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アズクラ

あずくら

アズクラとは、漫画およびアニメ作品『魔入りました!入間くん』に登場するキャラクター、アスモデウス・アリス×ウァラク・クララのカップリングタグ。
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概要

週刊少年チャンピオンで連載中の『魔入りました!入間くん』に登場するキャラクター、アスモデウス・アリス×ウァラク・クララのカップリング。
プライドが高いエリート悪魔のアスモデウスと破天荒でマイペースなクララはそりが合わずに喧嘩することも多いが、本作の主人公である鈴木入間の魅力に惹かれた者同士理解し合う同志のような関係も築いている。

2人はライバル?

いつでもどこでも仲良しな入間軍。
しかし、アスモデウスとクララは何かと衝突することが多い。
そんな2人のライバル関係に注目しながらアズクラの歩みを振り返ってみよう。

※アニメ化前のエピソードのネタバレがあります。ご注意ください!


◆出会い

第3話(原作1巻、アニメ1期3話)
2人のファーストコンタクトはクララの初登場回でもある第3話。
変わり者で周囲から珍獣扱いされているクララについて、アスモデウスは次のように評している。

「ウァラク・クララ かなりの変人と有名です」

「懐かれると面倒なので皆近づきません」

「絶対に関わらないほうがいいですよ!」

 ……まさしくフラグである。


◆おトモダチ1号はどっち?

第4話(原作1巻、アニメ1期3話)
人間界からやってきた入間との交流により、「おトモダチ」という未知の概念に初めて触れるアスモデウスとクララ。

「はい!私1号!」
「貴様出しゃばるな!私が1号に決まっているだろう!」
「じゃあスペシャルグレート号!」
「勝手に作るな!」

この回を機に、2人は入間のおトモダチ1号の座をかけて何かと張り合うように。
ちなみにこの回からアスモデウスとクララは2人揃ってサリバン邸まで入間を迎えに来るようになっている。


◆お料理対決

第39話(原作5巻、アニメ1期23話)
元気のない入間を元気づけるべく、協力して料理を作ることにしたアスモデウスとクララ。
しかし感性の違いから徐々に雲行きが怪しくなり、「私のほうがうまく作れる!!」と料理対決が勃発。

「どちらがおいしいですか!?」
「私のだよね!」
「いやいや私の!」

互いを押しのけ、自分の作ってきた料理を入間の口へ押し込もうと躍起になる2人。
そんな2人に対し入間は「2つ一緒に食べるとすっごくおいしいよ!」と笑いかける。
入間の喜ぶ顔を見た2人は「確かに2つ合わせたほうが良い味だったな」「…うん」と意見を一致させ…

「引き分けだな」

……と、お互いの拳を突き合わせるのだった。

ちなみにこの回、最後のページで『かくして2人の距離は少し縮まり……少し喧嘩が増えた』というモノローグが示されている上に、2人の喧嘩を微笑ましげに見守り(仲良いなぁ…)と思っている入間の様子まで描かれている。
まごうことなきアズクラ回である。


◆ス魔ホで連絡

第91話(原作11巻)
第91話の舞台は、貴族悪魔たちが集う貴族会(デビラム)。
位階が低いせいで嫌がらせを受けていた女性悪魔をスマートにエスコートし勇気づけるというアスモデウスの紳士的な一面が描かれた回である。

「位階がなくとも前には踏み出せる」という言葉に励まされた女性悪魔は頬を染めながら「あのっ、もっとお話を…」と声をかけるが、そこにタイミング悪くアスモデウスのス魔ホの着信音が割って入ってきた。
どうやらこの着信音、クララからアスモデウスにメッセージが届いたことを報せているようで────。

『イルマちと2人で宿題中!イェイ!(入間とクララのツーショット写真付き)』

表示された写真を目に入れるや否や、アスモデウスはス魔ホの通話ボタンを勢いよく押し大声で捲し立てる。

「きっさまどういうことだッ!?なぜイルマ様と2人でいる!?」

もはやつい先ほどまでの紳士っぷりなど見る影もない。

ス魔ホを介してアスモデウスの態度のギャップが示される回といえば生徒会編(ジャズに冷たい態度をとっていたアスモデウスが入間からの電話には笑顔で答える回)が代表的だが、この第91話はその際のエピソードと対をなしているようにも思われる。
アスモデウスにとって、クララは入間と同様に良い意味で例外のような存在なのかもしれない。


