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概要
褐色の肌にジャガーの体毛と耳と尻尾を生やした、キャット属の魔物娘。「ジャガーの戦士」とも呼ばれる。
「テスカトリポカ」という魔物を神として信奉しており、狂える程の獣欲の加護をその身に宿す狂戦士である。
テスカトリポカは「魔物は人間を喰らい蹂躙する姿こそが、人と魔の正しい在り方である」と説いており、その教えに忠実なオセロメー達は人間の男性を目にすれば（性的な意味で）襲い掛かるのは勿論、時として多くの獲物を求めて人間の集落を襲撃する事もある極めて危険な魔物である。
彼女達はしなやかで強靭な獣の肉体を使った勇猛苛烈な戦いを見せる反面、戦いに関しては非常に聡く、冷静な一面も持ちあわせており、その脅威性は計り知れない。
また、テスカトリポカより与えられた、魔石で作られたノコギリのような魔剣を扱う。この剣は肉体を傷つけることは無いが、かすめるだけでも獲物の魂をズタズタに引き裂く威力を持ち、それに伴う快楽の疼きで一切の戦意を消し去ってしまう。
そうして打ち倒した男性と、狂える獣の苛烈さをもって一切の容赦なく交わるのだが、「獲物は肉の一片から血の一滴まで無駄にせず、喰らうべし」という教えに従い、一度交わった男性は夫として片時も離さず傍に置き、その全てを喰らいつくすことに己の生涯全てを注ぐという。
オセロメーは夫を得ると、神への供物を捧げ続ける事と、より凶暴で強い獣欲を宿した新たな戦士を孕む事の二つの役目を与えられ、ひたすらに夫を犯し貪る生活を送る様になる。
テスカトリポカにとっては魔物が人間を犯す姿そのものが捧げものとなっており、オセロメーは祭壇で夫と交わる事で更なる獣欲の加護がもたらされ、常に空腹の獣のごとく夫と交わることを可能にするという無限ループが形成されている。
なお、テスカトリポカの教えでは、夫に対して甘えるような行為や献身的な愛情表現は、夫以外の者には決して見せてはならないとされている。あくまで「禁止」ではなく「秘密裏に行うべき」とされているのは、テスカトリポカもオセロメーも魔物である以上、そういった愛し方を否定する事も、欲望に抗う事もできないからではないだろうか。
そのためオセロメー達は、人前では夫に対して優位に振る舞う姿しか見せないが、二人きりになると甘えん坊で献身的な良妻賢母へ早変わりすると言われている。
