概要
事の発端はMLP:FIM29話「Lesson Zero(邦題:トワイライトがピンチ!)」。
プリンセス・セレスティアに提出するはずのレポートをすっかり忘れていたトワイライト。
もしレポートが提出できなければ、自分が魔法幼稚園に送り返されるのではないのかと危惧してしまう。助手であるスパイクは、「君は優秀だから一回の提出忘れでそこまでの処遇は下さない」と窘めるも、これをトワイライトは「日没までにレポートを提出すればいいだけ」と間違った方向に解釈し、「日没までに友人の悩みを解決することでレポートを仕上げよう」と思いつき、行動を開始する。
…しかし友人たちは悩みを抱えているどころかひょんなことから自己解決してしまったり、或いはそもそも悩みとは無縁な姿ばかり。
焦りにより次第に壊れていくトワイライト。しまいにはただ縄跳びで遊んでいるだけの子供が自分を嘲笑しているという幻覚まで見るようになってしまう。
このとき次第に壊れていくトワイライトの表情に、テレビの前の小さな子とブロニーが戦慄を覚えたのは想像に難くない。
幾らトワイライトが本作の主人公であるとともに実質顔芸担当とは言え、あの表情はヤバすぎる。特に"最終段階"の表情はSAN値直葬にも程がある。
そして遂に「悩みがないなら原因を作ってしまえばいい!」と思いつき、とある凶行に及ぶ。
その結末は…。
その結末(ネタバレ注意!)
万策尽きた彼女は、なんと自分が昔遊んでいたぬいぐるみ、「おしゃれパンツ君(原語版ではスマーティーパンツ)を取り出し、それをボール遊びをしていたCMCに奪い合いの喧嘩をさせることで「分かち合いの精神を学ばせる」というマッチポンプに走ってしまう。しかし、彼女の狂気に怖気づいてしまったのか、はたまた年上である彼女の親切心を無下にするわけにもいかないのか、ぬいぐるみを奪い合うどころか押し付け合う始末。
これでは意味がないと考えたトワイライトは、得意魔法である「何でも欲しくなる魔法」をぬいぐるみにかけ、「他の何よりもおしゃれパンツ君が好きになる」と無理やりおしゃれパンツ君に興味を向けるよう仕向ける。
この目論見は成功し、直前までぬいぐるみを押し付けあっていたCMCは一転して奪い合いの喧嘩を始めてしまう。
その後急にいつもの調子に戻り、年上として大事な教訓を学ばせようとするも、魔法の威力は想像以上に凄まじく、もはや教訓を述べるどころではない状況に。なんとかその場に居合わせたビッグマッキントッシュにぬいぐるみを取り上げてもらい、事態は収束した...
...が、そのビッグマッキントッシュも魔法の毒牙にかかってしまい、挙句の果てにはぬいぐるみを見た住民たち、果ては市長までもがぬいぐるみを奪い合う地獄絵図までに発展してしまう(レインボーダッシュも危うくぬいぐるみを見そうになるも、とっさにトワイライトが目を伏せたことで事なきを得た)。
幸い、騒ぎを聞きつけたセレスティアの介入でなんとか騒ぎは収まり、ぬいぐるみを奪い合っていた住民はそそくさと退散した(が、約一名はおしゃれパンツ君が気に入ったのか、どさくさに紛れて持ち帰っていった)。
だが、日没になったことでレポートの提出期限は過ぎてしまい、更にセレスティアに図書館で話があると呼び出されてしまう。
一同は「明日から魔法幼稚園に居る」という発言から、トワイライトに会えなくなってしまうのではないかと危惧する。
最終的に、(そもそもセレスティアは「毎週手紙を出す必要はない」としており、元から彼女に対して処遇を決める予定はなかった為、勘違いによる介入ではあったが)友人たちの彼女に対する姿勢を見たことで、「トワイライト個人が手紙を書くのではなく、全員で手紙を書く(その上、提出するのは教訓を見つけた時のみでよい)」という方針に転換。
なお、「なぜ自分が困っていると知ったのか」という質問に対してセレスティアは、スパイクがトワイライトの危機を知らせる手紙を独断で送信したことを伝え、「素晴らしい友達を持った」とスパイクを称賛し、去っていった。
最後に劇中では初となる全員でレポートを書く場面で幕を下ろした。
このエピソードにおいて、「各話ラストにおける教訓はトワイライト以外も書く」という方向が確立した。
余談
この回での冒頭でのトワイライトの発言が、二次創作において「暴君セレスティア」を誕生させるきっかけの一つともなっている。
関連イラスト
関連動画
原語版のキチトワイ
日本語版のキチトワイ
関連タグ
マイリトルポニー MLP My_Little_Pony トワイライトスパークル
顔芸/変顔 SAN値直葬 キャラ崩壊 精神崩壊 暴走 マジキチ みんなのトラウマ
何がクリスマスじゃあい!こちらも、該当エピソードにおける主人公の凄まじい迷走ぶりが目立つ回つながり。