概要
2008年10月30日に発売。『牧場物語 やすらぎの樹』と同一のキャラ(キャラクターデザインも同じ布川美香)を使っている。
ワーダ★おじさんは、
『やすらぎの樹』のキャラと「同一人物ではありません。が、『牧場2』の花の芽町とミネラルタウンのようなパラレルワールドということではなくて、同じ世界の話になっています。」
と述べている。(Nintendo DREAM 2008年9月号から引用)
現に大幅なモデリングと台詞の改良が行われており、『やすらぎの樹』のキャラとは異なった印象を与える登場人物も多い。
ちなみに、最初は『風と水の郷』というサブタイトルをワーダ★おじさんが提案したが、かたい印象・難しいということになり現在の『わくわくアニマルマーチ』になった。
システム
ヘビやペンギンなどの変わった動物をペットにすることも出来、段階事に芸を仕込むことができる。クマやパンダに芸を教える主人公の姿は、最早サーカスの団長もびっくりである。
写真カメラも重要なテーマらしく、ストーリーの所々で記念写真を撮られることもしばしば。時間は『やすらぎの樹』よりゆっくり流れているので、時には夕暮れ時の帰り道にカメラで山や海をよく眺めてみるのもいいかもしれない。道端の小さいスズメも、ズームで見られる。しかし、没頭しすぎて現実の時間が大幅に経過している事故も発生しているようだ。
オシャレはポリゴンの形に合わせつつ、たくさんのお洒落な洋服がある。何故メガネの種類が異常に多いのかは謎だが、メガネフェチにはたまらないお洒落となるだろう。
キスが多かったりにやにやする恋愛イベントは勿論必見である一方、伴侶の髪と目の色をした子供が二人生まれ、お手伝いを頼んだり一緒に行事に参加する家族イベントもとても必見。
ストーリー
清らかな水が湧き出る女神の泉には、美しい女神さまが住んでいました。清涼な空気に満ちた女神の泉の中央には、神々しい樹がありました。ところが、ある日からその女神の樹は衰え始めたのです。
大地は力を失い、水は勢いを無くし、淀んだ空気が滞るように風は吹かなくなりました。女神の樹もどんどん枯れていき、このままでは人も動物もこの地から離れてしまう。女神は天上界に住む神の力を借りねばならないと思いました。
――美しき鐘の五つの調べが蒼天に響き渡るとき、白き神の座に神は、その姿を現すだろう――
そう、神を呼ぶ為にはコロボックル達が鳴らす鐘の音が必要なのです。女神はありったけの力で小さなコロボックルを生み出しました。
「フィン…、あなたはこれからあなたの声を聞き、その姿を見える人を探しなさい。その人を必ず私の元へ連れて来て欲しいのです。」
オレンジ色のコロボックルは元気に飛び出しました。あなたを探すたびへ――。
登場人物
主人公
わくわくアニマルマーチからの主人公
(男主人公・ユウキ/女主人公・ヒカリ)※名前はデフォルト名
男主人公は「やんちゃで好奇心おうせいな男の子」特撮の主人公みたいな、かっこいいイメージで作られている。公式サイトの四コマでは、一人称は「オレ」で、女神さまの前では敬語になったり、リーナに見つめられて「オレのファンかな?」と勘違いするナルシスト気質がある。
女主人公は「おっとりでマイペースな女の子」のイメージ。男性スタッフ満場一致で決定したデザイン。あえての女性スタッフの支持したデザインをはねのけて、男性支持の強いデザインとなった。プレイするのは女性なのでは…とか、思ってはいけない。ゲーム内ではどの主人公も選択肢以外の台詞は無いが、人気投票では「わあ、うれしいな♪ ありがとうございます」というコメントを残している。
前作『やすらぎの樹』からの主人公
(男主人公・タケル/女主人公・アカリ)※名前はデフォルト名
こちらの男主人公は「誰とでも友達になれるフレンドリーな性格」という設定。
公式サイトの四コマでは、次々にわがままな要求をする魔女さまに対して、謎の黒いオーラを出している。そして、女主人公は「明るく、ボーイッシュ」という設定。設定を考慮してか、人気投票では「やったね! 応援ありがとっ!」という元気なコメントを残している。
前作『やすらぎの樹』では二人ともボイスが付いていたが、今作ではない。ちなみに『やすらぎの樹』デフォルト服は、『わくわくアニマルマーチ』には存在しない服である。
フィン
女神さまによって生み出された、まだ半人前のコロボックル。常に主人公の周りを飛んでおり、初心者プレイヤーのために基本的な操作を教えてくれる。いつも傍にいてくれると思えば心強いが、恋愛イベントの数々も見られていると思うと複雑である。
神さま
天上界で眠っている、この地を治める神さま。言い伝えでは、女神の樹を復活させる力を持っているらしい。結婚すると本名を教えてもらえる。
女神さま
長い間自然の力を守ってきた、この地に古くからいる女神。女神の樹が枯れてしまい力を失ってしまったため、主人公に助けを求める。いつでもおだやかなほほえみを絶やさない。
結婚すると本名を教えてもらえる。
魔法使い
町のかたすみにある、巨大な望遠鏡が取り付けられた家に住む魔法使い。公式サイトの四コマでは、住民からは占い屋さんと思われている。左耳に垂れかかっているのはフィッシュボーン。髪にはあまりツヤが無い。師匠のかたみである水晶玉使って占いをする。結婚すると本名を教えてもらえる。
魔女さま
タムタムの森の奥深くにいる、女神さまと同じくらい長く生きていると言われる魔女。人間と関わらずに自由気ままな生活を送っている。結婚すると本名を教えてもらえる。
余談
テレビには「女神戦隊コロボレンジャー」と言うスーパー戦隊モノのパロディ番組(フィン達コロボックルが主役の劇中劇)が有り、ハーバルとギルに似たような悪役が登場したり、女神さまに似たような巨大ロボットが登場したりと公式が病気的な要素がある。