嵐を抜けた第十四護衛戦隊は護衛すべき輸送船団MP54と合流します。しかし、その直後艦娘母艦〈越後〉が被雷、潜水艦の制圧のため出撃した由良たちはむごいものを目にします。 コミックマーケット91で発行した艦これ二次創作小説同人誌「女王陛下の護衛戦隊」（https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60273413）に少々手を入れたものになります。 また、同内容のものを[増補版]として5/6に開催される「砲雷撃戦　よーい！」のスペース番号D-10、"March Rabbit's"にて委託頒布を行いました。むへどるり氏力作の表紙イラストやカバー、また、工夫を凝らした装丁などこちらもPixivでの公開では伝えきれない魅力がありますので、興味がありましたら手に取っていただけると幸いです。現在、Boothにて通販を行っています。（https://sunflower-yasima.booth.pm/items/851121）

除夜の大和主砲一斉射事件から2日経ち、ここは鎮守府にひっそりと佇むＢＡＲ。本日のマスターガンビアベイとお酒を飲みに来た大淀が何か話しているようです。このふたり、一体何を話すのか。

うん、カメラを始めてみたら面白くなってね。おかげで写真が随分増えたんだ。何を撮ってるかって？　休みの日や出撃がない時の、友達のいつもの日常さ。新聞を出してる青葉さんやカメラ趣味もある提督みたいに上手じゃないって言えばそうかもしれないし、絵日記の挿絵みたいな写真は在り来たりって言えばそうさ。「インスタ映え」なんて言葉とも無縁と言えばそうかもね。でも何気ない日常の一コマでも僕や写された娘にとって、一枚くらいはかけがえのない写真があるだろうし、時が経ってもう一度見直してみると印象が変わるってこともきっとあるって、僕はそう思う。提督にも、 「『量のない質はない』って君みたいにスナップを撮ってる有名な写真家も言ってたよ。何枚、いや何十枚何百枚も撮って見直して反省して、より良い写真を目指してごらん」 って言われたしね。それじゃあ僕がカメラを完成させた次の日の写真から見てもらおうか……。