これは此処ではない何処か 今ではない、いつかの物語。
とある山の洞窟に、人間の少女「ゆう」と王様ドラゴンが住んでいました。
「ゆう」は毎晩かつて「魔王」を倒した「勇者」───。
今は亡き自分の父親のお話を聞き、「勇者」に憧れていきます。
でも、「ゆう」はまだ知りません。王様ドラゴンこそが、かつて父親と戦った「魔王」だということを。
─────これは、いつか君に倒される物語。
概要
日本一ソフトウェアの「嘘つき姫と盲目王子」のスタッフによるRPGゲーム。嘘つき姫と盲目王子に登場する魔物が登場することから同じ世界を共有してると考えられる。
登場人物
- 王様ドラゴン(魔王)
強大な力で世界を支配していたというドラゴンの魔王。勇者の青年により力を絶たれるほどの傷を負うも、その後も勇者が話し相手となり、勇者と親友となる。ある日、瀕死の重傷を負った勇者に自身の娘である「ゆう」を託されることになった。性格は心配性で陰ながら「ゆう」の成長を見守り、たとえ「ゆう」が勇者になる事を知っても、「ゆう」に倒される覚悟でいる。
- ゆう
王様ドラゴンに育てられた勇者の娘。魔王から語られた父の話を聞いて、いつかは父のような立派な勇者になる事を夢見て、修行の日々をおくる。
- 勇者
ゆうの父親。魔王にも命まで取る必要はないとあえて見逃し、話し相手になるほどの心優しい青年。何故、深手を負っていたのか?何故、魔王に娘を託したのか?真意はわからない。