注意:この記事は『エルシャダイ』のネタバレで構成されているぞ。
見るかどうかは、お前が自分にとって最良の未来を想い、自由に選択して行け。
概要
ゲーム『エルシャダイ』の登場人物で、グリゴリの堕天使の一人。
チャプター10「アラキエルの墓標」にてアラキエルの階層を訪れる事になる。
ゲーム中ではすでに死亡しており、ただ墓標が残るのみ。高難易度のジャンプステージを進み、やっと辿り着いたプレイヤー達へ色んな意味で衝撃を与えた。
ラ○ュタ内部を思わせるような超巨大な振り子や浮遊する立方体、青く輝くクリスタルの薔薇などが美術的な特徴であり、神秘的な印象のステージ。
設定資料集などの関連書籍でもアラキエルに関しての記述は少なく、サリエルに重力操作の能力を与えた事くらいしかめぼしい情報はなかった。
アルマロスとの関係
堕天する前のアルマロスとも交流があったようで、命を懸けて新参のアルマロスの堕天のダメージを受け止めている。
この行為によって、アルマロスの堕天ダメージが軽く済んだことと引き換えにアラキエル自身は寿命を失い、イーノックがタワーに到達した時にはすでに死亡していた。
ちなみに、アルマロスのネフィリムは巨大なクラゲのような姿をしており、他の堕天使のネフィリムと違って温厚な性格とされる。……と作中では説明されるが、これはそう解説したルシフェルの間違い(もしくは嘘)であり、実際あのネフェリムはアラキエルの魂を取り込んで一体化したアラキエルネフェリムである。(アルマロスが倒された後も、存在し続けていたのはそのため)。実はアルマロスの住む第5階層を構築したのもアラキエルである。
各コンテンツでの活躍
漫画版でのアラキエル
Gファンタジーにて連載された漫画版にて、やっと正式に登場した。
褐色肌に今風な髪型、そして無意味に自信満々な口調で、セムヤザ相手に尻込みせずに理想を語りだす。
神秘的なアラキエルステージと実際のキャラクターとのギャップに、多くの読者が驚いた。
イーノックとすれ違い落ち込むアルマロスの前へセムヤザ・アザゼルと共に現れ
ノリノリでダンスを披露してアルマロスを感動させたり、
堕天への憧れに悩み涙を流すアルマロスに対して苛立ちを露わにするなどの見せ場が用意された。
小説版でのアラキエル
漫画版とは違いオールバックの髪型で描かれているが、威勢のよい自信たっぷりな表情は共通している。
第14章「時の旅人」は主にアラキエルの視点に立って書かれており、この章のある種主人公的な立ち位置にいる。
地上に堕ちてからは自らの階層を人智を越えた世界に作り上げ、ひとしきり満足すると
次はアルマロスの不在を良い事に勝手にアルマロス階を私物化し、大規模なアクアリウムを建設する。
それを咎められると、「アルマロスはきっと燃え尽きたのではないか?まあ仮に、今ヤツがここにいたとしても、ここを見ればきっと喜ぶだろうよ」
と開き直り発言。バラケルを呆れさせる。
そんな中、轟音を上げアルマロスが地上へと堕ちてきた。その時アラキエルのとった行動とは……。
我々の選択は正しかった 命の尊さを知ることができた