概要
ワカンダの黒人男性であり、キルモンガーことウンジャダカの父。
ワカンダを狙う武器商人ユリシーズ・クロウに加担していたが、ブラックパンサーことティ・チャラの手でワカンダから追放され、その過程でクロウの行動が原因で命を落としていた。
MCU
『ブラックパンサー(映画)』で初登場。
先王ティ・チャカの弟でティ・チャラの叔父となっており、アメリカで諜報活動する過程でアメリカ人女性との間にウンジャダカをもうけたという設定。
後述の理由で現在は故人。
原作と同じくクロウと結託していたが、アメリカで虐げられている大勢の黒人達を救うという理由であり、ワカンダでクロウが強奪したヴィブラニウムを利用して革命を目指していた。
友人のジェームズと共に活動していたが、ジェームズの正体がティ・チャカの側近ズリであり、自分を監視するために送り込まれたスパイであった。
計画を知ったティ・チャカに連行を告げられたが、友人の裏切りに逆上してズリに銃を向けたために反射的に制止したティ・チャカの攻撃で命を落としてしまった。
死後、隠蔽工作で表向きは失踪扱いとなり、置き去りにされたウンジャダカは父の意志を継ぐためにワカンダへの復讐に専念するようになる。
30年後に死後の世界で成人したウンジャダカと再会し、自分のせいで息子を悪の道へと走らせた事を後悔していた。
世界中で迫害を受けている同胞を救うために奮闘してきた事は事実であるが、そのために取った手段は褒められたものではなく、協力者であったクロウがヴィブラニウムを強奪する過程で大勢のワカンダ人が命を落とす等、結果的に自身が憎む弱肉強食に加担してしまったのが皮肉と言える。
なお、本編では触れられていないものの、監督によればウンジョブの妻は何らかの理由で投獄されており、妻を脱獄させる事も革命の目的であった(生前の情勢を考えると不当逮捕の可能性が高い)。
ウンジョブの死後、妻も刑務所の中でこの世を去った事が語られている。