エンリ(奈落)
やべーほうのえんり
「・・・」
フリーのホラーアクションゲーム－奈落－に出てくる主人公の少女である。
作中では、始まって早々、死体と血だらけの場所に落ちて血まみれになり、鉈を見つけ泣く、なにも喋らない等、謎多き少女。
しかしゲームが進むにつれ、過去の回想を時折挟みながら、どうしてこうなったか、ココがどこなのかが次第に分かっていく…
基本的に無口で無表情。
ただ決して感情がないわけではないらしく。時折泣いたり困惑したり、笑っている（？）顔を見せてくれる。
年齢は15歳の高校一年生
死体を見ても驚かず、表情を一つも変えずに死体を漁ったり、切ったりする等、高校生とは思えない程、逞しすぎる精神を持っている。
2024年6月28日にリリースされたリメイク版の回想にてルーカス曰く、成績は上から数えた方が早いぐらい頭が良いとのこと。
何故無口なのか分からず、奈落本編では終始何も話さなかったが…
ネタバレ（奈落）
落ちた場所は大きな屠殺場の様な研究所のような場所で、そこでエンリは大男に追われながら出口を目指す。
回想にて判明したのは
エマ、ルーカス、オリバーの三人が噂の"奈落"と呼ばれる施設に行こうとしていた。
そこでエマがエンリを誘い、四人で行くことに。
謎の施設に着いた途端、誰が最初に入るかで議論になるが、エマが無理やりエンリを行かせる。（このためにエマはエンリを連れてきた模様）
中に入り、お気に入りのドレスを脱ぎ、大穴を見つけた途端、大男に追われるオリバーに、庇われる形で大穴に落とされる…(この瞬間にエンリのハイライトは失われている)
という内容だった。鉈を見つけて泣いたのは、その鉈の持ち主がオリバーだったためである。
幾つものトラップを回避し、大男からも逃げきれたエンリ、地上に上がった際、「魔人の斧」を入手したか否かでエンディングが変わる。
「魔人の斧」を入手してない場合は、別の道から出てきた大男にあっけなく殺されてしまう…
が
「魔人の斧」を入手していた場合…
魔人の斧に選ばれ、覚醒
出てきた大男を一瞬にして葬り去り、施設をあとにした…
続編、奈落の一年後である奈落2に登場。（16歳）
スラム街で暮らしていたが、突如蜘蛛型の魔獣の襲撃に巻き込まれる。
前作にて手に入れた魔人の斧を駆使して、エーベルと共に異変の謎を突き止めて行く。
今回は心情を読み取ってくれるエーベルがいるため、彼が翻訳をしてくれる。
前作とは打って変わって多彩な表情を見せてくれるので、その表情の可愛さにも注目。
ネタバレ（奈落2）
話しが進むと、全くの謎だったエンリの正体が明らかになって行く。
- 魔人の力
魔人の斧に選ばれたことによりエンリは魔人へと昇華、奈落終盤以降、この力を使っていくことになる。
主な特徴（奈落2のテキストファイルから一部抜粋）
・長寿（寿命で死ぬ事が無い）
・強大な力を得られる（個人差がある）
・異能を得られる（ランク【上位魔人】以上の場合）
・恐怖をあまり感じない
・完全な魔人であれば理性、知識、その他の物も全てを残せる
・食事を必要としない。（食事をしても問題ない。）
・万年超健康（毒、放射線、病魔、洗脳、など全て無効）
・睡眠をとらなくても平気、寝ても問題ない（【中位魔人】以上）
・戦闘を好む（個人差がある）
と、若干チートじみた能力であるが、魔人の斧がないとこの効果を発揮できない。
壊れた際は消滅するが、また復活する。（さながら某退魔の剣を連想させる）
しかし、復活するまでは普通の人同然なので逃げることしかできない。
なお、作中では魔人としての凄まじい強さを見せつけてくれるが、同梱テキストによるとエンリの魔人のランクは【下位魔人】であることが判明する。
「魔人のランクとは何なのか分からない」という方は、こちらの記事にて記載されているので、気になる方はそちらの記事を参照すると良いだろう。
- 性格
ゲームを進めていくと聖人と言っていいほどの優しい性格をしていることがわかる。
前作奈落にてエマに施設に一人で確認に行かされた上に、落っこちて大変な目に会ったにもかからわず、本編でエーベルと共に蜘蛛型の魔獣に捕まったエマを助けに行き、さらに一年前の出来事を許しているというくらいである。しかも恨んでいないらしい。
本来であれば、エンリから制裁を加えられてもおかしくない行為をしたエマにこの天使とも言える対応にプレイした人は驚いたと同時に彼女への好感度が爆上がりしたことだろう。
まさに「罪を憎んで人を憎まず」である。
それ以外にも作中危険な場面では積極的に行動したり、自ら盾になるような立ち回りをするなども見られる。
因みになぜ無口なのか。これは単純に「人と話すのが恥ずかしいから」であることがエーベルとの会話で発覚。ただの恥ずかしがり屋だったことが判明した。
つまり何が言いたいかというと
エンリちゃんは強くて優しくてｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!
