概要
『ネプテューヌVⅡ』の登場キャラクターである天王星うずめが女神化した姿で、荒廃した零次元で唯一確認できる女神である。
女神化前の男勝りでぶっきらぼうな性格や見た目から一転、所謂“ほにゃ系”の柔らかな性格へと変化する。敵であるモンスターを“わんわん”と呼んだり、マイペースで緊張感に欠けているように見えるが、本人は至って真面目。というより、本編での描写からこちらの方が素の性格のようである。
戦闘スタイルは女神化前と変わらず、メガホン型の武器による音波攻撃と素手による近接格闘戦が主である。
他の次元と異なる点
まず、前述の様に彼女が零次元唯一の女神である為、彼女の死は零次元の消滅に直結すると言う危険性が存在している。
更に、滅亡寸前まで追い詰められた零次元には、実は人間は一人も生存しておらず、本来ならば彼女はシェアエネルギーを供給できずに変身は不可能なはずである。ちなみに零次元の住民はスライヌやひよこ虫の様な比較的非力でうずめに守ってもらう事で命をつないでいるモンスター達のみであり、残りはうずめと敵対し世界の滅びを狙う凶暴なモンスター達やそのボス(後述)のみである。
そこで彼女は零次元のあちこちに散らばっているシェアクリスタルの欠片を入手し、そのエネルギーを使用する事で女神化を可能にしていた。
ちなみにうずめは前述の味方モンスターにクリスタルの探索・回収を依頼しており、モンスター達もうずめに恩義を感じている為快く協力している。
また、シェアクリスタルのあるところには比較的自然が残っており、劇中でも桜の花が咲き乱れている場所には多くのシェアクリスタルが存在しておりうずめ達は全て回収しない様に気を付けている。
シェアリングフィールド
零次元においてのオレンジハートの宿願、それは世界を滅亡寸前に追い込んだ宿敵であり凶暴なモンスター達を率いるダークメガミの打倒と自身の国の再興である。しかしダークメガミは30mを優に超える巨躯(公式サイトの用語集より)とそれに見合った強大な力を秘めており、打倒は非常に困難である。
そんな強敵を倒す為の切り札こそがシェアリングフィールドという異空間の生成・展開である。イメージとしては固有結界に近い。
オレンジハートの状態で左腕の円盤状の装備を展開し「シェアリングフィールド、展開!」と叫ぶことで生成される。
この空間内では女神達は強力な力を獲得でき、反対にダークメガミやうずめ達に敵対する者達はパワーダウンを余儀なくされる、まさしく対ダークメガミの切り札と言える技である。
ちなみにシェアリングフィールドは本作より導入された「巨大戦」の専用フィールドでもあり、実際にダークメガミとの戦闘は今までのネプテューヌシリーズの戦闘とは一味違った物になる。
ただし発動には膨大なシェアエネルギーが必要で、劇中でもその事でうずめ達が苦心する様子が見られた。しかし「零次元編」終盤にてうずめとモンスターとの絆や、別次元よりやってきたネプテューヌ達のうずめの勝利を信じる心によってとある打開策が見い出され、彼女たちは未来を切り開く為、強大な敵との戦いに臨む事になる。
余談
基本的にうずめにしか展開できないが、「心次元」編の超次元ルートではうずめから提供されたシェアクリスタルによってうずめ以外の者(人間でも女神でもOK)でも展開が可能となった。しかも展開宣言のみで展開できる。
ただし誰が展開するかで女神候補生やゴールドサアドの間で軽い喧嘩や心理戦が行われる羽目になってしまった。
最終的には、イーシャ(エスーシャ)スライヌマン&レディを利用しシェアリングフィールドの展開に成功した。
また、もう一人のうずめである暗黒星くろめには、ネガティブエネルギーを糧としており、女神としては異端すぎるからか、女神化した姿を持たず「くろめ版オレンジハート」という物は存在していない。
(なお、うずめとくろめとでは、くろめの方が本体に強くリンクされている)