◆張り合っていても、離れていても

第126話(原作15巻)
収穫祭編、0ポイントのまま行方不明となった入間の身を案じるアスモデウスとクララの様子が描かれる回。
2人はそれぞれ違う場所で入間のことを想いながら、同じ日の出来事を思い返していた。

それは収穫祭開始前の修行期間中のこと。
2人は競うように廊下を早足で進みながらいつものように言い争っていた。

「ええい!ついて来るな!私が先に!イルマ様に修行の成果を報告するのだ!」
「のんのん!違います!私が先ですー スペシャルグレート号おともだちだもん!」
「私は1号だぞ!!」

15巻に至ってもなお1巻の頃と何ひとつ変わらないやりとりを繰り広げているアズクラ。
そんな2人が掲げている目的はただひとつ。

(早く入間様/ちに会って褒めてもらうんだ……!)

張り合いながらも心の声はぴったり一致。
2人とも、修行の成果を入間に報告して褒められたい一心だったのだ。
……しかし、そんな思惑は程なくして打ち砕かれることとなる。

「…………会っていかないのか…?」
「…いい。アズアズは?」
「私もやることができた」

真剣に修行に打ち込む入間の姿を目の当たりにした2人は、彼に声をかけることなく踵を返し、来た道を2人並んで帰っていく。
そして、かつての料理対決の時のようにお互いの拳を突き合わせながら、声を揃えてこう宣言するのだ。

「もっともっと修行する」

こうして修行の日々を乗り越えたアスモデウスとクララは、収穫祭本番で入間が行方をくらませたとしても決して臆さない。
それぞれの場所で入間の無事を願いながら、またしても声を揃えて────。

「私は信じて待てる」

────はっきりと、そう宣言するのだった。

張り合っていても、離れた場所にいても、入間を想う2人の気持ちはいつでも同じなのである。


(でも本当はすんごい会いたいから早く帰ってきて入間様/ち────…!!)

……そんな悲痛な心の叫びまで一致してしまうほどに。

2人はトモダチ

ここまでは2人のライバル関係に焦点を当てながらアズクラの歩みを振り返ってきた。
2人の間には感性や性格などの大きな隔たりがあるようだが、かと言って常にいがみ合っているというわけではない。
ここからは2人が育んできた友情に目を向けてみよう。

◆犯人を探せ!

第51話(原作6巻、アニメ2期4話)
とある事件の犯人を探してほしいと入間にお願いされたアスモデウスとクララ。
それぞれ単独で調査を進めていたのだが、その道中で捜索範囲が一致し鉢合わせることに。
(くっ、こいつと行動パターンがかぶるとは…!)と、アスモデウスは悔しげな様子である。
しかし、探している悪魔が同じならば2人が捜査中に合流するのは当然のこと。
お互いの持つ情報を合わせた結果、2人は意外な真犯人のもとへ辿り着くことに…!


◆アスモデウスの未来

第61話(原作7巻)
王の教室(ロイヤル・ワン)編を経て、アスモデウスが幻視したという未来の入間の姿が描かれるシーン。
魔王のような風格で玉座にどっしりと腰掛ける入間とその眼前で跪き首を垂れる自分の姿を思い浮かべ、アスモデウスは感涙に溺れまくる。

……が、しかし。

ここに描かれているのは、本当に入間とアスモデウスだけだろうか?

よく見てみると、見開き2ページに渡り展開された幻覚の中には、入間に従う13冠のような悪魔たちのシルエットが描かれている。

そして、さらに目を凝らしてよ〜〜〜く見てほしい。

横並びに立っている悪魔たちのシルエットの中で、一番右端……最も入間に近い位置に立つ背の低い悪魔。


……このシルエット、クララなのでは?


真偽のほどは定かではないが、ぜひ自分の目で確認してみてほしい。
もしかすると、アスモデウスの思い描く未来にはクララも必要とされているのかもしれない。


◆憧れの結婚式

第67話(原作8巻)
クララ・ケロリ・エリザベッタ・アメリの4人が集まって女子会をする回。
恋バナ中に入間との仲について問われ、入間と自分の結婚式を想像して真っ赤になるクララの姿が描かれている。
小さなコマの中にタキシードを着た入間とウェディングドレスを着たクララの姿が描かれているが、そんな2人の後ろには当然のようにアスモデウスの姿も。

