プロフィール
人物
「宝島」のNo.2である宰相として、表に出ない頭首の代わりに支配者として振る舞っている初老男性。陰湿な笑顔と、先端がカールした長い髭が特徴。
また、非常にねっとりした喋り方をする。
自らを「おじちゃん」と呼ぶ軽い口調で、カワイイ子に目がなく童顔の子が好みなセクハラオヤジな振る舞いが目立つ。
だがその本性は冷酷・残忍な外道で、権力に対して異常なまでの執着を持ち、それに支えられた慎重さに絶対の自信を持つ。好みの女性相手でも決して警戒は絶やさず、不穏な動きを悟れば誰であろうが躊躇なく始末する程。
若い頃はやや優秀な戦士だったが、様々な小細工を駆使して頭首に取り入り、現在の座にまで上り詰めた。そして島に伝わる「石化装置」を奪って、頭首も石化・殺害し島の実権を握っており、その事実を皆に隠していた。
作中の暗躍
島に近づいた科学王国を石化装置の不意打ちでほぼ全滅させ、何とか難を逃れた千空たちと長きにわたる情報戦を繰り広げる事に。
イバラの独裁に不満を抱いていた内通者によって少しずつ情報を抜かれつつも、こちらも向こうが送りこんだスパイを的確に見抜き始末していく等、一進一退、あるいは泥沼の駆け引きが繰り返された末、自身も"石化から元に戻せる手段"があると知る事になる。
結果「装置の出力を最大にして、島中の敵味方全員を石化する」という力技を取れる様になった彼は、それを強行して盤面をひっくり返し、今後はより盤石な恐怖政治ができると勝ち誇る。
だが連携プレーにより石化を免れた千空と直接対決となり、ギリギリの所で騙し合いに敗北。自分自身も石化する末路を遂げた。
その後、少しずつ復活させて貰った島民達は事の全貌を知る事になり、より確信的な情報も別の人物が持っていた為、誰にとっても害でしか無くなったイバラは永遠に石化状態で放置される因果応報を迎えた。