爆誕シュートからバーストまでのベイがXに集結したことになる。