入間と共にある未来を望むクララとアスモデウスだが、そんな未来の世界にはやはりお互いの存在が必要なのかもしれない。


◆お出かけの計画

第69話(原作8巻)
終末日(長期休暇)の初日。部屋でくつろぐ入間のもとへ、アスモデウスとクララが2人揃ってやってきた。
遊園地(ウォルターパーク)に興味を持っていた入間のため、2人はお出かけの計画を練ってきたと言うのだ。
普段どれだけ波長が合わなくても入間のためなら力を合わせてウォルターパークを楽しむプランまで立てられるアズクラ。さすがの入間愛である。
しかし、そんな2人の間にはやはり意思疎通の計れていない点があったようで……。

「楽しそう!」
「だよねだよね! だから私みんなも呼んだ!
「え?」

問題児クラスの面々に声をかけ大勢で出かけることにしてしまったクララに対し、「お前はまた勝手なことを…!!」と詰め寄るアスモデウス。
その様子を見るに、彼は入間とクララと自分の3人で遊びに行きたかったようだ。

当然のようにクララを頭数に入れ一緒に計画を立てるアスモデウスの様子から、入間との間だけでなくアスモデウスとクララの間でも友情が育まれていることが感じられる一幕であった。


◆クララの膝枕

第89話(原作11巻)
ウォルターパークでの騒動を乗り越え、押し寄せる取材陣から逃れるためウァラク家でお泊まり会をすることになった入間軍。

パジャマに着替えたクララは、自分の膝を叩きながら「おいで!」と2人を呼び寄せる。
どうやら膝枕で寝かしつけたいようだ。

強引に膝の上まで誘導するクララに対し、アスモデウスは猛反発。
寝つきが悪いという描写をされたこともある彼を寝かしつけるのは至難の業かと思われたが────なんと一瞬にして寝落ち

原因については
・遊園地での激闘で疲れが溜まっていた
・クララの弟たちと遊んで力尽きていた
・クララの寝かしつけスキルが高すぎる
……など様々なものが推察できるが、いずれにせよアスモデウスがクララに気を許しているからこそ実現したということに変わりはないと思われる。


◆「私のおトモダチ」

第133話(原作15巻)
収穫祭編にて、卑怯な手を使う生徒によって窮地に追いやられた入間とクララのもとへアスモデウスが駆けつけるシーン。

怒りを露わにした彼は2人を庇うように立ち塞がり、はっきりとこう宣言する。

「私のおトモダチには指一本たりとも触れさせん」

常日頃入間のことを第一に想う彼の口から「入間様」個人ではなくクララのことも含む「おトモダチ」という言葉が出たことに注目していただきたい。
「入間様のおトモダチ」を自称していたアズデウスががクララのことまで含めて「私のおトモダチ」と呼んでいることから、彼の入間軍に対する想いが見て取れる。


◆「3人揃って」

第134話(原作16巻)
収穫祭編にて、入間とクララのピンチを救ったアスモデウスが2人に向かって満面の笑みを浮かべながら告げたのが以下のセリフ。

「収穫祭が無事に終わったら今度こそ3人揃って私の家でお祝いしましょう

ウォルターパーク編でも当初から3人での行動を想定している様子だったアスモデウスだが、自ら「3人揃って」と口にするのはこのシーンが初。
入間様至上主義のアスモデウスだが、彼の心の中には入間だけでなくクララが座る席もきちんと用意されているようだ。


……この回に至るまで、アズクラの間で張り合うような描写はあれど明確な友情描写は比較的控えめだった。

しかし、この次の長編にあたる『音楽祭編』から2人の友情は加速していく…!!


2人は…「○○○○」!

ここまでは2人の仲の良さが感じられる場面を中心に振り返ってきた。

ここからは、以前よりはっきりと描写されることが増えてきた「アズクラの友情」を描くシーンに焦点を当ててみよう。

※アニメ化されていないエピソードが中心になります。ネタバレにご注意の上お読みください!


◆こっそり撮影

第151話(原作17巻)
音楽祭編序盤、某クラスメイトから「アスモデウスくんはたまにこっそりイルマくんとクララさんの写真撮ってる」と暴露されたアスモデスウスがめちゃくちゃ狼狽える回。
秘密を暴露されたアスモデウスは顔を真っ赤にして「だっ なっ あ゛っ きさっ…!!」と盛大に動揺。
それに対しクララは「言ってくれればいいのに〜」と声をかけているのだが、ここでクララの尻尾が嬉しそうに左右に揺れているというのも注目ポイントのひとつである。

入間のみではなくクララのことも写真に収めているというこのエピソードから、アスモデウスが2人を大切に思っていることが伝わってくる。

※音楽祭編終盤に当たる20巻171話にて、少々恥ずかしそうな表情を浮かべながら入間とクララの写真を撮るアスモデウスの姿が描かれている。
口元のにやけ具合から2人に対する想いが見て取れるのでぜひ確認していただきたい。


◆レッツダンス!!

