ホントにあるよね ウソじゃないよね
夢で見たイルミネーション
概要
作曲・編曲:松本孝弘 / 作詞・編曲:稲葉浩志 / 編曲:徳永暁人
B'zの7th配信シングルのタイトル。
配信シングルとしては前作『SLEEPLESS』から、2年4ヶ月ぶりとなる。
収録曲
楽曲について
楽曲についてメンバーは、「泣いて笑って山を越え谷を越え進んでいくように生きて、たどり着いた場所には、無償の愛情に満ちた輝きを放つイルミネーションが待っている。そんな希望を持ちながらこの『おむすび』の主題歌を作りました。明るいエネルギー溢れるドラマとともに楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメントしている。メンバーは事前にドラマの台本を読んでから楽曲制作を行った。
松本は、NHKとのやりとりを経て良い楽曲になったと振り返り、「ドラマに寄り添ったサウンド創り、メロディーという点にはこだわりました」と語っている。
稲葉によると、歌詞の原型はコロナ禍の時に散文形式のメモに残していたものであるという。当時コロナ禍で外出が制限され多くのクリスマスイルミネーションが「用なし」になってしまったにもかかわらず、ある田舎で採算を度外視してイルミネーションを通常通り点灯していた企業があったことに触れ、「そのイルミネーションが非常に希望の光、燈(ともしび)みたいな印象で、それをモチーフにして歌詞を書きました」「そういう希望が持てるような歌詞をドラマにうまくはめられたらいいなと思って書きました」と振り返っている
B'zが朝ドラ主題歌を担当する経緯
『おむすび』の制作統括である宇佐川隆史はB'zを主題歌に起用した理由について、そもそも『おむすび』の企画書はB'zの曲を聴きながら書いていたと振り返り、「『人々を元気にしたい』このシンプルな思いを、本気で、全力で考えた結果、たどり着いた答えが、B'zさんによる主題歌でした」とオファーの経緯を明かしている。宇佐川は、「B'zの曲には『今、大変だろうけど、頑張ってみようよ』というメッセージ性のある曲が沢山あり、実際にそういった曲を聴きながら企画書を書いていました。『心配ない、問題ない』と歌われるんです。それこそ明るく力強く日々を進む“ギャルマインド”と共通しており、私たちがドラマの中で伝えたいことだと思いました」と語り、B'zの楽曲が主題歌を依頼するきっかけになったとのこと。B'zへのオファーについて、先述のようなドラマにかけている想いを宇佐川自身が手紙を書いてB'z側に送付した。B'z側の反応については「ものすごく喜んでらっしゃいました」「朝ドラの主題歌なんて光栄だとおっしゃっていただけた」と明かし、その反応に驚いたと振り返っている。
さらに、その手紙にはB'zに求める楽曲の方向性も記されており、「日常の曲」というテーマを提示していた。宇佐川は、「B'zには『ultra soul』のようなスポーティーな曲やカッコいい曲も沢山あるが、『Easy Come, Easy Go!』のような「日々を過ごすって簡単ではないけれど、みんなで一緒に楽しんでいこうよ」と肩を押してくれる名曲もたくさんある」と語り、B'zには「そういうB'zさんの曲が今回の朝ドラの曲としてふさわしいのではないか」と伝えたとのこと。
B'zに依頼してから数か月後、本楽曲のデモがドラマスタッフに届けられ、そのデモを初めて聞いた宇佐川と脚本担当の根本ノンジは、思わず涙がこぼれたとのこと。また、初めて楽曲を聞いた感想として、「B'zサウンドでありながら、『おむすび』というドラマにすごくフィットしていてすごいと思いました」と楽曲の良さに感動を覚えたと明かしている。