概要
エレンとアルミンは幼馴染であり、エレンにとってアルミンは恐らく唯一にして初めての親友である(父グリシャのセリフ「そんなんだから友達が一人しか出来ないんだぞ」から推測される)。
ミカサは同じ夢を共有する親友と言うより、幼馴染兼家族であり、訓練兵団同期の仲間は友人である。
アルミンがエレンに、祖父が隠し持っていた壁の外の世界について記された蔵書を見せて以来、エレンが外の世界に憧れを抱き、いつか壁の外へ共に冒険するという夢を持った。
二人は「壁の外に出たい」という思いを幼少より抱いていたが、壁内でそう考える者は「異端者」であり、その思想自体が禁忌であった。故に弱そうな容姿であったアルミンは町の少年達に虐められており、エレンはミカサと共に、そんな彼を庇い、よく殴り合いの喧嘩をしていた。
エレンにとってアルミンは、自身に外の世界を教えることで夢を与えた存在・夢を同じくする同志であり、トロスト区攻防戦では、自身の片足が巨人に食い千切られた状態にもかかわらず、彼を助ける為に立ち上がり、結果身代わりとなる形で巨人に呑み込まれた。
その後エレンが巨人化能力を発現し、トロスト区奪還戦に要として参戦した際、制御不能に陥りミカサの声も届かなくなるが、機転を利かせたアルミンの呼びかけ(及びエレンの原動力に対する問いかけ)に応え、人類を100年に亘る巨人との戦いに於いて、初めて勝利に導く事となった。
エレンとアルミンが調査兵団に入団した壁外調査以降は、エレンが知性有する巨人達から狙われるようになり、守り・守られる関係が逆転した。
エレンを守る為にアルミンは嘗ての同期(※ネタバレ注意)をも切り捨てる覚悟を決め、時に冷酷な決断を下すことも厭わない姿勢で戦いに臨む。
エレンとアルミンはいつも一緒にいており、中にはアルミンのことを「エレンとベタベタつるんでばっかで気持ち悪い」と思う者もいたほど。