第156話(原作18巻)
音楽祭編中盤、ダンスの特訓に励むアズクラの様子が描かれる場面。
156話でのアズクラの出番は最後の1ページのみではあるが、次話(157話)のアズクラメイン回に繋がるシーンとなっている。

疲れきった様子の2人は、既に長い間ダンスの練習に明け暮れていたようだが…。

「いいかウァラク 最初は右手だ 右ってどっちか分かるか?
「こっち」
よし天才だな

「いけるいける私達ならいける」
「よし分からなくなったらムリに動くなよ」
オーケー兄弟

「「レッツダンス!!」」

完全に悪友がやるタイプのやりとりである。

あのアスモデウスが「右ってどっちか分かるか?」「よし天才だな」なんて軽口を叩ける相手がクララの他にいるだろうか。
クララが「兄弟」とまで呼ぶ相手が実家の弟たちとアスモデウスの他にいるだろうか。

いや、いない。

現状、いないのだ。

18巻に至るまでの間、2人は様々な悪魔たちと親交を深めてきた。無論、入間はその筆頭だ。
入間とアスモデウスの関係が他の誰にも真似できないように、そして入間とクララの関係が誰にも模倣できないように、アスモデウスとクララが培ってきた気軽に軽口を叩き合えるおトモダチという関係も唯一無二のもの。
たった1ページのみの登場ながら、156話は2人の間に築き上げられた信頼関係の片鱗を窺わせる非常に印象的な回となったのだった。


……と言っても、これは次話(157話)のアズクラメイン回を目前に控え敷かれた布石。
この次に来るアズクラのビッグウェーブに比べればほんの序章に過ぎないのだが…。


◆おトモダチ

第157話(原作18巻)
音楽祭編中盤、言わずと知れた最高最強のアズクラ回。
この回では、音楽祭に向けてダンスの特訓に励む2人の様子が描かれている。

息の合わないアスモデウスとクララはダンスの振りを合わせることができず、今回もいつものように喧嘩が勃発。
大声で言い争って疲れ果て、揃って地面に寝転がる。
反りが合わないのだから息を合わせられるわけがないと弱気になりながら、2人はため息混じりにこう呟いた。

「「イルマ様/ちに会いたい」」

息が合わないはずの2人が声を揃えて同時に口に出したのは、大好きな入間への想いだった。
声が揃ったことに驚き思わず笑いだすクララに対し、アスモデウスも「今のはちょっと面白かったな」と好意的な反応を見せる。
和やかな雰囲気に包まれる中、クララはアスモデウスの隣に寝転がったまま「私は今大発見をしたよ」と告げ、さらにこう言葉を続けた。

「イルマちがいなかったら私たち出会ってもいなかったよ……」

他人に興味を持たず、クララのことも当初は「珍獣」と呼んで距離をおこうとしていたアスモデウス。
寂しさを紛らわせるためポケットからお菓子やジュースを取り出し迷惑料を払うしかなかったクララ。
そんな2人を変えてくれたのは、そして出会わせてくれたのは、入間だった。
そのことを改めて認識した2人は、肩を並べて寝そべりながら語り合いつづける。

「アズアズ…私たちすごいラッキーだねぇ

…あぁ

言葉は少ないながらも出会えたことをラッキーだと評するクララの言葉にアスモデウスは迷いなく同意。
「私たちを会わせてくれたイルマちはめっっちゃすごい!!」という言葉に対しても「その通りだ!それに尽きる!!」と同調し、2人で心底嬉しそうに笑い合う。
そして、「私たちはすごいイルマちのおトモダチなんだからっ!ダンスもすごごごいのできないとね!」と得意げに語るクララに対し、アスモデウスは……


「…そうだな あほクララ


これまで頑なに「ウァラク」と名字ばかり呼び続けてきた彼が、ここでついに彼女の名前を呼んだのだ。
名前を呼ぶ際のアスモデウスの優しく穏やかな表情もさることながら、驚き放心したクララが名前を呼ばれたことを理解して目を輝かせ表情を綻ばせる描写も必見である。
未読の方々は18巻を買おう。

