概要
Yield curve control
日本銀行が2016年9月に導入し、2024年3月に撤廃した金融政策。
長短金利の誘導目標を操作し、イールドカーブを適切な水準に維持させる。
イールドカーブとは国債の利回り(金利)を縦軸に、償還期間を横軸にその関係性を示した曲線。
このイールドカーブを長短金利を通して操作(コントロール)する。
日本銀行は長短金利を低く抑え込むことで、会社や個人がお金を借りやすい環境を作って景気を刺激をし、物価2%を目指した。
短期金利は日銀の当座預金の一部にマイナス金利を適用させて操作し、長期金利は10年物国債の金利が0%程度で推移するよう国債買入れを実施して操作した。