概要
エネマリとは、「カゲロウプロジェクト」に登場するエネとマリーのコンビ・カップリングタグ。
電脳少女とメデューサ少女。
一見正反対に見えるが、人間ではないという共通点のある二人である。
エネは不老不死で、マリーは人間に比べ寿命が遥かに長い。
また、エネは2年前から不老不死だが通常通り年を重ねていたら現在19歳、マリーは少なくとも現在140歳以上と、カゲロウプロジェクト内でも年齢の高い2人である(エネと同い年のコノハさえ除けば、メカクシ団のメンバーは彼女たちより全員年下)。
不老不死と長寿
上記の概要にある通り、エネは不老不死でマリーは極端に寿命が長い。
これは、「大切な人が自分を残して逝ってしまう」*「自分だけが成長できない」などの辛い共通点があり、特にマリーたちメデューサ一家に関してはその苦悩が作品内でも濃く描写されている。
エネ(とモモとシンタロー)がメカクシ団に入団して2日後の朝、マリーは携帯の中に住んでいるかのようなエネに興味津々で、勝手にシンタローの携帯をつついて彼女を呼び出そうとしていた。
好奇心旺盛とはいえ、極度の人見知りであるマリーが自分から進んで他人と関わろうとするのは非常に珍しいことである。
しかし携帯は充電切れでエネも現れず、マリーは充電器を探し始めるがなかなか見つからない。
そんなマリーを見かねたシンタローが、見つからないのなら無理して探す必要はないという意味のフォローで「むしろあいつ復活したらうるせぇしこのままでも全然……」とエネをぞんざいにするような発言をする。
するとマリーは普段の大人しい態度から急変し、「そんなこと言ったらかわいそうでしょ!」と強い口調でエネを庇った。
そして、「一人ぼっちは寂しいもん。きっとあの子もそう」と頬を膨らませて呟き、再び根気よく充電器を探し始めた(このあと充電器は無事見つかったが、すぐに朝食・外出となったためエネとの対面は保留に)。
マリーには何十年間も一人ぼっちで暮らしてきた過去があり、“画面から出られないエネ”のことを、過去の“家から出られない自分”と重ねている。
これはそんな彼女だからこそ解る気持ちであって、つい2日前に出会ったばかりの、しかも終始明るく騒いでいたエネにもそういった寂しさがきっとあると汲み取るのは、普通はなかなか難しいことではないだろうか。
こうして上記の、某魔女少女2人の最期を彷彿とさせるマリーの言葉をきっかけに、一部のファンがエネマリに可能性を見出だしたのである。
これからの2人の絡みに期待しよう。
ちなみにシンタローは、あくまで「充電器が見つけられないマリーを気遣って発言した」だけであって、悪気や他意は一切ない。
彼のデリカシーのなさは昔から有名であるので、大目に見てあげよう。
また、キツイことを言うかもしれないが、マリーの台詞で「みんなとさよならしたくないよ!」という台詞があるのだが、黒コノハなどが来ない限り決してひとりぼっちにはならない。