「しかし撤退命令も出さず旗艦が戦線を離脱しては……!」
概要
CV:櫛田泰道
グレムト・ゲールの副官を務めており、エルク・ドメル着任までは銀河方面軍の副司令官でもあった。ドメルの銀河方面作戦司令長官着任に伴い副司令官を解任されるが、以後も作戦会議に列席するなどそれなりのポジションにはいる模様。
ゲールの部下ではあるが、性格は至って真面目で常識的。例えばゲールが友軍艦へ砲撃を指示した際には驚いており、それをヤマトの仕業として隠蔽しようとするゲールの発言には肯定しつつも不服そうな表情を浮かべている。さらに宇宙災害に自艦隊が巻き込まれた際には、いち早く逃げようとするゲールに僚艦への撤退指示を出すよう訴えてもいる(といっても一刻の猶予もない状況下だったので指示なんか出していたら十中八九自分たちも逃げ遅れていたが)。
そのような性格のせいでゲールの身勝手な行動にたびたび振り回されているらしい。それでもデスラー政権崩壊後にゲール艦隊がガミラス暫定政権から離反した後も彼に付き従っているあたり、そこまで嫌ってはいないのか、あるいは単に行動力が無いだけか。
まともな出番があるのは第10話のみ(セリフがあるのもその回だけ)であり、それ以外では背景にモブとして立っているだけだが、なんだかんだゲールがいる時は大抵彼も傍におり(どれも言われなければ気付かないレベルだが)、単純に画面内に映っているという程度なら登場話数は多い。
名前の由来はおそらく「出でる文句」。冗談に聞こえるかもしれないが、サレルヤ・ラーレタ(される、やられた)やドーテム・ゲルヒン(とても下品)、デバルゾ・ボーゼン(出張るぞ、呆然)やニーゲル・ルバッカ(逃げる馬鹿、あるいは逃げるばっか)等々、本作の脇役の名前は遊び心旺盛なのでほぼ確定だろう。上司に振り回される彼らしい由来とも言える。
むらかわみちおの漫画版ではドメル着任タイミングが少し後送りにされているため、彼の出番もわずかだが増えている(しかし逆にドメル着任後は全く登場しなくなってしまう)。
アニメに比べると割とはっきり物を言っており、ジト目だったり困り顔だったりと表情に関してもゲールへの不平をあまり隠していない。