物語
隣り合う岩と山の国・獣人国(カルナ)と水の緑の国・角人国(ホルン)は遥か昔から戦争を重ね、疲弊の末に休戦協定を結ぶ。それから6年、再び不穏な噂が広まりつつある時世に獣人国王子ロウと角人国王女シュクルは政略結婚し、角人国の離宮ガーデンスフィアで暮らすことが決まった…
登場人物・その他
ロウ・エズル・カルナ
獣人国第3王子で16歳。獣耳は狼耳。
王族らしからぬフランクな言葉遣いで真っ直ぐな性格は時に天然に片足を突っ込んでいるが、根深い感情問題を溶かす力にもなる。
シュクル・ラディレスト・ホルン
大きな済んだ瞳と角に巻き付いた髪が印象的な角人国の第1王女。10歳。角は竜のような形状。
気丈な性格だが自身の恋愛が絡むと狼狽える。またチビと言われると怒る。
キィス
獣人国から付いてきたロウの従者。何でもほぼ完璧にこなすが、料理だけは(ある一品を除いて)壊滅的。
グラナダ
シュクルお付きのメイド兼護衛。シュクルを溺愛するあまり危ない言動も多いが、非常時には頼りになる。
黒い影
中盤では各話のラストに現れ不穏な引きから何もない…というのを何度か繰り返すが、やがてある事件を起こし、物語はクライマックスに向かっていく…
角人族
頭部に2本の角がありその形状は多様。人口が多く集団主義の傾向あり。
獣人族
頭の上に獣耳がありその種類は多様。側面に人間風の耳もありいわゆる四つ耳。人口は少なく個人主義的な傾向。