概要
アーケードゲームの操作を家庭用ゲーム機で行うためのコントローラー機器。
アーケードコントローラーの略称だが、むしろこちらの方が一般的に用いられている。
基本的には
- 左手側にスティック(レバー)
- 右手側にボタンが2×4の8個
- その他、空いたスペースや側面などにメニューボタンなど
が配置されている。
ボタンを4～6個しか使わないゲームをプレイする場合フリーになるボタンがいくつか発生するが、その時は本来同時押しのコマンドをキーコンフィグで空いたワンボタンに配置できることが多い。
これにより確実なコマンド入力が可能になる。
一般的な手持ちできるコントローラーより大きく重いため、机や膝の上に置いて操作する。
レバーやボタンは専用品を用いているもの、アーケード筐体と同じ部品を用いたものがある。
コストダウン目的だけでなくアーケード筐体と同じ操作感を求めるプレイヤーが多いからか、後者が主流となっている。そのため、交換が容易な構造となっているものが多く、蓋を開けて配線を差し替える程度で交換が可能。
レバーレスコントローラー
文字通りレバーの無いコントローラー。レバーレスコントローラー制作会社の名前から取って全て一緒くたにヒットボックスとも呼ばれる。
左手側に上下左右に対応した4つのボタンが設けられ、それを押すことで移動やコマンド入力を行う。斜め入力の場合は同時押し。
キーボードの方向キーみたいなもの、と言うと伝わりやすいかもしれない。実際にキーボードのキースイッチを配置した商品も販売されている。
そのため、キーボードで格ゲーを始めたプレイヤーはレバーよりもこちらの方が違和感なくプレイできる。
きちんと操作できたときの入力速度は従来のレバーコントローラーを上回るとされ、特にレバーやパッドでは出しづらい真空波動コマンドやタメ技の出しやすさはずば抜けている。
近年ではウメハラ選手といった有名なプロゲーマーの使用も増えて人気が高まっている。
その他
初音ミク Project DIVA専用コントローラーのようにレバー＋ボタンの構成に依らない物も多数存在する。（アルカノイド専用コントローラーなどもアケコンの一形態といえる）
beatmaniaIIDXやポップンなどのBEMANI系列でも同様のコントローラーは存在するが、こちらの場合は専コンと呼ばれる事が多い。