その後も2人で地道に努力を重ね続けた2人は、問題児クラスの悪魔たちと共に息ぴったりのダンスを踊れるまでに成長。
音楽に合わせ一糸乱れぬ踊りを見せるこの場面で挿入されたモノローグにも互いを思う2人の心情が克明に表現されている。
未読の方々は今すぐ18巻を買おう。

ちなみにこの157話のタイトルは『おトモダチ』
本作品において何より大切にされていると言っても過言ではないこの言葉が、アスモデウスとクララの友情の結実とも言えるこのエピソードに添えられているのである。
さらに、この回を機にこれまで他の生徒とは違う真っ白なジャージを着ていたアスモデウスがみんなと同じ色のジャージを着て練習するようになる。クララとの友情はもちろんのこと、問題児クラスの仲間たちに対し心を開くことも今回のアスモデウスの成長に含まれていたのかもしれない。

※余談だが、157話冒頭で「ここの角度は60°だ!こう!」「ちゃんとやってるもん!ギャーでドドーでパランパッパでしょ!」「擬音で話すなちっとも分からん!!」とそれぞれ自分のものさしをぶつけ合い言い争っていたアズクラが157話の一番最後のコマでは「さいごのギャーンがちがったぞあほクララ!!」「アズアズだって角度ズレてた50°になってたー」と相手の尺度で主張し合うようになっている。
そしてそんな2人のやりとりを微笑ましげに見守るクラスメイトたちの様子も描かれている。
そんなアズクラのやりとりは「喧嘩するほど仲がいい」の好例だと思われる。

※さらに余談だが、原作11巻第91話の貴族会回を確認すると、アスモデウスのス魔ホには既に「あほクララ」と登録されていることが分かる。
長い間「ウァラク」と呼び続けていたアスモデウスだが、本当はずっと彼女の名前を呼んでみたいと思っていたのかもしれない。


◆大好き軍団

第176話(原作20巻)
音楽祭の打ち上げの後、とある出来事の影響でアスモデウスは調子を崩していた。
そんな彼のことを心配して悩む入間をクララは外へと連れ出し、こんな言葉を口にする。

「私ね…イルマちが大好きだよ」

「そんで!アズアズも大好き!!

「んでアズアズはイルマちが大好きでー私のことも大好きじゃん?

「そしてイルマちは私とアズアズが大好きでしょ?」

「つまりね 我々は大好き軍団(トリオ)なのです!!

まさしく天才の発想である。

そしてクララはさらにこう語る。
「ほんとはね 今日一日アズアズがイルマち独占しててズルイ!って思ってたけど…
ここは私が大好きトリオのお姉さんとして一旦譲ってあげる!!
だから2人でアホほど遊んでおいで!」

アスモデウスを心配する気持ちはクララも同じ。
だからこそ、今は我慢して大好きな入間を独り占めする日をアスモデウスに譲るのだ。
本人が宣言していた通り、入間のこともアスモデウスのことも大好きだからこそ出すことのできた提案と言えるだろう。

…さて、これだけでも既にものすごく良い話なのだが、ここで一度立ち止まってよく思い出してみてほしい。
クララが入間とアスモデウスに出会ったばかりだった頃────初登場回である第3話で語られていた彼女の言葉を。

「まただ、いつもそう! 呆れられてもう遊んでもらえない!」
「私馬鹿だからねっ 遊んでもらうには何かあげなきゃダメなのッ 迷惑料なのッ!!」

迷惑料を渡さないと遊んでもらえない、呆れられたら終わり…。
そんな日々に傷ついていたクララが、「イルマちは私とアズアズが大好き」「アズアズはイルマちが大好きで私のことも大好き」と当たり前のことのように言えるようになったのだ。
クララのセリフから大きく成長したことが感じられる一幕であった。

※余談だが、この回のクララは最後に「そして次はお2人がそれぞれ私と遊ぶのです!」と高らかに宣言している。
その後本編でクララが2人と遊ぶエピソードは描かれていないが、原作20巻購入特典の書店限定ペーパーにて遊びに出かけるクララたちの様子が示されている。
紀伊国屋書店の限定ペーパーでは入間とクララ、未来屋書店ではアスモデウスとクララの組み合わせを見ることができるので、ぜひチェックしてみてほしい。

◆シンユーの称号

第177話(原作20巻)
クララの提案により2人きりで遊びに行くことになった入間とアスモデウス。

「えっと…おトモダチっていうのは一緒に遊んだりする相手…なんだけど
助け合ったり一番信頼するっていうのは
クララは大好きトリオって言ってたんだけど
僕はね 親友って言うと思うん…だぁ」

