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「傷は、“私が”塞ぎます。必ず」



「---おかえりなさい

概要編集

本作のヒロインの一人。八不知市出身。年齢は16~18歳。

異世界の転移者にして、クレイスト王国に所属する治療魔術師。「三英傑」の一人。黒髪の清楚な美少女。

同郷のウォルムと出会い、数奇で残酷な運命に翻弄されながらも確固な志を持って生きていく。

闘争と殺人の才能を持つウォルムとは対照的な存在。


通り名は《癒し手》。

経歴編集

【第一幕】

学校帰りに幼馴染のユウト、マコトと共に異世界・クレイスト王国へ転移する。

リハーゼン騎士団の元で訓練を受け、回復魔法を覚醒。四カ国同盟軍の医療班として参加していたが、夜に《鬼火使い》の単騎の奇襲を受ける。

フェリウス兵に偽装した《鬼火使い》=ウォルムを知らずに治療してしまい、駆け付けたユウト達との交戦に巻き込まれて気絶。そのままマイアと共にハイセルク帝国の捕虜となった。

ウォルムを護衛兼監視役に置かれ、帝国兵の治療に従事していたが同盟軍から刺客を送られ、人間不信に陥る。

四カ国同盟が起こした大暴走では帝国兵や一般人を治療。失明したウォルムの口から同郷者だと確信し、助けるべく鬼王の魔眼を移植した。そして彼と約束を交わし帰還を待ち望んだが叶わず、悲観しながらマイヤード公国のセルタ領へ亡命した。


【第二幕】

クレイスト王国から幾度も帰還要請を受けたが、自ら戦争の抑止力となるべく拒否。教会へ身を置き、兵士達の治療に励む。

一年半後、死んだと思っていたウォルムの生存を知らされ、帰りを待ち続ける。


【第三幕】

ウォルムと待望の再会を果たし、魔眼を完全に治療した。

レフン鉱山の地滑りが発生した為、治療魔術師としてウォルム達を護衛に派遣されるがそれはハイセルク側に組みしたアヤネ殺害の任を受けた親友・マコトの工作であった。続けて騎士団の襲撃を受けるも、ウォルム達の奮闘により傷一つなく守られた。同時に国境地の各内乱にリベリトア商業連邦とクレイスト王国による宣戦布告により戦争が始まる。

前線の野戦治療所で従事し、リハーゼン騎士団に狙われる。しかし護衛兵達の犠牲とウォルムの救出によって生還。王国軍敗走後にユウトの訃報を知り、ウォルムと慰め合った。


【第四幕】

リベリトア商業連邦軍の大侵攻が開始し、戦線復帰可能な帝国兵を集中的に治療する。

人物編集

性格編集

温厚で優しい人物。元は看護婦を目指していたので、人命の価値観が薄い異世界でも人を助けたいという確固たる信念を持つ。

序盤では人殺しへの直接的な関与に無自覚であったが、捕虜となってからは考えを改める。

能力の関係上、戦闘に参加できない自分を卑下している。酒は飲めない。

意外と怒ると怖い一面もある(帝国最高戦力が震える程)。


恋愛面編集

幼馴染であるユウトから大事に想われているが、親友のマコトはユウトに好意を持っており複雑な三角関係になっている。アヤネのユウトへの感情は不明である。

ウォルムとは捕虜の件で初めこそは警戒していたが、人間性を知ると徐々に心を開いていく。そんな彼の死は思い出すのも辛いものだったようで、生存を知った後は護衛曰くウォルムの昔話ばかりしていたとの事。


能力編集

回復魔法の適正持ち。

無詠唱で欠損部分も再生が可能。知識量の不足から助手のマイアのサポートを受けている。

魔力量の数値は不明。治療患者数は通常の医療魔術師と比べると桁違いなので、数十人以上分と思われる。

第三幕まではスキルは取得していない。戦闘能力は皆無で、基本的に後援主体。


容姿編集

長い黒髪に愛らしい顔立ちを持つ美少女。清楚な雰囲気を纏っている。


関連タグ編集

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