概要
『でろでろ』に登場する妖怪。体色は緑色で、ガチャピンのような風貌をしている。
その名の通り映画監督であり、映画館「シネマ淵ヶ関」の館長も兼任している。
シネマ淵ヶ関のスタッフは皆妖怪。製作する映画は主にドキュメンタリー。映画館では映画を「監視制」で上映しており、自分の映画を敬わない人間たちを罰としてドブ川に流したりしている。
『ツチノコ大作戦』や『スカイフィッシュ大作戦』など未確認生物UMAをカントク自らが探す様子を撮影したドキュメンタリー映画を多数製作しているが、映画のラストで結局UMAは見つからずバッタを捕まえたことを自慢げに話して終了といった、シュールで意味不明な内容のものが多い。そのため主人公・耳雄など、大多数の人間からは非常に不評。だが中には耳雄の妹・留渦のようにカントクの映画を面白いと思う者も存在する。
普段は内気でおどおどしているが、映画館では人が変わったように観劇マナーに厳しくなる。
神経が図太いのか、自らの外見を気にすることなく原宿や歌舞伎町を堂々と闊歩したり、平然と中央線に乗って立川にある自宅に帰ったりしている。だが周りの人間からは非常に気持ち悪がられており、外見を馬鹿にされると号泣してしまう。