照れながらも勇気を出し、アスモデウスに「親友」という言葉を贈った入間。
「友達」という概念のない魔界には当然ながら「親友」という言葉も存在しない。
しかし、アスモデウスは瞳を輝かせながら「シンユー…」と入間の言葉を反芻し…

「シンユーとは何ですかイルマ様!!」

私とアホクララのことですか!? おトモダチの上なのですか!?」

『助け合ったり一番信頼する相手』という説明に続いて入間が示した「親友」という言葉。
それを聞いたアスモデスウスは、「私とアホクララのことですか!?」とその場にいないクララの名前まで即座に挙げた。
彼にとって、この定義に該当する相手は入間だけではなかったのだろう。
おトモダチ1号の座をかけて争っていた時期もあったというのに、もはや自分だけが入間様のシンユーになるという思考は残されていないようである。


◆シンユーは2人まで!

第178話(原作21巻)
晴れて入間のシンユーとなったアスモデウスとクララが問題児クラスの面々を集め「シンユー」の意味について得意げに解説する回。

入間から聞いた話を盛りに盛りまくり、
「オトモダチの中でも選ばれし者だけが許される称号!!」
「これは私とアホクララ2人の特権!
と良い笑顔で語り尽くすアスモデウス。

「まさしく魂の契約!!死してなおそのお方に尽くすという未来永劫の契り!!」
とエベレスト級の盛り具合で大げさに表現するアスモデウスのセリフのそばには、神々しい衣装に身を包み数段高い位置立つ入間と彼の目の前で2人並んでこうべを垂れ忠誠を誓うアズクラの姿が描かれたまるで宗教画のようなイメージ図が添えられていた。
先述した7巻61話(アスモデウスが入間の未来を思い浮かべる回)では想像の世界の中でアスモデウスだけが入間に跪いていたが、今回は自分の隣に立つクララの様子まではっきりイメージしていることが分かる。

これらの描写から察せられる通り、やはりアスモデウスは自分の隣にクララが並び立つことをすっかり認めているようである。

しかし、当然ながら入間の隣に立つ権利を誰にでも譲ろうとしているわけではない。
自分たちも入間のシンユーだと主張するクラスメイトたちに対しては、
「なりませんイルマ様!!
ヤツらの甘言に耳を傾けないでください!
シンユーは2人までです!!!
と必死の形相で主張し、クララと共にガードを固めている。

アスモデウスにとって入間が何よりも大切で特別な存在であることは言うまでもないが、そんな『特別』という枠の中にクララも入ることができているようだ。


◆おせちちを食べながら

第191話(原作22巻)
アクドル大武闘会編中盤、18巻157話に次ぐ超弩級のアズクラ回。

アクドルのイルミちゃんとしてテレビに出演することになった入間のことを一緒に応援しようと、クララは大きな風呂敷包みを抱えてアスモデウス家へやってきた。
用意してきた応援用の法被を着込み、こたつを取り出し、クララが自宅で作ってきたという「おせちち」という料理をつつきながら、2人はテレビ画面越しに入間を応援しはじめる。
テレビに釘付けになりながら2人揃って番組の展開に一喜一憂し、なんとも自然な流れでクララがアスモデウスのコップにお茶を注いであげたり、アスモデウスがクララの皿におせちちを取り分けてあげたりと、夫婦顔負けの息ぴったりな様子を見ることができる。


そして、全力で応援を楽しむ息子の様子を見守っていたアムリリスは「アリスちゃんの色んな表情が見られて嬉しい」と語り、「オトモダチの2人に感謝ですな」というダヴィデの言葉に「うん♡」と同意している。

入間と出会う以前のアスモデウスの様子は作中でほとんど描かれていないが、他の悪魔たちへの冷ややかな対応から察するに、ひとつのものにこれほど夢中になって笑ったり泣いたりするような性格ではなかったということは想像に難くない。
そんなアスモデウスが変わるきっかけを作ったのは他でもない入間だが、そんな2人の関係をただの主従ではなく楽しみを分かち合う「オトモダチ」に昇華することができるのは型破りなクララの存在があってこそ。
アスモデウスがこれほどたくさんの表情を見せるようになったのは、入間だけではなくクララのおかげでもある。
オトモダチの2人に感謝しているというアムリリスとダヴィデは、そのことをよく知っていたのかもしれない。

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