CV:山寺宏一
概要
ポケットモンスターの映画『ミュウと波導の勇者ルカリオ』のゲストキャラクターの一人。
数百年前、女王リーンに仕えていた波導使いであり、波動を高めるグローブを装着している。
従者にはルカリオがいるが、彼を単なる従者ではなく、一人の掛け替えの無い友と認識している。
後世で『波導の勇者』と讃えられるだけの事はあり、目隠ししながら飛び交う丸太を回避する特訓を行うなど優れた身体能力を持つ。性格は冷静沈着だが、無鉄砲な所があるらしい。
赤と緑の軍が争う戦乱期の最中、戦乱の原因が『世界のはじまりの樹』にあるのではないかと考えた彼はピジョットを駆り、はじまりの樹の主であるミュウと樹を救うべく波動の力を使い果たして命を落とし、樹の最奥部にて結晶化していた。
ルカリオを杖へ封印したのは彼を犠牲にしない為であり、最後までルカリオの身を案じていた。とはいうものの、理由を告げる事なく封印を行なったためにルカリオはアーロンへの不信感を抱くようになってしまった。その後、時間の花による過去のビジョンでアーロンの思いを知った事で誤解が解けた。
なお、放つ波動がサトシと全く同じらしく、目覚めたばかりのルカリオが誤認していた事から、一部ではサトシの前世ではないかと言われている(ルカリオもまた現代にて後を追うように消滅しており、このルカリオもまた新無印編でサトシの手持ちの個体に転生したのではないかという考察があるが(CVも全く同じ)、公式のものではない)。
ゲンと容姿がそっくりに見える理由は不明。DPtはAG劇場版ゲストがカメオ出演を果たした作品であり、その一環としてアーロンを意識したデザインになったのかもしれない(そのせいか、『波導の勇者』出典キャラクターのモブトレーナーが一人もいない)。
余談
英語版では『Sir Aaron』(アーロン卿)、ファンからの愛称はルカリオに倣い『アーロン様』と呼ばれる。Google検索でも「アーロン様」と検索を掛けるとポケモンの方が多数ヒットする。
スタッフロールでルカリオと板チョコを食べていた為か、pixiv上ではチョコレートと絡めたイラストが多い。ただし、ルカリオは現代で目覚めるまでチョコというものを知らなかった為、ラストの光景はあくまでありえざるifの光景である事には留意されたし。