概要
プロトデビルンのガビルとグラビルが『禁断の合体』により一つとなった姿。
単なる合体ではなく、2体揃って1個体のプロトデビルンを為すという特殊な性質を有する彼らの本来の姿であり、この状態で初めて完全体となったと言える。
その姿はグラビルにガビルの特徴が受け継がれたものとなっており、全身が白い体毛に覆われ、巨大な羽が生えたことにより、『天使』のようにも見える外観となっている。
ちなみにガビルの姿も確認出来、グラビルの頭部から上半身が生えたように融合している。
その戦闘力は桁違いなまでのレベルに向上しており、惑星クラスの質量物を容易に粉砕せしめるパワーと火力を有し、サウンドウェーブの直撃もまるで意に介さない(一応ダメージは受けている)と、それまでのプロトデビルンたちが霞んでしまうほどの戦闘力を誇る。
しかし、その強さと引き換えに急速にスピリチアを消耗してしまうために肉体に掛かる負担が非常に大きく、長時間の合体維持が不可能であるという欠点も存在する。
その気になれば限界を超えて合体し続けることも可能だが、スピリチアを消耗し続けるため、最悪命にすら関わる危険な行為となっており、故に『禁断の合体』とされている。
また、余りにも高すぎる戦闘力故に加減が利きにくく、『人類を生かしてスピリチアを恒常的に確保するための家畜にする』という目的で行動している中にあっては、対象の完全殲滅に特化した本形態は適しているとは言い難く、専らサウンドウェーブを強引に凌ぐための手段に使われた。
ガビグラゴ
OVA版に登場したガビグラの強化形態。『禁断の合体』にナッターバルゴを加え、ガビグラをも上回る戦闘力を誇るようになった姿。
素の力で既にガビグラを凌駕しているが、更にナッターバルゴの機能であるサウンドウェーブを無効化するバリアを展開することが可能となっており、抵抗力が上がっただけだったガビグラとは異なり、文字通りサウンドウェーブを完全に防いでしまう。
しかし、その分スピリチアの消費速度は更に加速、肉体に掛かる負担は更に増大しており、合体可能時間はますます短くなっている。